注文住宅の土地で後悔するのは、場所・道路・広さと形・日当たり・高低差と地盤・災害・まわりの暮らしの7つのうち、家を建ててからは変えられない所を、買う前に見ていなかったときです。
知恵袋などに寄せられた土地の後悔の相談15件を型に分けると、多かったのは通勤や学校などの「場所」と、音や行事などの「まわりの暮らし」でした。
| 型 | 相談15件のうち | 買う前に見る所 |
|---|---|---|
| ①場所 | 8件 | 朝の通勤と 学校までの道 |
| ②まわりの暮らし | 7件 | 平日と休日の 音と人の動き |
| ③道路 | 4件 | 前の道の幅と 車の出し入れ |
| ④広さと形 | 3件 | その土地に 入る間取り |
| ⑤災害 | 3件 | ハザード マップ |
| ⑥日当たりと視線 | 2件 | 南の建物と 道からの目線 |
| ⑦高低差と地盤 | 2件 | 土地代の外の 工事のお金 |
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※本記事の金額・内容は一例です ※相談の内容はあくまで個人の感想です
たとえば、週末に見た土地が、予算の内側で、南向きで、駅まで車で10分だったとします。帰りの車で、夫婦のどちらかが「前の道、せまくなかった?」と言い出す。
買付を入れるかどうか決めきれないまま、子どもを寝かせてからスマホで検索する。そんな夜の人に向けて書いています。
先に書いておくと、僕は土地を探していません。家を建てた土地は妻の実家がゆずってくれた所で、候補は最初から1か所でした。
それでも、地盤の補強のように、土地が決めるお金からは逃げられませんでした。土地の目利きをしていない僕が書けるのは、建てた人たちの相談を読んで分けた型と、買う前に見る順番です。
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あいみつ|「みんなの住宅失敗談」運営者。35歳・会社員(住宅・不動産業界の人間ではありません)。
- 2022年に35坪4LDKを建築
- 総額は約4,200万円
- 1社契約で350万円高くついた
- 2026年に不動産一括査定5社を実測
- 査定差は330万円
- 家づくりの失敗談を集めて発信中
合言葉は「家を買うときは必ず相見積もりを取れ」。プロフィールの続きを読む
注文住宅の土地で後悔する7つの型と相談15件の内訳

相談15件を型に分けると、いちばん多いのは場所の8件、次がまわりの暮らしの7件でした。1件の相談に2つ以上の型が出てくることも多く、重ねて数えています。
読んだのは、Yahoo!知恵袋と発言小町に寄せられた、土地を買ったあとの後悔の相談です。中身が書かれていた15件だけを数えたので、世の中の割合ではなく、僕が読んだ範囲の数として見てください。
①場所:通勤・学校・実家

いちばん多かったのは場所の後悔で、15件中8件です。通勤・学校・実家・お店までの距離は、家をどう建てても1メートルも縮みません。
実家の近くで駅から遠い土地にした。夫の通勤が片道2時間になり、平日は子どもの起きている顔を見られない日もある。(発言小町の相談の要旨)
学校のことは、8件のうち6件に出てきました。小学校まで2km、小中学校とも歩いて30分、という相談です。そのうち3件は、土地を決めた時点では子どもが生まれていなかったと書いていました。
実家との距離も、近すぎて地域の行事がつらい人と、遠くて子育てや介護の手が借りにくい人の、両方がいました。どちらが正解かではなく、何年後の家族で考えたかの差です。
あいみつ子どもがまだ小さいうちは、学校までの道のりが、土地を見る日の目に入りにくいんだと思います。
②まわりの暮らし:音と行事


2番目に多いのが、音・虫・ごみ置き場・地域の行事・人づきあいの7件です。どれも晴れた日の昼に1回見ただけでは、気づきにくい物でした。
飛行場やバイパス、線路、果樹園が近くて、音と虫に悩んでいるという相談が2件ありました。どちらも、第一希望の土地を逃した直後に決めた土地です。
夫の実家の隣に建てたら、婦人会や地域の行事が多くてつらい、という相談もありました。行事の多さは地図に載らないので、自治会や当番のことは買う前に聞くしかありません。
この型は「1回見ただけでは分からない」と覚えておいてください。見に行く時間の変え方は、あとの4つの順番の②で書きます。
③道路:幅と車の出し入れ


