子供が2人。一戸建てを建てるなら、子供部屋はどう分ければいいんだろう。何畳を2部屋なのか、それとも1部屋を将来仕切るのか。年の差や性別でも変わってくるし、決めかねますよね。
この記事では、子供2人の一戸建ての間取りを、後悔しない配置パターンごとに具体的に整理しました。さきに結論からどうぞ。
あいみつ(35歳・会社員)です。2022年に地元の中堅ハウスメーカーで35坪4LDKを建てましたが、1社しか見ずに約350万円損しました。我が家も子育て中で、子供部屋の分け方は当時いちばん悩んだところです。
間取りは「今の暮らし」だけで決めると後で泣きます。子供は数年で勝手に大きくなるので。建てたあとに気づいた失敗も込みで、2人なら本当はどう組むのがいいのか、正直に書きます。
子供2人なら子供部屋は何畳が正解か

結論から言うと、1人あたり4.5〜6畳を2部屋が無難です。理由を順番に見ていきましょう。
あいみつうちは「子供部屋なんて寝るだけでしょ」と軽く見てて、あとで足りなくなりました。
4.5畳:必要十分だけど少し手狭
4.5畳はベッドと机を置けば、ほぼ埋まります。中学生くらいまでなら十分ですが、本棚や着替えのスペースを足すと急に窮屈に感じます。
収納を別に作れるなら4.5畳でも回ります。逆にクローゼットを部屋の中に取ると、実質3畳ちょっとの感覚になるのでそこは覚悟が必要です。
6畳:いちばん後悔が少ない広さ
迷ったら6畳です。ベッド・机・本棚を置いても、まだ床に余裕が残ります。友達を呼んだり、成長して荷物が増えても受け止められます。
2部屋とも6畳にすると合計12畳ぶん。ここが取れる広さなら、子供部屋で後悔する確率はぐっと下がります。我が家ももう半畳ずつ広くしておけばよかったと今でも思います。
8畳以上:広く取りすぎる落とし穴
2人ぶんで広く取りたい気持ちはわかります。でも子供部屋は、長い目で見ると使う期間が意外と短いです。大学や就職で家を出れば、ほぼ物置になります。
広く取りすぎると、その面積ぶんリビングや収納が削られます。子供部屋を盛るより、家族が長くいる場所に畳数を回したほうが満足度は高い、というのが建てたあとの実感です。
- 4.5畳…寝る+勉強の最低限
- 6畳…後悔しにくい標準
- 8畳超…使う期間を考えて慎重に
子供2人の間取りパターン3つを比較


子供2人の分け方は、大きく3パターンあります。それぞれ向き不向きがあるので、表でざっくり比べてみましょう。
| 分け方 | メリット | 向く家族 |
|---|---|---|
| 独立2部屋 | 最初から個室 | 性別違い・年近い |
| 将来仕切る | 小さいうち広い | 年が近い同性 |
| 共有1部屋 | 面積を節約 | 年の差が大きい |
「どれが正解」ではなく、家族の状況で変わります。一つずつ見ていきましょう。
独立2部屋:最初から分ける
建てた時点で2部屋に分けてしまう、いちばんシンプルな方法です。性別が違う、または年が近いきょうだいに向いています。
デメリットは、小さいうちはそれぞれの部屋を持て余すこと。下の子が小さい間は、上の子の部屋に2人で遊ぶ、なんてことも普通にあります。それでも将来の工事が要らない安心感は大きいです。



「あとで仕切るより最初から2部屋が確実ですよ」とよく営業さんは言います。
将来仕切る:1部屋を後で2つに
広めの1部屋にしておき、子供が個室をほしがる年齢になったら間仕切りで2つに割る方法です。小さいうちは広々使えて、思春期には個室になる、いいとこ取りの考え方です。
ただし仕切ったあとに、ドア・窓・照明・コンセントが片方に偏ると後悔します。最初から2部屋になる前提で設備を2つずつ用意しておくのがコツです。
共有1部屋:年の差があるとき
年の差が大きいきょうだいなら、しばらく1部屋共有でも回ります。上の子が家を出る頃に下の子が個室を使い始める、というリレー型の使い方です。
面積を節約できるのが最大の利点。ただし在宅の時期が重なると、生活リズムの違いでぶつかります。共有はあくまで一時的、と割り切れる家族向けです。
年の差・性別で変わる間取りの正解


