相続した実家、離婚で持て余すことになった家、返済がきつくなったマイホーム。事情つきの不動産を売る方法を探していると、いえカツLIFEという名前にぶつかります。
仲介と業者買取とリースバックを一度に比べられる、と書いてある。ただ申し込む前に、確かめたいことが2つ残るはずです。自分の地域で使えるのか、自分の物件は対象なのか。
あいみつ先に白状すると、僕は申し込み画面まで行って弾かれました。住んでる県が選択肢に無くて。
はじめまして、あいみつです。35歳の会社員で、住宅業界の人間ではありません。2022年に地元の中堅ハウスメーカーで35坪4LDKの注文住宅を建てて、いま築4年です。
建築総額はだいたい4,200万円。1社しか見ないで契約したせいで、あとから約350万円損しました。相見積もりを取らなかったツケです。
その後悔から住み替えを本気で考えて、2026年6月に一括査定を5社同時に使いました。結果は下のほうで全部出しますが、売らずにいまも住んでいます。売却サイトを調べ回ったのは、その流れの延長です。
先に結論:いえカツLIFEが使えるのは9都府県だけ
いちばん先に知っておくべきなのはここです。いえカツLIFEの査定フォームで都道府県のプルダウンを開くと、選べるのは次の9つしかありません。
| エリア | 選べる都府県 |
|---|---|
| 首都圏 | 東京都/神奈川県/埼玉県/千葉県 |
| 北関東 | 茨城県/栃木県/群馬県 |
| 関西 | 大阪府/兵庫県 |
北海道も東北も北陸も中部も、中国・四国・九州も、プルダウンに存在しません。つまりそのエリアの物件は申し込むこと自体ができないということです。
やっかいなのは、公式トップページにも、よくある質問にも、対応エリアの説明が見当たらないところ。査定フォームを開いて都道府県の欄を触って、そこで初めて分かる作りになっています。
僕は地方都市の郊外に住んでいます。だから使いたくても使えませんでした。ここまで読んで自分の県が上の表に無かった人は、この記事の残りを読む必要はたぶんありません。



10分読んでから対象外って分かるのがいちばんキツいですもんね。
逆に9都府県のどれかに物件がある人には、他の一括査定サイトには無い使い道があります。仲介・業者買取・リースバックという3つの売り方を1回の入力で比べられるのが、このサービスの本体だからです。
しかも公式によると、比べられるのは査定価格だけじゃなく「売却適正期間」も。いくらで売れるかと、売り切るのにどれくらいかかるかを、売り方ごとに並べて見られる形になっています。
「みんなの住宅失敗談」運営者。ハウスメーカーに言われるまま契約して、350万円もぼったくられた経験あり。
同じ後悔をする人を減らしたくて(本当はボッタクリ業者にムカつきすぎて)全国の住宅の失敗談を集めて発信しています。合言葉は「家を買うときは必ず相見積もりを取れ」。
\最初に結論/
いえカツLIFEの評判まとめ
9都府県に物件があって、相続・離婚・ローンのどれかが絡んでいるなら、使う価値のあるサービスです。一括査定を5社使った僕の実感として、価格を横に並べる比較より「そもそもどの売り方が自分に合うか」を先に潰せるほうが効きます。
ただし対象エリア外の人には打つ手がありません。そこだけは先に確かめてください。
\まずは対応エリアかどうかだけ確認/
対応は東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城・栃木・群馬・大阪・兵庫の9都府県/公式は完全無料・最短60秒で入力完了と案内
一括査定を5社使った僕が、いえカツLIFEを調べ直した理由
いえカツLIFEの話に入る前に、僕がどういう立場からこれを書いているかを出しておきます。
2026年6月、断熱の後悔から住み替えを検討して、一括査定を5社まとめて使いました。同じ家、同じ日、同じ入力内容です。返ってきた査定額がこれ。
| 経由 | 査定額 | 最高額との差 |
|---|---|---|
| リビンマッチ | 2,890万円 | -330万円 |
| すまいValue | 2,980万円 | -240万円 |