前の道路の後悔は4件で、どれも運転や車の出し入れの話でした。道の幅は、買ったあとに自分の力では広げられません。
幅4mの私道で、向かいの家の車がはみ出していて出し入れが心配、という相談がありました。購入前に時間を変えて何度も見たのに、一度もその車を見かけなかったそうです。
家を建てる土地は、幅4m以上の道路に2m以上接していることが、建築基準法で決まっています。4mより細い道でも、昔からある道として役所が道路と認めたもの(2項道路)に面した土地では、道の中心から2mの線まで下がって建てる決まり(セットバック)があり、そのぶん使える広さが減ります。
- 前の道の幅は何mか
- 公道か私道か
- 土地が道に何m接するか
- 下がって建てる線はあるか
- 朝夕の車と人の量
④広さと形:間取りが入るか


形の後悔は3件で、どれも間取りや駐車が思いどおりにならなかった話でした。形の良し悪しは、その土地に家を描いてみるまで分かりません。
間口8mの縦長の土地で、間取りに制限があると言われた人。旗竿地で通路の幅が約4.3mあり、来客の車が入りにくいのが気になる人。理想とかけ離れた土地に合わせて、間取りもそうなった人です。
旗竿地の相談への回答には、その通路の幅なら私道がついた土地と考えればいい、という見方がありました。形そのものより、ほしい部屋と車2台が入るかを、買う前に図で確かめたかどうかが分かれ目です。
⑤災害:浸水と土砂


ハザードマップの後悔は3件でした。浸水の深さが0.5〜3mの区域だった、と買ったあとで気づいた相談もあります。
この相談は、駅や高速道路の近さを重く見て決めたもので、本人も「購入前によく調べれば分かったこと」と書いていました。回答は、学校の評判などには「気にしすぎ」としつつ、浸水だけは「リスクが高い」としていました。
2020年8月28日から、土地や家を売り買いするときの重要事項説明で、水害ハザードマップでの場所を示すことが義務になりました。ただ、国土交通省は「浸水の区域に入っていない=水害の心配がない」と受け取らないよう注意も書いています。



住みたい市は川が多くて、どこを選んでもハザードマップにかかってしまうんです。
同じ悩みの相談もありました。その場合は「かかるか」ではなく、想定される深さと、家の床の高さを比べて、建物でどこまで備えられるかを建てる側に聞きます。
⑥日当たりと視線


日当たりと視線の後悔は2件ですが、どちらも毎日の暮らし方に響いていました。南向きで考えていた間取りが、土地に合わせて東向きに変わったという相談です。
もう1件は逆で、日当たりはいいのに、前が開けすぎていて道からの目線が気になり、カーテンを開けられないという相談でした。日当たりは方角だけで決まらず、南側に何が建っていて、道を歩く人からどう見えるかで変わります。
北側の家の日当たりを守るため、地域によっては建物の北側の高さに決まりがあります。自分の土地の南側にどんな高さの建物が建ちうるかは、用途地域(その場所に建てられる建物の種類を決めた13の区分)で見当がつきます。
⑦高低差と地盤:外のお金


高低差と地盤は2件でしたが、土地代の外でお金が増える型です。安いほうの土地に地盤改良などが要り、2つの候補の差は最終的に約400万円だったという相談がありました。
もう1件は、広さを重く見て選んだ坂の上の土地で、子どもの通学が心配になった相談です。坂や段差は、毎日歩く年齢になってから効いてきます。



土地代がかからなかった僕の家でも、地盤の補強に約80万円かかりました。
僕の場合、付帯工事の費用を予算に入れておらず、その80万円も最初の予算には入っていませんでした。地盤は調べるまで決まらないので、地盤改良費の平均と契約後に分かる理由を先に読んで、候補の土地ごとに「もし要るなら、いくらくらいか」を聞いておくと、土地の比べ方が変わります。
土地の後悔が始まる3つのきっかけ


何を後悔したかより先に、後悔の始まり方を見ると、焦って決めた・選ばなかった土地と比べてしまう・家族が変わった、の3つに分かれました。どの型の後悔も、このどれかから始まっています。
3つのきっかけは、15件のうちそれぞれ7件・7件・3件で、重なっている相談もあります。順番に見ていきます。
焦って決めた


