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親の土地に家を建てる|親が死んだら相続は?もめた人の本音4選

2026 6/26
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注文住宅・新築の後悔
2026年6月26日
親の土地に家を建てる 親が死んだら

親の土地に家を建てる話、お金の面ではすごく魅力的ですよね。でも頭をよぎるのが「親が死んだら、この土地どうなるの?」という不安だと思います。兄弟ともめないか、ローンは組めるのか、ここをあいまいにしたまま建てると後で泣くことになります。

結論を先に言うと、親の土地に建てること自体は珍しくないし悪い選択でもないです。ただ「親が死んだ後」の準備をしてあるかどうかで、天国と地獄が分かれます。

結論:親が死んだら土地はこうなる
  • 親の死後、土地は相続財産になり兄弟で分ける対象に
  • 何も準備しないと兄弟ともめる現実
  • もめないための生前の備え4つ
  • 親の土地でも住宅ローンは組めるのか
  • 親の土地に建てる4つのデメリット
  • 親の土地に家を建てた4人の本音

※相続や税金の扱いは家庭ごとの事情で変わります。この記事は一般的な考え方の整理です。実際の手続きは司法書士・税理士など専門家に相談してくださいね。

この記事を書いた人

あいみつと申します。35歳の地方住みの会社員で、2022年に地元の中堅ハウスメーカーで4,200万円の家を建てました。1社しか見ずに相見積もりも取らなかったせいで、あとから約350万円も損していたことに気づいた当事者です。

うちは親の土地ではなかったけど、家を建てる前に「土地と相続」で悩む友人を何人も見てきました。お金で得しようとして、親が死んだあとに兄弟仲が壊れた人もいます。お金の話と同じくらい「親が死んだら」の備えが大事だと痛感したからこそ、この記事は不安をごまかさず正直に書きます。

目次

親が死んだら土地は相続財産になる

親の土地に家を建てる 親が死んだら|親が死んだら土地は相続財産になる

まず一番知りたいところから。親が亡くなると、その土地は「相続財産」になります。あなたが上に家を建てていても、土地そのものはあなたのものにはなっていません。土地の名義はあくまで親のままだからです。

つまり親の死後、その土地は他の相続人(あなたの兄弟姉妹など)と分ける対象になります。「自分が家を建てたんだから自分のものでしょ」とはならないのがポイントです。ここを勘違いしてると、あとで大きくつまずきます。

悩む男性

えっ、家建てた土地なのに自分のものじゃないの…?

そうなんです。建物はあなた名義でも、土地は別。だから親が元気なうちに「この土地を最終的に誰が継ぐのか」をはっきりさせておく必要があります。一つずつ見ていきますね。

土地の名義は親のままが多い

親の土地に家を建てるとき、土地の名義をわざわざ自分に移す人は少数派です。名義を生前に移すと贈与税がかかることがあるので、多くの人は親名義のままで建物だけ自分名義にします。

この「土地は親名義・建物は自分名義」という形自体は普通のことです。ただ、この状態のまま親が亡くなると、土地が宙ぶらりんになって相続でもめやすい。だから名義を移さない選択をするなら、その分だけ生前の話し合いを丁寧にしておくべきなんです。

家づくりの費用そのものを抑えたい人は、土地が手に入る前提で注文住宅の費用相場もあわせて見ておくと、全体のお金の見通しが立てやすくなります。

使用貸借という形になっている

親の土地をタダで借りて家を建てる場合、法律上は「使用貸借(しようたいしゃく)」という関係になります。地代を払わずに親の好意で借りている状態、とイメージしてください。

使用貸借は、貸している人(親)が亡くなっても基本的には引き継がれるとされています。ただ細かい扱いは契約内容や状況で変わるので、心配なら専門家に確認するのが確実です。大事なのは「タダで借りてる以上、土地の権利は自分には残らない」という感覚を持っておくことです。

相続人全員が分ける対象になる

親が亡くなると、土地は法律で決まった相続人みんなで分けることになります。あなたに兄弟がいれば、その兄弟も土地を相続する権利を持っています。あなたが家を建てていても、その権利は消えません。

仮に土地の評価額が2,000万円で兄弟が2人なら、何も決めていなければそれぞれが土地に対して相応の取り分を主張できる、というイメージです。「家が建ってる土地を半分こ」なんて物理的にできないから、ここで現金での精算や話し合いが必要になります。だから次の章が一番大事です。