| HOME4U | 3,050万円 | -170万円 |
| おうちクラベル | 3,120万円 | -100万円 |
| イエウール | 3,220万円 | 最高額 |
上下の幅は330万円。同じ家でこれだけ動くのかと、パソコンの前で口が半開きになりました。
で、問題はその先でした。当時のローン残債が約3,130万円。最高額の3,220万円から諸費用を引くと手元に残るのは約3,117万円で、13万円足りない。
最低額の2,890万円で売るなら、完済に約333万円を自分で出す計算になります。土地は妻の実家から譲ってもらったものだし、長女は小1で転校させたくない。売るのはやめました。
あのとき僕がやっていたのは、5社ぜんぶ「仲介でいくらか」を比べる作業でした。売り方そのものを比べるという発想が、頭に無かったんです。
あ、そういえば買取という言葉は査定書の隅に書いてあった気がします。読み飛ばしてました。
いえカツLIFEを見つけたのは、そのあと売却サイトを片っ端から見ていたときです。3つの売り方を一度に比べられると書いてあって、これは僕がやり損ねたやつだと思って申し込もうとしました。



で、都道府県のプルダウンを開いたら、僕の県が無い。そこで終了です。
使えなかった以上、僕の体験談は書けません。なのでこの記事は公式サイトに何が書いてあるかを1つずつ確認した記録と、5社使った側から見て何が違うのかという話でできています。
使ってもいないサービスの体験談をでっち上げるのがいちばん質が悪いので、そこは線を引きました。
公式情報と利用者の声から見えた、いえカツLIFEの良い評判5つ
公式サイトとよくある質問と利用規約を上から読んでいって、他の一括査定と違うと感じた点が5つありました。順に見ていきます。
査定価格だけでなく「売却適正期間」まで比べられる
いちばん効くのはここだと思っています。公式には「売却方法ごとに査定価格と売却適正期間が比較できます」と書かれていて、金額と時間の両方が並びます。
金額だけ見ると仲介がいちばん高く出ます。でも仲介は買主が現れるまで売れないので、期間の欄が空白のまま数字だけ比べると判断を間違えます。
離婚の財産分与みたいに期限がある話だと、3,300万円で半年より3,000万円で1ヵ月のほうが正解になることがあります。その判断材料が最初から表に載っているのは珍しい形です。
弁護士への初回相談が無料で、事務所も自分で選べる
公式のよくある質問に「初回法律相談につきまして無料で対応しております」と明記されています。しかも希望する弁護士事務所を、問合せフォームから自分で選ぶ形です。
初回法律相談につきまして無料で対応しております。ご希望される際は、ご指定の弁護士事務所に情報を共有いたしますので、弁護士事務所を問合せフォームよりご選択ください。
相続で兄弟と揉めている、離婚の財産分与で話がまとまらない。そういう状態だと、不動産会社より先に弁護士に聞きたいことが出てきます。
運営が「長年培ってきた法律事務所に対する広告支援業の知識・経験を活かして」と書いているとおり、法律事務所側との接点が元々ある会社です。この機能が付いている理由はそこにあります。
共有持分・借地権・底地・再建築不可も対象に入っている
普通の一括査定だと、この手の物件は入口ではじかれるか、査定してくれる会社が1社も付かないことがあります。いえカツLIFEは「査定評価可能な不動産」として最初から並べています。
相続で生じた物件、離婚で生じた物件、金銭的事情が絡む物件、共有持分、借地権、底地、再建築不可物件。そのあとに分譲マンションや一戸建てや土地が続く順番です。
訳ありを例外扱いしていない並べ方だな、と思いました。公式に載っている利用者の声にも共有持分の例があります。
相続をきっかけに、共有者の兄が持分だけでも売却して現金に換えたいと言い出しました。私は手放したくなかったのですが、共有持分のみの資産価値と不動産全体の資産価値を相対的に考えると、不動産全体を売却した方が良いと判断し、通常の所有権売却として仲介専門の不動産会社に売却することにしました。
