「◯日に上棟です」と言われたはいいものの、施主が何をすればいいのかは誰も説明してくれない。そのまま夜に検索しているところだと思います。
先に結論です。相場を調べるより先に、住宅会社の方針を聞いてください。ご祝儀を受け取らない会社があり、差し入れの人数も会社しか知らないからです。
ネットに出ている金額は、地域も時代も会社もばらばらの話が混ざっています。そのまま真似すると、渡す場面がなくて封筒を持ち帰ることになります。
この記事では、当日やること3つ、ご祝儀と差し入れの決め方、上棟で迷った5人の実話、平日で行けないときの考え方までまとめます。
上棟式そのものをやるかどうかは、法律で決まっていることではありません。やらない選択も、普通にある選択です。
あいみつ|「みんなの住宅失敗談」運営者。35歳・会社員(住宅・不動産業界の人間ではありません)。
- 2022年に35坪4LDKを建築
- 総額は約4,200万円
- 1社契約で350万円高くついた
- 2026年に不動産一括査定5社を実測
- 査定差は330万円
- 家づくりの失敗談を集めて発信中
合言葉は「家を買うときは必ず相見積もりを取れ」。プロフィールの続きを読む
上棟の日に施主がやることは3つだけ

当日の役割は、思っているより少ないです。工事は職人さんが進めるので、施主がやることは3つに絞れます。
順に見ていきます。
会社の方針を先に聞く
上棟の3日前までに、現場監督か営業に連絡して3つ聞いてください。これが全部の前提になります。
- ご祝儀を受け取る方針か
- 当日は何人が入るか
- 何時から何時までか
聞き方は難しく考えなくて大丈夫です。「上棟の日のことで教えてください。御社では施主からのご祝儀や差し入れはどうされていますか」。これで通じます。
ご祝儀を一律で辞退している会社は実際にあります。受け取りに関する社内のきまりがある場合で、これは施主が悪いわけでも、職人さんが冷たいわけでもありません。
人数を聞くのも大事です。上棟はクレーンを使って一気に組み上げるので、普段より人が多く入ります。大工さんだけでなく、レッカーの操作をする人や、応援で来る人も含まれます。
悩む男性ご祝儀って、聞いてから決めていいものだったんですね。
顔を出してあいさつする
2つ目は、現場に顔を出してあいさつすることです。これがいちばん意味のある行動だと思っています。
職人さんからすると、施主が来るかどうかで現場の空気が少し変わります。手を抜く抜かないの話ではなく、誰のための家かが見えているほうが、やりやすいということです。
差し入れを持って行くなら、朝の作業が始まる前がいちばん確実です。8時前後に集合する現場が多いので、時間は前日までに聞いておいてください。
行く時間は、朝の作業が始まる前か、10時前後の休憩に合わせるのが動きやすいです。作業の真っ最中に長く立ち話をすると、かえって手が止まります。
服装は汚れてもいい靴と長ズボンで十分です。ヘルメットは現場に用意があることが多いですが、無い現場もあるので、これも先に聞いておいてください。小さい子どもを連れて行くなら、敷地の中に入れず、道路側から見るだけにしておくほうが安全です。
あいさつの言葉も、凝らなくて大丈夫です。今日はよろしくお願いしますと、暑い中ありがとうございます。この2つで足ります。
写真を残しておく
3つ目は写真です。上棟の日から壁がふさがるまでの数日間しか、家の骨組みは見られません。
壁ができてしまうと、柱の位置も、筋交いの入り方も、金物も、二度と見えません。記念の意味だけでなく、後から確認したいことが出たときの資料にもなります。
撮っておくと役に立つのは、各部屋の四隅、配管や配線の通り道、階段まわり。それと、家の外から全体が入る位置で1枚です。
ただし、作業中の職人さんにカメラを向け続けるのは避けてください。人が写り込むのは仕方ないとして、正面から撮るなら一声かけるだけで印象が違います。
家づくり全体の流れの中で今どこにいるのかを確かめたい人は、注文住宅の流れと始め方7ステップで前後の工程を見ておくと、次の準備が読めるようになります。
ご祝儀と差し入れの決め方