何も準備しないと兄弟ともめる

親の土地に家を建てる 親が死んだら|何も準備しないと兄弟ともめる

ここが親の土地に家を建てる最大の地雷です。準備なしで親が亡くなると、これまで仲が良かった兄弟でも、土地をめぐってこじれることがあります。具体的にどんなトラブルが起きるのか、見ていきましょう。

兄弟が土地の取り分を主張する

一番多いのがこれです。親が亡くなった瞬間、これまで何も言わなかった兄弟が「あの土地、俺にも権利あるよね」と言い出すパターン。法律的にはその通りなので、あなたが「自分が家建てたのに」と言っても通りません。

家が建っている土地を兄弟と分けるには、その取り分を現金で渡すしかないケースが多いです。土地が2,000万円で兄弟と折半なら1,000万円を用意する必要が出てくる。住宅ローンを抱えた上にこの出費は、正直きついです。

あいみつ

僕は土地ではなく会社選びで350万損したクチですが、「お得に見える話ほど後で代償が来る」のは相続もまったく同じです。建てる前のひと手間を、面倒くさがらないでほしいんですよね。

土地を売れと言われる

現金が用意できないと、最悪「土地を売って分けよう」という話になります。でもその土地にはあなたの家が建っている。売るに売れないし、かといって兄弟への支払いもできない、という板挟みになります。

こうなると家庭裁判所での調停にまで発展することもあります。お金で得しようとした結果、何百万も払う羽目になったり、兄弟と一生口をきかなくなったり。お金以上に失うものが大きいんですよね。

焦る男性

得するつもりが、まさかの大損…これは怖すぎる。

親の介護負担でこじれる

親の土地に建てると、自然と親の近くに住むことになり、介護の負担があなたに寄りがちです。それ自体は親孝行で良いことなんですが、相続のときに問題になることがあります。

「自分はずっと親の面倒を見てきた」というあなたの気持ちと、「法律では取り分は平等」という兄弟の主張がぶつかる。介護の苦労はお金に換算しにくいぶん、感情のもつれが激しくなりやすいんです。これも生前の話し合いで和らげられます。

もめないための生前の備え4つ

親の土地に家を建てる 親が死んだら|もめないための生前の備え4つ

ここまで怖い話をしてきましたが、ちゃんと備えればほとんどのトラブルは防げます。鍵はぜんぶ「親が元気なうち」にやること。死んでからでは遅いです。具体的な4つを紹介します。

遺言書を書いてもらう

一番効くのがこれです。親に「この土地は◯◯(あなた)に相続させる」と遺言書に書いてもらう。きちんとした遺言書があれば、土地が誰のものになるかがはっきりして、もめる余地がぐっと減ります。

ただし兄弟には最低限の取り分(遺留分)が法律で保証されています。遺言で全部あなたにとしても、兄弟がその最低限を請求できる場合がある。だから遺言の内容は専門家と相談して作るのが安心です。公正証書遺言なら効力も確実です。

兄弟に事前に説明しておく

地味だけど超大事なのがこれ。家を建てる前に、兄弟に「親の土地に家を建てさせてもらう」ことを話して、ざっくりでも了解をもらっておく。後出しで知られると「勝手に建てた」と反感を買います。

その場で完全に合意が取れなくても、「ちゃんと事前に相談してくれた」という事実が、後の話し合いをやわらかくします。逆にこれを飛ばすと、どんなに正論でも感情的にこじれます。順番として遺言より先にやっておきたいくらいです。

土地の名義や生前贈与を検討する

家を建てるタイミングで、土地の名義をあなたに移す(生前贈与)という方法もあります。名義が自分になっていれば、親が死んでも土地は相続の対象から外れるので、根本的にもめにくくなります。

ただし生前贈与には贈与税がかかることがあり、金額によってはかなり高額になります。相続を待った方が税金面で得なケースもあるので、ここは必ず税理士に試算してもらってください。素人判断で動くと、税金で逆に損します。

専門家に早めに相談する

結局これが一番確実です。相続は家庭ごとに事情が違いすぎて、ネットの一般論だけでは判断できません。土地の評価額・兄弟の人数・親の意向、ぜんぶ組み合わせて初めて最適解が出ます。