参照:いえカツLIFE公式サイト 掲載の利用者の声(S様/60代/女性/一戸建て・共有持分)。※個人の感想であり、感じ方には個人差があります。※上記査定額は一例であり、売却価格を保証するものではございません
持分だけの査定額と、不動産まるごとの価格を並べて見たから判断できた、という話です。数字を2つ並べないと決められない場面は確かにあります。
家族に知られたくない事情に、連絡方法の指定で対応してくれる
これは僕が公式FAQを読んでいて手が止まった項目です。「査定することを家族に知られたくありません。」という質問が、ちゃんと立っている。
回答は、お申し込みフォームの相談内容欄に、知られたくない旨と希望の連絡先・連絡方法・時間帯を書いてくださいというもの。その指定に従って不動産会社の担当者が連絡する、と書かれています。
離婚を切り出す前に相場だけ押さえておきたい、親の家のことを兄弟に相談する前に整理したい。そういう段階の人が固定電話に着信を残されると、それだけで話が壊れます。
ただし相談内容欄に書くのを忘れたら普通に電話は来ます。ここは自分で書かないと発動しない仕組みなので、申し込むときに一手間かけてください。
すぐ売らない段階の相談も、公式が正面から認めている
公式FAQに「すぐに売るつもりはないのですが、査定依頼できますか?」という項目があって、柔軟に対応していると答えています。査定価格次第で売却を判断する人も多いから、時期が決まっていなくても使ってくださいという書き方です。
売却サイトの中には、売る意思のない依頼は控えてくださいと明記しているところもあります。それはそれで正しくて、査定する不動産会社の手間を考えれば当然の話です。
いえカツLIFEはそこの構え方が違う。相続で急に持ち主になって、売るかどうかも決まっていない人が多い分野だからだと思います。
運営が株式会社サムライ・アドウェイズという東証スタンダード市場の上場企業(証券コード2489)である点も、名前を出す判断材料にはなります。設立は2012年2月、資本金は6,000万円です。
正直に書いておきたい、いえカツLIFEの気になる点4つ
ここからが本題みたいなものです。良いところだけ並べた記事を読んで申し込むと、だいたい後で「聞いてない」が発生します。
対応が9都府県だけで、公式のどこにも書かれていない
最大の弱点です。使えるのは東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城・栃木・群馬・大阪・兵庫の9つで、それ以外の道府県はフォームのプルダウンに出てきません。
問題は範囲が狭いこと自体より、その事実がトップページにもFAQにも書かれていないことのほうです。物件情報を入力し始めて、都道府県の欄で初めて気づく。
僕はそこで手が止まりました。地方在住だと、期待して読み込んだ時間がまるごと無駄になる作りです。
対象外だった人は、全国対応の一括査定に切り替えるのが早いです。僕が使った5社の結果と使い勝手は一括査定5社を同時に使った記録にまとめてあります。
対応物件の一覧と、フォームの選択肢が食い違っている
公式トップの「査定評価可能な不動産」に載っているのに、査定フォームの物件種別プルダウンには無い項目があります。共有持分、店舗・工場・倉庫、区分所有ビル(1室)、農地の4つです。
フォームで選べるのは、分譲マンション/一戸建て/土地/一棟アパート・一棟マンション/投資マンション(1R、1K)/再建築不可物件/借地権/底地/その他。共有持分をそのまま選ぶことはできません。
公式が「ここに該当しない物件もまずはお気軽にお問い合わせください」と書いているので、「その他」を選んで相談内容欄に書く流れになります。トップの推し文句を見て申し込むと、入力画面で一瞬混乱するはずです。
「選ばれる3つのポイント」の根拠が2023年3月の自社調べ
公式が推している3つのポイントには、それぞれ根拠のデータが付いています。ただ時点を見ると、いずれも2023年3月のものです。
| 公式の推しポイント | 根拠データの時点 |
|---|---|