ここが一番迷うところだと思います。金額の正解を探すより、決め方の筋道を持つほうが早く片がつきます。
ひとつずつ説明します。
相場より会社の方針が先
ご祝儀の金額を検索すると、いろいろな数字が出てきます。ただ、その数字が自分の現場に当てはまるかは別の話です。
理由は3つあります。地域の慣習が違うこと、会社の方針が違うこと、そして上棟式をやるかやらないかで場面そのものが違うこと。この3つがそろわないと、金額だけ持ってきても使えません。
だからこの記事では、全国共通の相場としての金額を書きません。書いても、あなたの現場で外れる可能性のほうが高いからです。
代わりに、聞き方をもう一段具体的にしておきます。「他のお施主さんはどうされることが多いですか」。これが一番答えてもらいやすい聞き方です。相場を教えてくださいと聞くより、現場の実際が返ってきます。
そして、渡さなくても工事の質は変わりません。品質は契約と設計と検査で担保するものです。心づけで買えるものではない、と考えておいてください。
差し入れは人数から逆算
差し入れは、金額ではなく人数から決めます。何人来るかを聞いていれば、あとは単純な計算です。
飲み物は1人あたり2〜3本で見ておくと足りなくなりにくいです。上棟は朝から夕方まで動くので、途中で追加が要ります。夏なら3本でも足りないことがあります。
中身は、冷たいお茶とスポーツドリンクを中心に、常温の水を少し混ぜるのが無難です。全部が甘い飲み物だと、後半に残ります。
置き場所は監督に確認してください。現場によっては資材で埋まっていて、置ける場所が限られます。クーラーボックスか発泡スチロールに氷と一緒に入れて、指定された場所に置かせてもらう形が多いです。手渡しで回る必要はありません。むしろ自由に取れる形のほうが、職人さんは取りやすい。
冬の上棟なら中身が変わります。温かいお茶やコーヒーを保温のポットで持って行くか、缶を保温ケースに入れる形にしてください。冷たいものだけだと、ほとんど減りません。
食べ物を出すかは、会社に聞いてから決めてください。昼食を各自で用意して来る現場もあり、その場合は用意しても手つかずで残ります。



余った飲み物は、そのまま置いて帰れば翌日以降に飲んでもらえます。
親世代との温度差を埋める
もうひとつの悩みが、親世代との考え方の違いです。「上棟式をやらないなんて」と言われて困っている人は少なくありません。
親世代が建てた頃は、上棟式をして餅をまいて、職人さんに食事を出すのが一般的な地域が多くありました。その記憶があるので、省略することに違和感を持たれます。
ここで有効なのは、自分の意見ではなく会社に聞いた事実として伝えることです。「工務店さんに確認したら、最近は簡単に済ませる形が多いそうです」。これで角が立たずに収まることが多い。
順番が大事です。先に会社へ聞いて、返ってきた内容をそのまま伝える。聞かずに会社のせいにすると、あとで親が直接聞いたときに食い違います。
それでも納得しない場合は、略式という形もあります。棟上げが終わったあとに施主と会社の人だけで簡単にあいさつをして、飲み物を配って終わり。30分もかかりません。
やるかやらないかは、宗教的な正しさの話ではありません。自分たちが納得できる形かどうかで決めて大丈夫です。
上棟で迷った5人の実話