相談先は、登記なら司法書士、税金なら税理士、もめそうなら弁護士。家を建てると決めた段階で一度プロに話を聞くだけで、防げるトラブルがたくさんあります。お金はかかるけど、後で何百万も払うリスクを考えたら安い保険です。義理の親の土地で迷っている人は、義理の親の土地に建てるリスクもあわせて読んでおくと判断材料が増えます。

親の土地でも住宅ローンは組めるのか

親の土地に家を建てる 親が死んだら|親の土地でも住宅ローンは組めるのか

お金の不安として「親名義の土地でローン組めるの?」というのもよく聞きます。結論、組めることが多いですが、いくつか条件があります。ここも整理しておきますね。

基本は建物にローンを組める

親の土地に建てる場合でも、建物部分の建築費に対して住宅ローンを組むのは一般的です。土地代がかからないぶん、借入額が減って返済がラクになるのは大きなメリットです。

ただし銀行は、建てる建物だけでなく土地も担保に入れることを求めるのが普通です。これが次の話につながります。

親の協力が必要になる

銀行が土地を担保に入れる場合、土地の名義人である親の協力(担保提供の同意や連帯保証)が必要になることがあります。親が「土地に抵当権を付けるのはイヤだ」と言うと、話が止まることもあるんです。

もしあなたが返済できなくなると、担保に入った親の土地が処分される可能性がある。これは親にとっては大きなリスクなので、ローンを組む前に親としっかり話しておく必要があります。

金融機関で条件が違う

親の土地に建てるケースへの対応は、銀行によってけっこう差があります。スムーズに通る銀行もあれば、条件が厳しいところもある。だから1行で断られても諦めず、複数の金融機関で相談するのがおすすめです。

住宅ローンで苦しまないためには、借りられる額ではなく無理なく返せる額で組むのが鉄則です。返済が苦しくなった人の本音は住宅ローン地獄の体験談でまとめているので、組む前に一度目を通しておくと冷静になれます。

親の土地に建てる4つのデメリット

親の土地に家を建てる 親が死んだら|親の土地に建てる4つのデメリット

お金が浮くメリットの裏で、見落とされがちなデメリットもあります。建ててから「こんなはずじゃ」とならないよう、先に正直に書いておきます。それぞれ対策もセットにしました。

相続でもめるリスクがある

もう何度も書いた通り、これが最大のデメリット。土地が親名義のままだと、親の死後に兄弟との相続トラブルが起きやすいです。お金で得した分を、相続で吐き出すことになりかねません。

対策は前の章で書いた通り、遺言・兄弟への事前説明・専門家相談です。建てる前にこれをやっておけば、リスクはかなり下げられます。逆にここをサボると、メリットが帳消しになります。

親との距離が近すぎる

親の土地=親の近く、あるいは敷地内。これは便利な反面、親との距離が物理的に近くなりすぎてストレスになる人もいます。何かと干渉されたり、夫婦の生活に口を出されたり。

対策は、建てる前に「玄関を分ける」「親世帯とのほどよい距離感をルール化する」など、暮らし方を具体的に決めておくこと。仲が良くても、住んでみると別。設計の段階でプライバシーを意識した間取りにしておくと、後のストレスが減ります。

将来売りにくい

親の土地は、立地が選べないことが多いです。利便性の悪い場所だったり、変形地だったり。自分で土地を選んでいないぶん、将来「やっぱり住み替えたい」となったときに売りにくいことがあります。

対策としては、建てる前にその土地の資産価値や周辺の売買事例をざっと調べておくこと。一生住むつもりでも、人生何があるか分かりません。出口のことも少し頭に入れておくと安心です。

土地に合わせた設計になる

すでにある土地に建てるので、土地の形や広さ、方角に間取りを合わせるしかありません。理想の間取りがあっても、土地の制約で諦めることが出てきます。

対策は、その土地が得意な会社を選ぶこと。狭小地や変形地でも上手に設計してくれる会社はあります。1社だけで決めず、複数社に同じ土地でプランを出してもらうと、土地の活かし方の差がはっきり見えます。僕は1社しか見ずに350万損したので、ここは強く言いたいです。

複数社のプランや見積もりをまとめて取り寄せたいなら、持ち家計画のような無料の一括サービスを使うと、家にいながら比較できます。土地が決まっている人ほど、会社ごとの提案力の差がはっきり出るので比べる価値があります。