同じ2人でも、年の差と性別で正解は変わります。具体的なケースで見ていきましょう。
年が近い同性:仕切り前提が楽
年が1〜2歳差で同性なら、将来仕切る前提の1部屋が相性いいです。小さいうちは一緒に遊び、思春期にスッと分けられます。
同性だと、お下がりや共有の本も多いので、完全に分けきらない時期が長く続きます。仕切れる準備だけしておく、が落としどころです。
性別が違う:早めに個室が安心
男女のきょうだいは、小学校高学年あたりから「分けて」となりがちです。共有や仕切り遅れだと、思春期に気まずさが出ます。
最初から独立2部屋にしておくほうが、あとでバタバタしません。性別違いは2部屋確定で考えておくのが無難です。
年の差が大きい:リレー型もあり
5歳以上離れているなら、部屋を同時に2つ使う期間が短くなります。上の子が独立する頃に下の子が個室、というリレー型で面積を節約できます。
ただ「下の子のときに上の子の部屋が空く」読みは外れることもあります。進学や就職で家に残るケースもあるので、最低限2部屋ぶんの余地は残したいところです。
子供2人の間取りでよくある後悔と対策


建てたあとに「しまった」となりやすいポイントを、対策とセットで挙げます。先回りで潰しておきましょう。
後悔1:仕切ったら片方が暗い
1部屋を後から仕切ったら、窓のない側が薄暗くなった、というのは定番の後悔です。1部屋のときは明るくても、半分にすると光が届かなくなります。
対策は、仕切る前提なら窓を2つ(両側に1つずつ)付けておくこと。設計の段階で「ここで割る」と決めて、窓と照明を左右対称にしておけば防げます。
後悔2:収納が足りない
部屋の畳数は確保したのに、収納を忘れて荷物があふれる。子供は成長で持ち物がどんどん増えるので、これも起きがちです。
各部屋にクローゼットを1つずつは最低ライン。可動棚にしておくと、年齢で中身が変わっても対応できます。収納不足は後から足せません。
後悔3:使う期間が短かった
立派な子供部屋を作ったのに、進学で家を出て10年も使わなかった、という声もよく聞きます。子供部屋は人生で使う期間が意外と短いんです。
対策は、子供が出たあとの第二の使い道を最初から考えておくこと。書斎や趣味部屋、来客用につなげられる位置にしておくと、空き部屋にならずにすみます。
- 窓と照明は左右対称に
- 収納は各部屋に1つ以上
- 巣立った後の使い道も想定
こうした後悔は、複数の会社に間取りを描いてもらうと見えてきます。1社だけだと「その会社の正解」しか出てこないので、視点が偏りがちです。僕が350万円損したのも、比べなかったからでした。注文住宅の進め方は間取りの決め方の記事もあわせてどうぞ。
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子供2人で家を建てた5人の体験談


実際に子供2人で一戸建てを建てた人たちの、間取りの本音の声を集めました。※プライバシー保護のため一部再構成しています。
仕切り壁:結局すぐ分けた
上の子が小1、下が年少のときに建てました。営業さんに「将来仕切れる10畳の1部屋にしましょう」とすすめられて、なるほどと思って採用したんです。小さいうちは広く使えるって。当時は子供たちも2人で仲良く遊んでたので、すごく良い選択に見えました。
でも、ですよ。実際は上の子が3年生になったあたりで「自分の部屋ほしい」と言い出して。下の子はまだ一緒でいいって言ってたんですけど、上が一人になりたがる年齢になると、もう待ったなしで。結局2年後には仕切りました。広く使えた期間、思ったより短かったです。たぶんトータルで3年くらいかな。
仕切る工事自体は十数万でできたんですけど、問題は照明とコンセントでした。1部屋前提で真ん中にシーリングを1個だけ付けてたんですよ。だから分けたら片方の部屋がスイッチもなくて真っ暗で。あとから電気工事を入れて増設して、また数万円。コンセントも片側に寄ってたので、延長コードでしのいでる始末です。
仕切る前提なら、最初から2部屋ぶんの設備にしとくべきだったなと。今ならわかるんですけど、建てるときって「広く使える未来」のほうばっかり見ちゃうんですよね。冷静に「いつ仕切るか」を考えてなかった。これから建てる人は、広く使える期間がどのくらいか、ちょっと現実的に見たほうがいいかもです。うちは見すぎて失敗したクチなので。(38歳・男性)
6畳2部屋:正解だった
うちは最初から6畳を2部屋にしました。年子の姉妹で、どうせすぐ別々がいいって言うだろうと思ったので。仕切るとか共有とか、いろいろ考えるのが面倒だったのもあります。で、結果から言うと、これは正解でした。
6畳って、ベッドと机を置いてもまだ床に余白があるんですよね。最初は「広すぎたかな」って思ったくらい。でも中学に上がって、教科書も服も部活の道具もどんどん増えていって。今はちょうどいいくらいに埋まってます。下の子が友達連れてきても、床に座って勉強会できるくらいの余裕はあります。