15件のうち7件で、「焦って」「急いで」「早く決めたくて」に近いことを本人が書いていました。焦りのもとは、第一希望を逃した直後・長い土地探しの疲れ・「売れてしまう」という気持ちの3つです。
第一希望を「少し斜め」「前の道の車が多い」で見送ったら、翌日に売れた。2年続いた土地探しから抜け出したくて、音や虫が気になると外していた土地に決めてしまった。(知恵袋の相談の要旨)
逃した直後は、次の土地を「逃したくない」という気持ちだけで見がちです。番手で負けた日の動き方は土地の買付で二番手と言われた日にやることに、疲れたまま決めないための休み方は土地探しに疲れたときの休み方にまとめています。
選ばなかった土地と比べる


7件の相談に、選ばなかった土地か、あとから出てきた土地が登場していました。選ばなかった土地は、住んでいないぶん、悪い所が見えていないという回答が、ベストアンサーに選ばれていました。
1年かけて決めた土地のあとに、本来住みたかった場所で土地が出た人。決めた土地の契約後に、前に買えなかった理想の土地にキャンセルが出た人。比べる相手があとから現れると、今の土地の短所だけが大きく見えます。
買う前にできるのは、候補を2つ以上並べて、それぞれの短所を紙に書き出しておくことです。「あちらにはこの短所があったから、こちらにした」と言える記録が、あとで自分を責めないための支えになります。



土地の後悔は、何を選んだかより、比べた記録が残っているかで深さが変わるように読めました。
家族が変わって効いてきた


3件は、土地を決めたあとに子どもが生まれて、急に気になり始めた後悔でした。買う日の家族ではなく、10年後の家族で土地を見ていなかった形です。
土地を決めたときは子どもがまだ生まれておらず、学校まで遠くても運動になると思っていた、という相談がありました。いま気にならないことが、何年後に毎日の負担になるかを、表にして見ておきます。
| 家族の時期 | 効いてくる型 | 買う前にやること |
|---|---|---|
| 子が小学生 | 場所・道路 | 通学路を 歩いて測る |
| 子が中学生 | 場所 | 中学と駅まで 自転車で測る |
| 共働きに戻る | 場所 | 2人の通勤を 両方測る |
| 親が70代 | 場所 | 実家まで 車で測る |
| 自分が60代 | 高低差・道路 | 坂と段差を 歩いてみる |
この表は、夫婦で別々に埋めると効きます。夫は通勤と日当たり、妻は学校と実家、のように、見ている時期がずれていることに気づけるからです。
土地の後悔は直せる物と直せない物に分ける


土地の後悔は、変えられない物・お金で直せる物・間取りで直せる物の3つに分けると、買う前に本気で見る所がしぼれます。本気で見るのは「変えられない物」だけで足ります。
| 後悔の中身 | 直せるか | 直し方の例 |
|---|---|---|
| 通勤・学校が遠い | 変えられない | 送り迎えや 働き方で補う |
| 前の道がせまい | 変えられない | 車の向きを 配置で工夫 |
| 浸水の区域 | 変えられない | 床の高さや 保険で備える |
| 坂・高低差 | お金で一部 | 階段や 外構で補う |
| 道からの視線 | お金で直せる | レースや 目かくし |
| 通りの音 | お金で直せる | 内窓を 足す |
| 日当たり・向き | 間取りで一部 | 部屋の 置き方 |
| 間口がせまい | 間取りで一部 | 縦長の 間取り |
「お金で直せる」の例は、相談への回答に出てきた物です。視線にはレースカーテンを重ねる、通りの音には内窓を足す、という答えがあり、回答には「簡単に解決できる」とありました。
一方で、通勤・学校・前の道の幅・浸水の区域は、お金をかけても動きません。候補の土地で「変えられない」に当たる不満がいくつあるかを数え、それが毎日効く物かどうかを見ます。
- 変えられない×毎日効く
- 変えられない×たまに効く
- お金か間取りで直せる
上から順に重く見ます。「変えられない×毎日効く」が2つ以上ある土地は、ほかがどれだけ良くても、一度立ち止まって2人で話す価値があります。



変えられない不満が毎日の通勤や通学に2つ重なる土地なら、僕なら買付の前に一晩おきます。
建物の後悔は、この3分けで言えば「間取りで直せる」側にあたります。間取りや断熱など、建物の後悔の多い順は注文住宅の後悔ランキングに分けて書きました。
注文住宅の土地を買う前に確かめる4つの順番