ここからは、サイトに届いた上棟の話です。実際に集めた体験談を、個人が特定されない程度に一部再編集したものです。
順番に読んでみてください。
封筒を用意したが辞退された
のし袋を人数分、前の日の夜に用意しました。名前も筆ペンで書いて。
当日の朝、現場監督さんに「これ、皆さんにお願いします」と渡そうとしたら、両手で止められました。うちは受け取らない決まりになっていますと。
気まずいというより、頭が真っ白になりました。断られるという可能性を一度も考えていなかったので。前の日に妻と、包む額でちょっと話し合ったりもしたんですよ。
その封筒、まだ引き出しに入っています。捨てるのもなんか違う気がして。名前が書いてあるやつだけ処分しました。中身は結局、その月の生活費に混ざりました。
妻には車の中で「断られたわ」とだけ言いました。妻は「へえ、そういうのあるんだ」で終わりで、こっちが一人で引きずっていただけでした。
そのあと監督さんが「お気持ちはちゃんとお伝えしますので」と言ってくれたんですけど、それがまた申し訳なくて。こちらが渡そうとしたせいで、相手に気を遣わせてしまった形になったので。
飲み物はもちろん受け取ってもらえました。監督さんが「こういうのはすごくありがたいです」と言ってくれて、少し救われました。
今になって思うと、聞かなかった自分の問題です。そういう決まりがある会社なんだな、で終わる話なのに、事前の一本の電話をしなかった。
36歳です。家は無事に建っています。あの朝の空気だけ、たまに思い出します。(36歳・男性)
式は省いて飲み物だけ
上棟式はやりませんでした。最初から夫婦でその方向で一致していたので、迷いもなかったです。
うちは共働きで、土日に子どもの用事も入るし、そこに親族を集めて式をやる体力がなかった。それだけの理由です。神様に失礼とかは、正直あまり考えませんでした。
当日は朝と、夕方の終わりぎわに顔を出しました。飲み物を段ボール2箱分と、氷を入れたクーラーボックス。あとは個包装のお菓子を少し。
夕方に行ったら、骨組みが全部立っていて。朝は基礎だけだったのに。あれは想像していたより、ぐっと来ました。子どもが「これ、うちの二階?」と聞いてきて。
職人さんに「ありがとうございます」と言われて、こちらのほうが恐縮しました。上で作業している方が下を見て軽く会釈してくれたのも覚えています。あの高さで手を止めさせてしまったなと、あとで思いました。
飲み物は8割方なくなっていました。夏だったので。残った分はそのまま置いて帰りました。
親には事後で伝えました。何も言われませんでした。むしろ写真を送ったら喜んでいて、拍子抜けしたというか。先に相談していたら、たぶん違う展開になっていたと思います。
33歳です。式をやらなかったことを、今のところ後悔していません。(33歳・女性)



やらない選択も、ちゃんとある選択です。
親に言われて略式でやった
父が譲らなかったんですよ。上棟式はやるものだと。
私は正直やらなくていいと思っていました。妻も同じ意見で。でも父が「金は出す」とまで言い出して、それを断るのもなんだかなと。
工務店さんに相談したら、略式でよければ対応できますと言われました。棟が上がったあとに、施主と工務店の人だけで簡単にあいさつをして、お神酒を四隅にまくくらいの形です。20分くらいでした。
父は来ました。母も来ました。餅まきはしませんでしたが、父は満足そうでした。何が満足だったのかはよく分かりません。たぶん形式があること自体だったんでしょうね。
妻は最後まで乗り気ではありませんでした。当日も一歩下がったところに立っていて、写真にもほとんど写っていません。そこは私が押し切った形なので、いまだに引っかかっています。
費用は、お神酒と、あと供え物を少しで済みました。金額としては大きくなかったです。時間のほうがコストだった気がします。
やってよかったかと聞かれると、分かりません。やらなくても同じ家が建っていたと思います。ただ父が元気なうちにあの場に立てたことは、悪くなかったのかなと。
44歳です。折れるのも手だな、という話でした。(44歳・男性)
平日で行けなかった
上棟の日が火曜日でした。夫も私も仕事で、どうやっても抜けられなくて。
日程をずらせないか聞いたんですけど、クレーンの手配と職人さんの人数を押さえている関係で難しいと言われました。それは仕方ないです。
それで、飲み物だけ前日に現場に届けました。監督さんに預けて、当日皆さんに配ってくださいとお願いして。メッセージカードみたいなものも一枚添えました。今思うとちょっと恥ずかしい。
当日は監督さんが写真を20枚くらい送ってくれました。昼前と、夕方と。骨組みが立っていく様子が分かって、仕事の合間に何回も見ました。会議中にも見ていました。
ただ、正直に書くと、その日の午前中はずっとそわそわしていました。今ごろ柱が立っているんだろうな、と思いながら普通に会議に出ているのが、なんとも言えない感じで。
週末に現場へ行って、そのときに改めてあいさつしました。数人だけ残って作業されていて、その方たちに直接お礼が言えたのはよかったです。
立ち会えなかったことを気に病んでいたんですけど、監督さんに「平日の現場は施主さん来られないほうが多いですよ」と言われて。ああ、そうなんだと。
37歳、フルタイムです。行けないなら行けないなりのやり方がありました。(37歳・女性)
人数を読み違えて足りず
5人くらいかなと勝手に思っていました。実際は11人いました。
大工さんが4人と聞いていたので、それを基準に飲み物を15本くらい買って行ったんです。でも当日はレッカーの方、応援の大工さん、板金の下見の方まで入っていて。
10時の休憩の時点でほぼ空になりました。焦って近くのドラッグストアまで走って、ケースで買い足しました。7月の終わりで、めちゃくちゃ暑い日でした。
買い足したのは正解だったと思うんですけど、あの走っている最中は、なんで聞かなかったんだろうと自分にイライラしていました。人数なんて、聞けば3秒で分かる話じゃないですか。
ちなみに、追加で買ったのは全部スポーツドリンクにしました。最初に持って行った甘いコーヒーが、あまり減っていなかったので。あれは読み違いでした。
戻ったときには休憩が終わっていて、皆さんもう作業に戻られていました。置いておきますねと声をかけるだけで済んだんですけど、あの慌てぶりは見られていたと思います。
今は住んでいますけど、あの日の駐車場から現場まで、ケースを両手で運んだ感じをまだ覚えています。腕が痛かった。
40歳です。人数と天気だけは先に確認してください。(40歳・男性)
上棟に行けないときの判断