迷ったら6畳、ほんとにこれだなって思います。
正直、建てるときは「6畳ずつで12畳も子供に取るの?」って夫とちょっともめました。そのぶんリビングを削ることになったので。リビング広めにしたかった夫と、子供部屋優先したかった私で。最終的には私が押し切った形です。当時は内心ちょっと不安でしたけどね。広く取りすぎたかなって。
でも今となっては、子供部屋を優先してよかったと思ってます。リビングが少し狭いのは慣れました。あえて不満を言うなら、収納をもう少し大きくしたかったかな。クローゼットがちょっと小さくて、姉妹で取り合いになることがあるので。それ以外は不満なしです。広さで迷ってる人がいたら、4.5畳より6畳に1票入れときます。後悔の声、あんまり聞かないので。(40歳・女性)
広い1部屋:後悔してます
子供2人で12畳の大部屋を作ったんです。広いと子供が伸び伸び育つかなって、なんとなくの理想で。雑誌とかで見るおしゃれなキッズルームに憧れてたのもあります。今思うと完全に勢いでした。設計士さんは「将来どうしますか」って一応聞いてくれてたんですけど、その時は深く考えてなくて。
何がダメだったかというと、上の子が中学に上がるあたりで2人とも個室をほしがる時期がきて。でも12畳を割ると6畳2つになるのはいいんですけど、ドアが1つしかないんですよ。窓も片側に寄ってて。割ったら片方の部屋がドアなし窓なしの牢屋みたいになるという。動線がぐちゃぐちゃで、これはもうリフォームするしかないなと。
結局リフォームで壁とドアと窓を足して、数十万円かかりました。最初から2部屋にしてたら、あるいは割る前提で設備を振り分けてたら、払わなくてよかったお金です。広さに憧れるのはわかるんですよ、自分がそうだったから。でも現実的に割れるかどうかを先に考えとけばよかった。理想だけで突っ走ったらこうなるという見本です。
まあ、子供が小さい頃に大部屋で2人でゴロゴロしてた光景は、今でもいい思い出ではあります。あの広さがあったから走り回れたわけで。だから全部が失敗とも思ってないんですけど。それはそれ、これはこれ、って感じですかね。お金はかかったけど。(36歳・男性)
男女きょうだい:早く分けた
上が男の子、下が女の子です。建てるとき工務店の人に「男女ならお早めに個室を考えたほうがいいですよ」って言われて。最初はピンとこなかったんですけど、まあプロが言うならって。結局、最初から4.5畳ずつ2部屋にしました。これが後から助かりました。
うちの場合、上の子が4年生くらいから「妹と一緒の部屋はやだ」って空気を出すようになって。男の子って、その年頃になると急に女子っぽいものを嫌がるじゃないですか。妹の人形とかが自分のエリアにあるのが許せないみたいで。あのとき部屋が分かれてなかったら、毎日もめてたと思います。先に分けといて、ほんと正解でした。
ただ、4.5畳だと正直ちょっと狭いです。机とベッドを置いたらもういっぱいで、友達呼ぶときはリビングに来ます。収納も小さめなので、服はリビング横のファミリークローゼットに分けてます。それでなんとか回ってる感じです。でも個室があることのほうが、うちの子たちには大事だったみたいで。狭さの文句はたまに言われますけど、一緒よりはマシって本人たちも言ってます。
もし広さに余裕があったら5畳ずつにしたかったな、とは思います。あと半畳あれば、収納も置けたのに。土地が広くなかったので、そこは仕方ないんですけどね。とにかく男女のきょうだいは早めに分ける、これだけは声を大にして伝えたいです。共有で粘らないほうがいいです。(42歳・女性)
収納軽視:荷物あふれた
部屋の広さばっかり気にして、収納をほぼ考えてませんでした。6畳2部屋取れたぞって、それで満足しちゃってたんですよね。クローゼットは「まあ標準でついてるやつでいいか」くらいの感覚で。間取りの打ち合わせでも、畳数の話ばっかりしてて、収納のサイズなんて1回も議題に上がらなかった気がします。
子供って、学年が上がるたびに教科書も増えるし、ジャージも増えるじゃないですか。サイズアウトした服も、なんだかんだ捨てられずに溜まっていって。さらに部活始めたら道具も入ってきて。気づいたら床に物が山積みで、せっかくの6畳が狭く見えるという。広さ取った意味なくない?って自分でツッコミました。
結局、後付けで収納家具を買い足しました。カラーボックスとか衣装ケースとか。でもそれを置くと、当然そのぶん床面積が減るわけで。広い部屋に収納家具を置いて狭くするという、なんとも本末転倒な状態です。最初から壁面いっぱいの可動棚を造り付けにしとけば、床は使えたし、こんなことにはならなかったのに。
だから声を大にして言いたいんですけど、広さを取るのと同じくらい、収納を取るのは大事です。むしろ子供部屋に関しては収納のほうが大事かもしれない。これから間取りを決める人は、畳数だけ見ないで、収納のサイズもちゃんと描いてもらってください。図面に「クローゼット」って書いてあるだけで安心しちゃダメです。何メートルあるのか、ちゃんと聞いてください。ほんとに。(39歳・男性)
5人とも共通してたのは「子供は思ったより早く分けたがる」でした。子供が3人になると話はまた変わるので、3LDKで子供3人のレイアウトや、狭い家での工夫を扱った4人家族70平米の記事も参考になります。狭さと子育ての関係が気になる方は狭い家で育った子供の記事もどうぞ。
子供2人の間取りに関するよくある質問


