家づくりの失敗談を集めていて、いちばん多いのは「業者の言い値をそのまま信じた」というパターンです。
相見積もりを取っていれば防げたはずの後悔を、私は数えきれないくらい聞いてきました。
ただ、比較しようにも「正しい情報がどこにあるのか分からない」という声も多いんですよね。ネットで検索して出てくるのは業者の宣伝ページばかりですから。
ここには、私が普段から確認している公的機関・相談窓口をまとめました。制度やお金の最終確認は、必ずこちらの一次情報でお願いします。
家づくりで迷ったら見るサイト
並びは「困ったときの相談先→業者の見極め→性能とお金」の順にしています。上から順に、必要なところだけ見てもらえれば大丈夫です。
住まいるダイヤル

国土交通大臣指定の、住まいの相談窓口です。新築の欠陥やリフォームのトラブルを、建築士に電話で相談できます。
業者ともめてから慌てて相談先を探す人が本当に多いんです。何もないうちに、ここの存在だけでも覚えておいてほしいです。
国民生活センター

契約を急かされた、解約したいのに応じてもらえない。そういう消費者トラブル全般の相談先です。過去の相談事例も検索できます。
契約書にサインしてから青ざめた、という話を何度も聞いてきました。住宅は金額が大きいぶん、傷も深くなります。迷ったら契約前にここです。
ネガティブ情報等検索サイト

国土交通省が運営している、建設業者などの行政処分歴を検索できるサイトです。社名を入れるだけで過去の処分が出てきます。
営業マンの感じの良さと、会社の中身は別物です。契約前に社名を検索するだけなら数分で終わるので、私は必ずここを見るよう勧めています。
全国宅地建物取引業協会連合会

ハトマークで知られる、不動産業界の団体です。土地や建売の取引の基礎知識がまとまっていて、無料の不動産相談も案内しています。
注文住宅だと土地の契約が家より先に来るのに、土地の勉強はあと回しになりがちなんですよね。土地から探す人ほど先に読んでほしいサイトです。
日本ホームインスペクターズ協会

住宅診断(ホームインスペクション)の専門家団体です。中古住宅の購入前や、新築の引き渡し前のチェックを頼む人を探せます。
引き渡しのあとに不具合を見つけても、言った言わないになりやすいんです。第三者の目を入れてから引き渡しを受けた人は、後悔が少ない印象です。
住宅性能評価・表示協会

耐震等級や断熱等級といった、住宅性能表示制度のことが分かるサイトです。等級の意味や評価の仕組みを確認できます。
「うちは高性能です」という営業トークは、等級の数字で確かめられます。言葉ではなく数字で比べる。相見積もりの基本だと思っています。
住宅金融支援機構

フラット35を扱っている公的機関です。金利の推移やローンのシミュレーションなど、お金まわりの一次情報がそろっています。
住宅ローンを業者提携の1社だけで決めてしまう人、多いんですよね。家本体と同じで、ローンも比べてから決めるものです。
実際にやり取りをした事業者さん
ここから下は、僕がサイトを読んで「この会社なら読者に紹介したい」と思い、自分から連絡を取ってやり取りをさせてもらったところです。掲載料はいただいていません。
住宅検査カノム(名古屋・浜松)

施主側に立つ第三者の住宅検査・欠陥調査の専門会社です。新築の工事中検査から完成検査、中古住宅の購入前検査、欠陥住宅の調査まで対応されています。
すごいのは情報の出し方です。よくある欠陥工事の写真集や検査事例集をサイトで惜しみなく公開されていて、どんなミスが実際に起きるのかが素人でも具体的に分かります。代表の長井さんは「本当は防げる欠陥住宅」(日経BP社 )の著者で、この分野の第一線の方です。
手抜き工事が不安な方はもちろん、すでにトラブルが起きてしまった方の調査や技術的な支援まで掲げているのが心強いところです。名古屋を拠点に浜松にもオフィスがあります。家づくりの安心を買うつもりで、一度サイトを見てみてください。
掲載のご相談について
住宅・不動産・リフォームに関わる事業者さま、同じテーマで発信されている運営者さまからの掲載のご相談をお受けしています。
掲載料はいただいていません。かわりに、そちらのサイトからもこのページをご紹介いただく相互掲載の形でお願いしています。
ご連絡は 222@jutaku-aimitu.com までお願いします。掲載後の取り下げも、ひとことおっしゃっていただければすぐ対応します。
なお、読者の不利益になりそうな内容だと判断した場合は、お断りすることがあります。ここは読者のために作っているページなので、そこだけはご了承ください。
住宅検査カノム(有限会社カノム)

有限会社カノムは、名古屋と浜松にオフィスを構える、一級建築士による第三者住宅検査の専門会社です。代表の長井良至さんは26年間で累計6,207件の検査を手がけ、大手検査会社が見落とした欠陥を発見した実績も持つ実務家です。
営業スタッフを置かず、土日検査や24時間受付にも対応。検査だけで終わらず、紛争になった施主への技術的支援まで業務に掲げているのが特徴で、『欠陥住宅を買わせない、造らせない、直させる』という活動方針のもと、よくある欠陥工事の写真集や検査事例集をサイトで公開しています。
著書『ホントは防げる欠陥住宅』(日経BP社)を出版し、『日経アーキテクチュア』にも連載中。CBCテレビ「チャント!」への出演や、100万回超の再生を記録したYouTube動画もあり、9月には新書の発売も予定されています。