平日に組まれることも多いので、行けない人は普通にいます。行けないこと自体は問題になりません。
順番にいきます。
日程はまず動かせない
上棟の日は、施主の都合で動かしにくい日です。会社が意地悪をしているわけではありません。
クレーンの手配、応援の職人さんの確保、材料が現場に届く日。この3つが同じ日にそろって初めて成立します。1つずらすと全部がずれるので、土日に寄せるのは現実的でないことが多い。
雨天で延期になることもあります。その場合の連絡がいつ来るかだけは、先に聞いておいてください。有給の申請を出している人は、延期のときの扱いを考えておく必要があります。
どうしても立ち会いたいなら、日程が決まる前に伝えておくのが唯一の手です。決まってからの相談は、まず通りません。
前日に預ける形にする
行けないと決まったら、差し入れは前日までに会社へ預けます。当日に届けるより確実です。
現場に直接置いてくる形でもいいですし、営業所に持って行って監督に渡してもらう形でもいい。どちらがやりやすいかは会社によるので、これも聞いてください。
一言メッセージを添えると、預ける形でも気持ちは伝わります。長い手紙は要りません。よろしくお願いしますの一文で十分です。
あわせて、当日の写真を送ってもらえないか頼んでおいてください。快く送ってくれる監督が多いですし、後から見返せる記録になります。



写真をお願いしておくだけで、当日の受け取り方がまるで変わります。
週末に見に行けばいい
当日に行けなくても、その週の週末に現場を見に行けば十分です。骨組みはまだ見えています。
作業がない日に入っていいかどうかは、先に確認してください。安全上の理由で、勝手に入らないよう言われる現場もあります。
このタイミングで見ておきたいのは、コンセントや照明のスイッチの位置です。図面の上では分からなかった高さや距離が、実際に立つと見えてきます。違和感があれば、この段階なら直せることがあります。
この先も、打ち合わせと現場の確認はまだ続きます。回数が増えて判断が鈍ってきたと感じたら、注文住宅の打ち合わせに疲れたときの抜け出し方を読んでみてください。僕は16回目あたりで完全に判断が雑になっていました。
上棟の頃には、現金で用意しないといけないお金も見えてきます。手元の現金が心細い人は、注文住宅の諸費用は現金でいくら必要かで、この先に出ていく分を先に数えておいてください。
なお、これから家を建てる段階でこの記事を読んでいる人は、会社選びの時点で比べておくほうが効きます。上棟の差し入れ数万円より、会社ごとの標準仕様と総額の差のほうがはるかに大きいからです。契約前なら、審査を通った会社のカタログをまとめて請求できる持ち家計画が無料で使えます。すでに着工している人には関係のない話なので、読み飛ばしてください。
上棟についてよくある質問