| 相続・離婚・金銭問題の専門分野満足度 | 自社アンケート調査(2023年3月実施) |
| 弁護士への無料相談 | 法律相談内容比率集計(2023年3月9日時点) |
| 3つの売却方法査定 | 売却方法選択比率集計(2023年3月9日時点) |
3年前の自社集計です。データを出しているだけ何も書かないサイトよりは誠実ですが、いまの実力を保証する数字ではありません。
とか言いつつ、僕も5社に査定を出したとき各社の実績データなんて一行も読まずに申し込んだんですが。読んでおけばよかったと思っています。
運営は不動産会社ではなく、契約の仲立ちもしないと規約に明記されている
サムライ・アドウェイズの事業内容は「インターネット(PC)メディア開発・運営事業・広告代理業務」です。不動産会社ではありません。
利用規約の第5条には、こう書かれています。
当社は、ユーザーと掲載者との間で締結される不動産売買、担保融資に関する契約につき、何ら当事者又は代理人となるものではなく、またユーザー及び掲載者のいずれに対しても、契約の斡旋、媒介等は行いません。
紹介はするけど契約には関与しない、という立て付けです。不動産会社と揉めたときに運営が間に入ってくれる前提で使うと、想定が外れます。
連絡の速度についても公式FAQが正直に書いていて、「不動産会社によっては数日程度お待ちいただく場合がございます」とあります。何日待っても1件も来ない場合は運営事務局(info@iekatu-life.com)に連絡してくださいという案内です。
翌日に全社から電話が鳴るタイプのサービスではない、と読んでおくといいと思います。急いでいる人には、これが向き不向きの分かれ目になります。
いえカツLIFEの特徴と仕組みを分解する
気になる点を先に出したので、ここからは中身の話です。何ができるサービスなのかを5つに分けます。
1回の入力で3つの売却方法の査定が返ってくる
公式の言い方だと「1度に3つの売却方法の比較も!できるサービスです。たった1回の入力でまとめて査定結果をお取り寄せ」。仲介・業者買取・リースバックの3方向です。
普通の一括査定は仲介の会社が横に並ぶだけなので、比較の軸が「どこが高いか」しかありません。ここは軸が2本になります。
入力は最短60秒、比較できるのは最大6社、提携は超厳選800社と公式にあります。料金は利用規約で「本サービスの利用の対価は、無償とします」と定められていて、FAQでも全て無料と書かれています。
3つの売却方法は、得意なことがきれいに違う
3つの違いを押さえないと、査定結果が並んでも読めません。公式が挙げている向き先と弱点を表にしました。
| 売却方法 | 公式のオススメ | 公式が書く弱点 |
|---|---|---|
| 仲介 | とにかく高く売却したい方に | 買主が見つかるまで売れず、期間を覚悟する必要がある。査定評価額で売れるとは限らない |
| 業者買取 | とにかく早く確実に売却したい方に | 買取会社は安く買い取ることでも収益になるため、売主との利益相反が生じる場合がある |
| リースバック | 売却後も今の物件に住みたい方に | 融資まで1週間〜1ヵ月程度。残債より高く売れないと使えず、リース料が相場より高くなることがある |
買取のところを自社サイトに書いているのは、なかなか思い切っています。「安く買い取ることでも収益になります」は、本来こちらが警戒すべき話ですから。
仲介手数料についても、法定上限が3%+6万円+消費税に一律で定められていると公式に記載があります。
リースバックは期待しすぎると外す。残債との勝負になる
住みながら売れると聞くと万能に見えますが、公式が挙げている条件は3つとも重いです。順に確認します。
1つ目、融資までに1週間〜1ヵ月程度かかる。2つ目、売却価格が住宅ローンの残債より高くないと利用できない。3つ目、リース料つまり家賃が周辺相場より高くなることがある。
2つ目が特に効きます。僕の家は残債約3,130万円に対して、5社の最高額が3,220万円。諸費用を引いたら約3,117万円で、13万円届かなかったんです。