親の土地に家を建てた4人の本音

親の土地に家を建てる 親が死んだら|親の土地に家を建てた4人の本音

最後に、実際に親の土地に家を建てた人たちの声を紹介します。良かった人もいれば、もめて後悔した人もいる。きれいごとじゃない本音の話を、4人ぶん集めました。

遺言で救われた:42歳男性

実家の隣の土地、親の名義のところに建てました。建てる前に父が「ここはお前に」って公正証書の遺言を作っておいてくれたんですよ。当時は「縁起でもない」と思ってたんですけど、今思えばあれが全部だったなと。

で、3年前に父が亡くなって。妹がいるんですけど、遺言があったおかげで土地の相続は揉めずに済みました。妹にはその分、預貯金を多めに渡す形で父が調整しておいてくれてた。あれがなかったら、たぶん今ごろ妹と気まずくなってたと思います。父には感謝しかないですね。

建てる前に親と相続の話をするのって、正直しづらいんですよ。死ぬ前提で話すみたいで。うちも最初に切り出したときは、母が「縁起でもないこと言うな」って怒っちゃって。でも父が「いや、子どもらが困らんように決めとくのが親の務めや」って言ってくれて、そこから話が進みました。

今思うと、あの気まずさを乗り越えて話しておいたのが一番の財産でした。これから建てる人は、勇気を出して親と話してほしいです。土地代が浮いた分は、断熱とか設備にまわせたので、家自体の満足度も高いです。ただ、お金が浮くこと以上に「揉めない準備ができてる」っていう安心感のほうが、住んでみると大きい。夜中にふと相続のことが頭をよぎって眠れない、みたいなことがないんですよ。これは経験してみないと分からない価値だと思います。妹とも今まで通り普通に会えてますし、お盆や正月に家族が集まっても、土地の話で気まずくなることがない。父が遺してくれたのは土地そのものより、この「揉めない関係」だったんだなって、最近しみじみ思います。お金の計算も大事ですけど、家族が壊れないっていう、目に見えない部分にこそ価値があるんだと、建てて何年も経った今だから言えます。

兄ともめました:34歳女性

うちは完全に失敗例なので、参考にしてほしいです。母の土地に夫と家を建てたんですけど、兄に何も相談せずに進めちゃったんですよね。母も「あんたの好きにしていい」って言ってくれてたので、それで全部OKだと思い込んでて。

で、去年母が急に亡くなって。そしたら兄が「あの土地、俺にも権利あるよな」って言い出して。びっくりしました。これまでそんなこと一言も言わなかったのに。法律的には兄の言い分が正しいらしくて、結局土地の評価額の半分くらいを兄に現金で渡すことになりました。ローンもあるのに、その出費はほんとにきつかったです。

お金もだけど、それ以上に兄との関係が冷えたのがしんどい。今もちょっとぎくしゃくしてます。法事で顔を合わせても、昔みたいに自然に話せなくなって。子どもの頃は仲良かったのに、土地のことでこんなふうになるなんて思ってもみませんでした。

あのとき建てる前に兄に一言相談して、母に遺言を書いてもらっていれば、と何度も思います。後悔先に立たずです。母も悪気はなくて「あんたの好きに」って言ってくれただけなんですけど、その言葉を鵜呑みにして、法律的なことを何も確認しなかった私が甘かった。土地がタダで得した気でいたけど、兄に払ったお金と失った関係を思うと、トータルでは全然得してないかもしれません。これから建てる人は、親がいいって言っても、兄弟にちゃんと話を通しておいてください。本当に。一言「土地に家を建てさせてもらうね」って伝えるだけで、たぶん全然違ったと思うんです。お金の問題以前に、「勝手に進められた」って気持ちが兄の中に残っちゃったのが、関係が冷えた一番の原因な気がして。事前の相談って、法律的な手続きというより、相手の感情への配慮なんですよね。それをサボった私が悪かった。同じ後悔をする人が一人でも減ればと思って、恥を忍んで話しました。

悩む女性

事前の一言があるかないかで、こんなに変わるんですね…。

距離感が課題:33歳男性

相続については親が生前贈与で土地を僕名義にしてくれたので、そこはクリアでした。税理士に相談して、税金も思ったほどかからなかったです。だからお金と相続の面では満足してます。そこは安心して進められました。