上棟の前に、よく届く質問をまとめました。
- 上棟の日、施主は何をするのが正解ですか?
-
顔を出してあいさつし、差し入れを置き、骨組みの写真を撮る。この3つで十分です。工事そのものは職人さんが進めるので、施主が手伝う場面はありません。何より大事なのは、3日前までに会社の方針と当日の人数を聞いておくことです。
- 上棟のご祝儀は渡さないと失礼になりますか?
-
失礼にはなりません。そもそも受け取らない方針の会社があり、渡そうとして辞退されることもあります。渡す渡さないで工事の質が変わることもありません。まず担当者に、御社では施主からのご祝儀をどうしているかを聞いてください。
- 上棟の差し入れは何本くらい用意すればいいですか?
-
人数から逆算してください。1人あたり2〜3本で見ておくと不足しにくいです。上棟は大工さん以外にクレーンの操作をする人や応援の職人さんも入るため、聞いていた人数より多いことがあります。夏場はさらに増やしてください。
- 上棟式はやらなくても問題ありませんか?
-
問題ありません。上棟式は法律で決まった手続きではなく、やらない施主も多くいます。工事の進行にも影響しません。親世代から言われて困る場合は、会社の方針としてこういう形にしていると伝えると角が立ちにくいです。
- 上棟に立ち会えない場合はどうすればいいですか?
-
前日までに差し入れを会社へ預け、当日の写真を送ってもらえないか頼んでおいてください。平日に組まれることが多いので、立ち会えない施主は珍しくありません。その週の週末に現場を見に行けば、骨組みはまだ見られます。
- 上棟の日程は土日にずらしてもらえますか?
-
難しいことが多いです。クレーンの手配、応援の職人さんの確保、材料の搬入日がそろう必要があるためです。どうしても立ち会いたい場合は、日程が決まる前に希望を伝えてください。決まってからの相談はほぼ通りません。
- 雨が降ったら上棟はどうなりますか?
-
小雨なら実施し、強い雨や風の日は延期になるのが一般的です。判断は当日の朝になることもあります。有給を取って立ち会う予定の人は、延期の連絡が何時ごろに来るのかを先に確認しておいてください。
- 上棟の日に子どもを連れて行っても大丈夫ですか?
-
連れて行くこと自体は問題ありませんが、敷地の中には入れないほうが安全です。上空で材料が動き、足元にも資材や工具が置かれている状態なので、道路側から見るだけにしてください。滞在も短めにするのが無難です。
- 上棟の日に写真は撮っていいですか?
-
撮って構いません。骨組みだけが見える貴重な日なので、各部屋の四隅、配線や配管の通り道、階段まわりを残しておくと後で役に立ちます。ただし作業中の職人さんに正面からカメラを向けるときは、一声かけてください。
- 上棟のあと、施主は次に何をすればいいですか?
-
壁がふさがる前に現場を見て、コンセントとスイッチの位置を確認してください。図面では分からなかった高さや距離が、実際に立つと見えてきます。違和感があればこの段階なら直せることがあるので、気づいた時点で監督に伝えてください。
まとめ:先に聞けば当日は困らない


上棟で施主が何をするかは、会社に聞けば9割片づきます。相場を探し回るより、一本の連絡のほうが早いです。
あらためて、この記事の内容をまとめます。
- 3日前に会社の方針を聞く
- ご祝儀は辞退の会社もある
- 差し入れは人数から逆算
- 上棟式はやらなくていい
- 行けない日は前日に預ける
今日届いた5人の話に共通していたのは、金額で失敗した人がいなかったことです。つまずいていたのは全員、聞いていなかったことでした。
家づくりは、聞けば教えてもらえることを、聞かずに想像で埋めた分だけ苦しくなります。僕の350万円も、根っこは同じでした。



上棟の日は、施主にとっては眺めているだけでいい日です。
今日やることは1つです。現場監督か営業に、方針・人数・時間帯の3つを聞くメッセージを送る。3分で終わります。
そのあとは、当日の天気を見て飲み物の数を決めるだけです。準備としてはそれで十分です。
上棟は、図面でしか見ていなかった家が、はじめて大きさを持って現れる日です。段取りの心配は前日までに片づけて、当日はちゃんと見上げてきてください。