この状態だとリースバックの土俵にすら上がれません。売却額が残債を超えるかどうか、そこが最初の関門になります。



13万円。あの数字を見た日は夕飯の味がしませんでした。
3つ目の家賃の話も、住み続けるつもりなら毎月効いてきます。売った瞬間の安心と引き換えに、家賃が上振れする可能性を持つことになる。ここが自分に合うかは、正直やってみないと分からない部分もあります。
集めている不動産会社の性格が、一般的な一括査定と違う
運営者メッセージにこう書かれています。相続、離婚、金銭問題といった売却理由に精通した不動産会社から査定額を提示している、と。
弊社では、長年培ってきた法律事務所に対する広告支援業の知識・経験を活かして、複雑な事情に丁寧に対応すべく相続、離婚、金銭問題といった売却理由に精通した不動産会社から査定額をご提示しております。
売る理由で不動産会社を選び分ける、という発想です。共有持分や借地権が「査定評価可能な不動産」に最初から並んでいるのも、この方針とつながっています。
物件情報が一般に公開されることは一切ない、という記載も公式にあります。近所に知られたくない売却では気になるところなので、書いてあるのは助かります。
申し込みは3ステップ。手順は下に畳んでおきます
流れ自体は他の一括査定とほぼ同じで、物件情報を入れて、連絡先を入れて、待つだけです。公式も3ステップで説明しています。
細かい手順まで読みたい人だけ、下を開いてください。読まなくても申し込めます。
いえカツLIFEの申し込み手順(気になる人だけどうぞ)
- 公式サイトの査定フォームを開き、都道府県のプルダウンで自分の物件のエリアが選べるか確認する(ここで対象外なら先に進めません)
- 売却したい物件の情報を入力する。この情報をもとに、各売却方法に特化した不動産会社が査定額を算出します
- 物件種別を選ぶ。共有持分・農地・店舗工場倉庫・区分所有ビル(1室)はプルダウンに無いので「その他」を選ぶ
- 連絡先を入力する。入力した連絡先に、不動産会社が算出した査定額が報告されます
- 家族に知られたくない場合は、相談内容欄に「知られたくない旨」「希望の連絡先」「連絡方法」「時間帯」を書く
- 弁護士に相談したい場合は、問合せフォームで希望する弁護士事務所を選ぶ(初回法律相談は無料)
- あとは審査・査定を待つ。不動産会社から審査結果の連絡が届きます
公式は入力が最短60秒で完了すると案内しています。5と6は自分で書かないと発動しないので、必要な人は忘れずに。
僕が使った5社と、いえカツLIFEは何が違うのか
ここが自分にしか書けない部分だと思うので、少し丁寧にいきます。まず5社の結果をもう一度。
| 経由 | 査定額 | 最高額との差 |
|---|---|---|
| リビンマッチ | 2,890万円 | -330万円 |
| すまいValue | 2,980万円 | -240万円 |
| HOME4U | 3,050万円 | -170万円 |
| おうちクラベル | 3,120万円 | -100万円 |
| イエウール | 3,220万円 | 最高額 |
この表を見て気づいてほしいのは、幅330万円という数字より、5社ぜんぶ仲介前提の査定だったという事実のほうです。
縦に5つ数字が並ぶと、比較した気になります。でも比べていたのは「同じ売り方をした場合の値札」だけ。売り方そのものを比べる列が、僕の表には最初から無かったわけです。
これは各社が悪いという話ではなくて、そういうサービスだからです。イエウールもHOME4Uも、仲介で高く売る会社を探す道具として優秀でした。全国どこでも使えるのも強みです。
いえカツLIFEはそこの立ち位置が違います。縦に会社を並べるんじゃなく、横に売り方を並べる。仲介でいくら、買取でいくら、リースバックならいくらで期間はどれくらい、という並べ方です。
公式の利用者の声にも、その使い方の例が載っていました。
仲介査定と合わせて買取査定、リースバック査定も比較出来るようでしたので私にはぴったりでした。高い評価額だった仲介、業者買取の2社とのやり取りでしたので負担なく検討できました。