確かめる順番は、家で地図を見る→天気と時間を変えて現地へ→契約の前に書類で聞く→その土地に建つ間取りと総額を見る、の4つです。前の2つは買付の前に終わらせます。
土地の売主とは別の会社で建てるなら、4つ目も買付の前に始めておくと決済に間に合います。オープンハウスで土地だけ購入する前に物件ページで見る3か所も、同じ順番で使えます。
| 順番 | いつ | 見る型 |
|---|---|---|
| ①家で地図 | 買付の前 | 災害・道路・ 日当たり |
| ②現地 | 買付の前 | 場所・ まわりの暮らし |
| ③書類で聞く | 契約の前 | 道路・ 高低差と地盤 |
| ④家を描く | 契約の前 | 広さと形・ 総額 |
順番に見ていきます。
①家で地図と道路を見る


最初は家で、住所から分かる物を見ます。国のハザードマップと、国土交通省の不動産情報ライブラリは、どちらも無料で住所から開けます。
- 浸水と土砂の区域
- 昔の地形(田や川か)
- 用途地域
- まわりの学校と駅
「重ねるハザードマップ」は、洪水・土砂災害などの区域に加えて、土地の成り立ちも重ねて見られます。用途地域で、南側やまわりにどんな建物が建ちうるかの見当もつきます。
②天気と時間を変えて現地へ


現地は、晴れた休日の昼だけで決めないことです。相談の後悔のほとんどは、平日の朝・夜・雨の日にしか見えない物でした。
通勤の時間に、実際の勤め先まで車か電車で行ってみる。学校までの道を、子どもの足の速さで歩く。雨の日に、前の道と土地のどこに水がたまるかを見る。この3つは、場所と高低差の後悔に直接効きます。



見に行くたびに担当の人を呼ぶのは、さすがに気が引けます。
土地の外から見るだけなら、2回目からは自分たちだけで行ってかまいません。行った日時と気づいたことを、夫婦で同じメモに書いておくと、あとで比べやすくなります。
③契約の前に書類で聞く


重要事項説明は、宅地建物取引業法35条で「契約が成立するまでの間に」、宅地建物取引士が書面を渡して行うと決められている説明です。買付を入れたあとに初めて知ったのでは、引き返しにくいので、気になる点は先に聞きます。
「重要事項説明書の案と、前の道路の種類が分かる資料を、契約の数日前までにいただけますか」と頼むのが1つの方法です。買う人が判断のために聞くのは当然の範囲なので、遠慮はいりません。
- 前の道は公道か私道か
- 下がって建てる線の有無
- 水道と下水の引きこみ
- 近くの地盤のデータ
- 建築条件が付いているか
答えはメールでもらうと、あとで見返せます。僕は土地の前の道の幅も、水道の引きこみも、建てる会社が調べるまで自分では見ていませんでした。
④その土地に建つ家を描く


最後に、候補の土地に建つ間取りと、地盤や外構までふくめた総額を描いてもらいます。形・日当たり・地盤の後悔は、ここで見える物がほとんどです。
南向きの間取りが東向きに変わった人、間口8mで間取りに制限が出た人、地盤改良などを足すと差が約400万円だった人。どの相談も、土地を買う前に建物の絵と総額があれば、別の選び方ができたかもしれません。
建物の会社を土地より先に決めていいのか迷う人は、土地が決まってないのにハウスメーカーが先でいいかで順番を整理しています。
候補の土地ごとに建つ家と総額を並べる


候補の土地が2つ以上あるなら、それぞれの土地に建つ間取りと総額を並べてから決めると、相談に多かった「建ててから知った」を減らせます。1社の案だけだと、その案が正解に見えてしまうので、何社かの案を並べるのがおすすめです。
並べるときは、次の4つの箱に分けて書いてもらいます。土地代が安いほうが、工事を足すと逆になることがあるからです。
- 土地代
- 建物の本体
- 地盤・外構などの工事
- 諸費用



土地代だけを並べると、安いほうが得に見えてしまいます。
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土地を買ったあとで後悔しているとき


すでに買った人は、後悔を3つに分けて、お金か間取りで直せる物から手をつけてください。変えられない物を考える時間を、直せる物に回すのが、相談への回答で多かった答えです。
着工前なら、窓の位置やカーテン、外構の目かくしで、視線や音の後悔はまだ小さくできます。短所だと思っていた所を、別の見方で受けとめ直した回答のように、見方を変えるだけで軽くなる物もありました。
僕は今年、住み替えを本気で考えたとき、土地が妻の実家からゆずってもらった物なので、売るなら義父母への相談が要ると気づいて手が止まりました。土地は、買ったあとに動かしにくい物だと、建ててから4年たって分かりました。