ただ、誤算だったのが親との距離。実家の敷地内に建てたんですけど、これがまあ近い。妻が洗濯物干してると母が出てきて世間話、休日も「ちょっといい?」ってしょっちゅう来る。妻はけっこうストレスためてました。仲は悪くないんですけどね、距離が近すぎた。

特にきつかったのが、子どもが生まれてから。母が良かれと思って毎日のように様子を見に来るんですけど、妻からすると「自分の育て方を見られてる」みたいでプレッシャーだったみたいで。ある日、妻が「ちょっと実家帰ってくる」って言い出したときは、さすがにヤバいと思いました。

あとから玄関の向きを変えるとか、目隠しの塀を立てるとか、いろいろ工夫してなんとか落ち着きました。母にも「来るときは一声かけてね」ってやんわり伝えて。これから建てる人は、間取りの段階で親世帯との距離感を真剣に考えた方がいいです。お金が浮くからって安易に敷地内に建てると、夫婦仲に響くこともあるので。仲がいいからこそ油断するんですよ。そこだけは本当に気をつけてほしいです。今は塀とルールのおかげで、母とも適度な距離で付き合えてます。たまに子どもを見てもらえるのは正直助かるし、近いことのメリットもちゃんとある。要はバランスなんですよね。近すぎず遠すぎずの距離を、建てる前に設計でつくっておく。これができるかどうかで、敷地内に建てる暮らしが天国にも地獄にもなると思います。僕は危うく地獄に振れかけたので、これから建てる人には先に手を打っておいてほしいです。

専門家頼みで正解:45歳女性

私は心配性なので、親の土地に建てると決めた時点で司法書士さんに相談しに行きました。お金払うのもったいないかなと最初は思ったんですけど、結果的にこれが大正解でした。今ふり返っても、あそこでケチらなくてよかったです。

土地の名義をどうするか、遺言は必要か、兄弟への説明はどうするか、ぜんぶ整理してもらえて。自分たちだけで考えてたら絶対に見落としてたポイントがいくつもありました。特に弟への取り分の話は、プロが間に入ってくれたおかげで角が立たずに済んだと思います。

弟とは仲がいいんですけど、お金のことって、仲がいいからこそ自分たちでは言い出しにくいんですよね。それを司法書士さんが「一般的にはこうですよ」って客観的に説明してくれたので、弟も納得してくれて。身内だけで話してたら、たぶん感情的になってこじれてたと思います。

相談料は数万円かかったけど、もしもめてたら何百万、下手したら関係まで壊れてたと思うと、安い買い物でした。ネットでいくら調べても、うちの場合の答えは出なかったんですよ。家庭の事情ってそれぞれ違うので、一般論を読んでも「で、うちはどうなの?」が分からなくて。迷ってる人は、まず一回プロに相談してみるのをおすすめします。それから家づくりを進めても遅くないので。先に不安をつぶしておくと、家づくり自体も気持ちよく進められますよ。あのとき相談に行ったおかげで、打ち合わせ中に「相続のことどうしよう」って気を取られることもなく、間取りや設備の話に集中できました。心配性なのが今回はいい方に働いたなって。プロに払う数万円を惜しんで、何百万も損したり家族と揉めたりするより、よっぽど賢い投資だったと思ってます。

土地が決まっていても、建てる会社選びは慎重に。同じ土地でも会社によってプランも金額も全然違います。実家の建て替えで後悔した話やお金のかからない土地活用も、土地まわりで迷っている人の参考になると思います。

親の土地に家を建てると、その土地は自分のものになりますか?

いいえ、建物はあなた名義でも、土地は親の名義のままです。生前に贈与などで名義を移さない限り、親が亡くなったときに土地は相続財産として相続人みんなで分ける対象になります。家を建てた人の自動的な所有にはなりません。

親が死んだら、兄弟に土地のお金を払わないといけませんか?

遺言などの準備がないと、その可能性が高いです。土地は相続人で分けるので、兄弟が取り分を主張した場合、家が建っている土地を物理的に分けられないぶん、現金で精算することが多くなります。遺言や生前の話し合いで防げるので、建てる前の準備が重要です。

親の土地でも住宅ローンは組めますか?