参照:いえカツLIFE公式サイト 掲載の利用者の声(N様/40代/男性/一戸建て)。※個人の感想であり、感じ方には個人差があります。※上記査定額は一例であり、売却価格を保証するものではございません
3方向の査定を取ったうえで、実際にやり取りしたのは2社。連絡が来る会社を絞れるのは、断る作業がしんどい人にはありがたい話です。
僕は5社に出して、5社ぜんぶに断りの連絡を入れました。あれが売却活動でいちばん消耗した部分でした。
整理すると、こう使い分けるのが自然だと思っています。
| 状況 | 向いているのは |
|---|---|
| 普通の家を仲介で高く売りたい | 全国対応の一括査定(イエウール等) |
| 売り方から決めたい・事情つき物件 | いえカツLIFE(9都府県のみ) |
| 大手の担当に絞って任せたい | すまいValueのような大手特化型 |
どちらか一方しか使えない決まりはありません。エリアが合うなら両方に出して、仲介の相場と3方向の比較を同時に手に入れるのがいちばん情報量が多いはずです。
いえカツLIFEが向いている人・向かない人
ここまでの内容を、申し込む前のチェックリストの形にまとめます。
- 物件が9都府県(東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城・栃木・群馬・大阪・兵庫)にある
- 相続・離婚・返済のどれかが売却理由になっている
- 仲介・買取・リースバックのどれを選ぶべきか決まっていない
- 共有持分・借地権・底地・再建築不可など、扱いにくい物件を持っている
- 不動産会社より先に弁護士に聞きたいことがある
- 家族に知られない形で査定だけ進めたい
- 物件が9都府県以外にある(申し込む画面まで進めません)
- 売り方は仲介と決まっていて、価格だけ横並びで比べたい
- とにかく明日にでも連絡が欲しい(数日待つ場合があると公式が明記)
- 契約トラブルのときに運営が間に入ってくれる前提でいたい
売り方が決まっているなら全国対応の一括査定のほうが早いし、決まっていないならいえカツLIFEのほうが情報が増える。分岐はだいたいそこです。
いえカツLIFEのよくある質問
公式サイトと利用規約から確認できた内容で、申し込む前に引っかかりやすいところをまとめました。
- 利用は本当に無料ですか?
-
公式FAQに「いえカツLIFEの一括査定サービスは全て無料でご利用になれます」と書かれています。利用規約の第4条でも「本サービスの利用の対価は、無償とします」と定められています。
- どの地域で使えますか?
-
査定フォームの都道府県プルダウンで選べるのは、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・茨城県・栃木県・群馬県・大阪府・兵庫県の9都府県です。それ以外の道府県は選択肢にありません。
この案内は公式トップページにもFAQにも出ていないので、フォームで確認するのがいちばん確実です。
- 弁護士への相談も本当に無料ですか?
-
公式FAQでは「初回法律相談につきまして無料で対応しております」と回答されています。希望する場合は、問合せフォームから弁護士事務所を選ぶと、その事務所に情報が共有される流れです。
無料と書かれているのは初回相談についてなので、その先の依頼まで無料という意味ではない点は押さえておいてください。
- 共有持分でも査定に出せますか?
-
公式トップの「査定評価可能な不動産」には共有持分が含まれています。ただ査定フォームの物件種別プルダウンには共有持分の項目が無いので、「その他」を選んで相談内容欄に書く形になります。
農地、店舗・工場・倉庫、区分所有ビル(1室)も同じ扱いです。
- 家族に知られずに査定を受けられますか?
-
公式FAQに手順が書かれています。お申し込みフォームの相談内容欄に、査定を知られたくない旨と、希望の連絡先・連絡方法・時間帯を記入すると、その指定に従って不動産会社の担当者が連絡します。
逆に言うと、書き忘れると通常どおりの連絡になります。申し込むときに一緒に入力してください。
- 運営会社はどこですか?