後悔している人に「もっと探せばよかったのに」とは、僕には言えません。
眠れない、毎日がつらいほど気持ちが落ちているなら、土地の話より先に体と心を休めてください。同じように落ちこんだ時期の過ごし方は、新築の失敗でノイローゼのようになったときに書いています。
注文住宅の土地の後悔のよくある質問


- 注文住宅の土地選びで後悔するポイントは何ですか?
-
場所・まわりの暮らし・道路・広さと形・災害・日当たりと視線・高低差と地盤の7つです。僕が読んだ相談15件では、通勤や学校などの場所が8件でいちばん多く、次が音や行事などのまわりの暮らしでした。どれも家を建ててからは変えにくい所です。
- 土地と間取り、後悔が重いのはどちらですか?
-
直しにくいのは土地です。間取りはリフォームで変えられる所もありますが、通勤の距離や前の道の幅は変えられません。相談の中にも、家の中はリフォームできても土地は選び直せない、と書いた人がいました。
- 完璧な土地はないと言われます。どこまで妥協していいですか?
-
お金か間取りで直せる不満は、妥協してかまいません。変えられない不満が毎日効く所に2つ以上あるなら、一度立ち止まって夫婦で話してください。妥協した理由を紙に残しておくと、あとで自分を責めにくくなります。
- 土地は何回くらい見に行けばいいですか?
-
回数より、天気と時間を変えることが大事です。平日の朝、夜、休日、雨の日と、条件を変えて見に行きます。相談の後悔のほとんどは、晴れた休日の昼には見えない物でした。
- ハザードマップにかかる土地は買わないほうがいいですか?
-
かかるかどうかだけで決めず、想定される浸水の深さを見ます。そのうえで、床の高さなど建物で備えられるかを建てる側に聞いてください。区域に入っていなくても水害の心配がないわけではない、と国土交通省も注意しています。
- 前の道路は何mあれば後悔しませんか?
-
法律で決まっているのは、幅4m以上の道路に2m以上接していることまでです。4mの道でも、向かいの車の止め方しだいで出し入れがきつくなる、という相談がありました。自分の車で実際に出し入れしてみるのが確かです。
- 土地の契約をしたあとでも、やめることはできますか?
-
手付を払っていれば、相手が契約の実行に取りかかる前なら、手付をあきらめて解除できると民法557条にあります。ただし手付は戻らず、契約書で期限が決められていることも多いです。まず契約書の手付解除の欄を読み、担当に確かめてください。
- 土地がある注文住宅でも、土地の後悔はありますか?
-
あります。僕は妻の実家の土地に建てたので土地代はかかりませんでしたが、地盤の補強に約80万円かかりました。道路の幅や水道の引きこみなど、土地が決める工事は、土地がある人にも同じように効きます。
- 細長い土地や奥まった土地は後悔しますか?
-
形だけでは決まりません。相談への回答には、奥まった土地は周りの家が風や人の目をさえぎってくれる、という見方もありました。ほしい部屋と駐車スペースが入るかを、その土地の間取り図で確かめてから決めてください。
- 土地の後悔は、住んでいるうちに慣れますか?
-
人によります。相談への回答では、直せる物から手をつけた人や、選ばなかった土地の短所に目を向けた人が、気持ちを切りかえていました。つらさが続くなら、ひとりで抱えずに家族や身近な人に話してください。
まとめ:注文住宅の土地の後悔は買う前の点検順で減らせる


土地の後悔は、建ててからは変えられない所を、買う前に見ていなかったときに起きます。型を知り、直せる物と直せない物に分け、その土地に建つ家と総額を見てから決めれば、後悔の多くは買う前に見えます。
- 多いのは場所とまわり
- 焦った日に決めない
- 10年後の家族で見る
- 変えられない物だけ本気で
- 地図→現地→書類→間取り
- 土地ごとに家と総額を並べる
僕は土地を選ばずに家を建て、土地が決めるお金を予算に入れていませんでした。候補の土地を前に迷っている今は、まだ全部を比べられる時期です。
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