組めることが多いです。建物の建築費に対してローンを組むのが一般的で、土地代がないぶん借入額を抑えられます。ただし銀行が土地を担保に入れるため、土地名義人である親の同意や協力が必要になる場合があります。対応は金融機関で差があるので複数で相談を。

土地の名義を生前に自分に移した方がいいですか?

一概には言えません。名義を移せば相続の対象から外れてもめにくくなりますが、生前贈与は贈与税がかかり高額になることがあります。相続を待った方が税金面で得なケースもあるため、必ず税理士に試算してもらってから判断してください。

遺言書があれば兄弟ともめませんか?

かなりもめにくくなりますが、兄弟には最低限の取り分(遺留分)が保証されています。遺言で全部をあなたにとしても、兄弟がその最低限を請求できる場合があります。遺留分も考慮した内容を専門家と作り、公正証書遺言にしておくと効力が確実です。

親に相続の話を切り出すのが気まずいです。どうすれば?

気まずいですよね。でも「家を建てる前提だから、土地のことを整理しておきたい」という切り口なら話しやすいです。死を前提にした話というより、家づくりの手続きの一環として持ち出すのがコツ。専門家に同席してもらうと、親も納得しやすくなります。

使用貸借だと、親が死んだら家を出ないといけませんか?

基本的には、使用貸借は貸主(親)が亡くなっても引き継がれるとされ、すぐ出ていく必要はないのが一般的です。ただし土地を相続した人との関係や契約内容によって扱いが変わることがあるため、心配な場合は専門家に確認しておくと安心です。

親と二世帯にした方が相続でもめにくいですか?

二世帯にすると同居実態ができ、相続税の特例で土地の評価を下げられる場合があります。ただし制度には細かい条件があり、もめにくさとは別の話です。税金の優遇を狙うなら税理士に、もめ防止は遺言や話し合いでと、目的ごとに対策を分けて考えるのがよいです。

親の土地に建てると、固定資産税は誰が払いますか?

土地の固定資産税は名義人である親に、建物の固定資産税は建物名義のあなたに請求されるのが基本です。実際には家計をどう分担するか家族で決めることが多いです。親が亡くなって土地を相続した後は、あなたが土地分も払うことになります。

結局、親の土地に建てるのはやめた方がいいですか?

準備さえすれば、良い選択です。土地代が浮くメリットは大きいので、頭から否定する必要はありません。ただ「親が死んだ後」の備え(遺言・兄弟への説明・専門家相談)を必ずセットにすること。これをやるかどうかで、得するか大損するかが分かれます。

まとめ:親が死んだ後の備えが家族を守る

親の土地に家を建てる 親が死んだら|まとめ:親が死んだ後の備えが家族を守る

親の土地に家を建てるのは、お金の面で本当に魅力的な選択です。でもその魅力に飛びつくだけだと、親が亡くなったときに兄弟との相続でもめて、浮いたお金以上のものを失うことがあります。

大事なのは、親が元気なうちに「遺言を書いてもらう」「兄弟に事前に説明する」「専門家に相談する」をやっておくこと。この準備があれば、土地代が浮くメリットを安心して受け取れます。逆にここをサボると、せっかくの家づくりが家族の亀裂につながりかねません。

家は、家族が長く一緒に幸せに暮らすために建てるもの。お金で得することよりも、家族の関係を守ることの方がずっと価値があります。僕は1社しか見ずに350万損して、お金の後悔を味わいました。あなたには、お金でも家族でも後悔してほしくない。だからこそ、建てる前のひと手間を惜しまないでくださいね。納得いくまで準備して、笑顔で暮らせる家を建ててください。なお、義実家の土地で同じように迷っている人は、義理の親の土地に建てるリスクと備えもあわせて読んでおくと、判断の助けになると思います。

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この記事を書いた人

あいみつのアバター あいみつ

「みんなの住宅失敗談」運営者。ハウスメーカーに言われるまま契約して、350万円もぼったくられた経験あり。

同じ後悔をする人を減らしたくて(本当はボッタクリ業者にムカつきすぎて)全国の住宅の失敗談を集めて発信しています。合言葉は「家を買うときは必ず相見積もりを取れ」。

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35歳・地方郊外の会社員。妻と娘の3人暮らし。地元の中堅ハウスメーカーで35坪4LDKを4,200万円で建てたあと、相見積もりを取らなかったせいで350万円損していたことに気づきました。同じ後悔をする人を一人でも減らしたくて発信中。

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