-
株式会社サムライ・アドウェイズです。東京証券取引所スタンダード市場に上場していて、証券コードは2489。設立は2012年2月8日、資本金6,000万円、本社は東京都新宿区西新宿です。
主な事業内容はインターネット(PC)メディア開発・運営事業と広告代理業務で、不動産会社ではありません。
- 何社から連絡が来ますか?
-
公式には「最大6社で比較するから最高価格が見つかります」とあります。提携は超厳選800社という表記です。
一括査定である以上、申し込んだ先の不動産会社からは連絡が来ます。連絡が来ない仕組みではないので、そこは覚悟しておいてください。
- 査定結果はいつ届きますか?
-
公式FAQは「不動産会社で査定額の算出方法が異なるため、ご連絡を差し上げるまでに不動産会社によっては数日程度お待ちいただく場合がございます」と説明しています。
それでも全く連絡が無い場合は、運営事務局(info@iekatu-life.com)に問い合わせる案内が出ています。
- リースバックで気をつけることは?
-
公式が自ら3つ挙げています。融資までに1週間〜1ヵ月程度かかること、売却価格が住宅ローンの残債より高くないと利用できないこと、リース料(賃料)が周辺相場より高くなることがあることです。
特に残債の条件は入口の関門になります。僕の家も残債約3,130万円に対して手取り見込みが約3,117万円で、13万円足りませんでした。
- まだ売ると決めていなくても査定を頼めますか?
-
公式FAQは「将来を考えたご相談も柔軟に対応しております」と回答しています。査定価格次第で売却を判断する人も多いので、時期が決まっていなくても活用してくださいという案内です。
とはいえ査定する不動産会社が動くことに変わりはないので、売る可能性がある段階で申し込むのが筋だと思います。
- 査定額どおりに売れますか?
-
売れません。公式も複数箇所に「上記査定額は一例であり、売却価格を保証するものではございません」と明記しています。
査定額は各社の見立てであって、売値でも成約価格でもない。僕も5社の数字を並べたうえで、結局その額では売っていません。
まとめ:エリアが合うなら、売り方から比べられる数少ない選択肢
長くなったので要点だけ置きます。
- 使えるのは9都府県のみ。公式に書かれておらず、フォームで初めて分かる
- 仲介・業者買取・リースバックを1回の入力で比較でき、期間まで並ぶ
- 弁護士の初回相談が無料で、事務所を自分で選べる
- 共有持分・借地権・底地・再建築不可も対象。ただしフォームでは「その他」扱いの項目がある
- 運営は東証スタンダード上場のサムライ・アドウェイズ。ただし不動産会社ではなく、契約の斡旋・媒介はしない
僕は4,200万円の家を1社しか見ずに契約して、350万円を落としました。売るときも同じで、比べなかった分だけ確実に損をします。
ただ、いま思うのは「何社と比べるか」より「何を比べるか」のほうが先だということです。僕は5社と比べて、比べる軸を1本しか持っていなかった。
相続や離婚やローンの返済が絡んでいる家なら、なおさら仲介一択で走り出す理由はありません。売り方を横に並べてから決めるほうが、後から効いてくるはずです。
まずはフォームの都道府県欄を開いて、自分の県があるかどうかだけ確かめてください。そこが全部の入口です。



僕はそこで終わりましたけど、対象エリアの人にはうらやましい機能でした。
\仲介・買取・リースバックを1回で比較/
対応は9都府県/査定額は一例であり売却価格を保証するものではありません
対象エリア外だった人は、全国どこでも使える一括査定のほうを見てください。僕が同じ日に5社まとめて試した記録は一括査定サイトのおすすめランキングに、各社の細かい使い勝手はおうちクラベルの評判やリビンマッチの評判にまとめてあります。