子供2人の間取りで、よく出てくる疑問にまとめて答えます。
- 子供2人の子供部屋は何畳ずつがいいですか?
-
迷ったら6畳ずつが後悔しにくいです。4.5畳でも寝る・勉強はできますが、収納や荷物増を考えると6畳に余裕があります。広く取りすぎる必要はありません。
- 最初から2部屋と、後で仕切るのはどちらがいいですか?
-
性別違いや年が近いなら最初から2部屋、年が近い同性なら仕切る前提が合います。仕切る場合は窓・照明・コンセントを2部屋ぶん用意するのが鉄則です。
- 子供部屋は2階と1階どちらがいいですか?
-
2階が一般的です。1階の親世帯エリアと分けやすく、生活音も気になりにくいためです。ただ将来の親の介護を考えるなら、1階に転用できる部屋を残す手もあります。
- 子供2人なら何LDKが必要ですか?
-
夫婦の寝室+子供2部屋で、最低3LDKあれば足ります。来客用や在宅ワーク部屋がほしいなら4LDKが安心です。部屋数より、各部屋の使い勝手で選びましょう。
- 子供部屋を仕切る費用はいくらかかりますか?
-
間仕切り壁の追加だけなら、十数万円が目安です。ただし照明やコンセントを足すと追加でかかります。最初から2部屋ぶんの設備にしておくと、仕切り工事だけで済みます。
- 子供部屋にクローゼットは必要ですか?
-
各部屋に1つは用意したいです。子供は成長で持ち物がどんどん増えます。可動棚にしておくと、年齢で中身が変わっても対応でき、床に物があふれるのを防げます。
- 男女のきょうだいはいつ部屋を分けるべきですか?
-
小学校高学年あたりから分けたがる子が多いです。男女は最初から独立2部屋にしておくと、思春期にバタバタしません。共有や仕切り遅れは気まずさが出やすいです。
- 子供が巣立った後の子供部屋はどうすればいいですか?
-
書斎・趣味部屋・来客用に転用するのが定番です。設計の段階で第二の使い道を決めておくと、空き部屋にならずにすみます。隣室とつなげられる配置だと自由度が上がります。
- 子供部屋を広くするとリビングが狭くなりますか?
-
同じ床面積なら、どこかを広げれば別が狭くなります。子供部屋は使う期間が短いので、家族が長くいるリビングに畳数を回すほうが、満足度は高い傾向です。
- 間取りで失敗しないコツはありますか?
-
複数の会社に同じ条件で間取りを描いてもらうことです。1社だけだと視点が偏ります。各社の提案を比べると、自分たちに合う配置と無駄が見えてきます。
まとめ:子供2人の間取りは「分け方」で決まる


子供2人の一戸建ては、何畳かより「どう分けるか」で後悔が決まります。基本は6畳2部屋、年の差や性別で独立・仕切り・共有を選ぶ。これがいちばん外しにくい考え方です。
あらためて、この記事の内容をまとめます。
- 迷ったら6畳を2部屋
- 性別違いは独立2部屋
- 同性は仕切り前提が楽
- 窓・収納・将来の使い道も
家は人生でいちばん大きな買い物です。間取りの良し悪しは、毎日の暮らしやすさだけでなく、数百万円の差にもなります。1社の提案だけで決めると、その会社の正解しか見えません。
僕が350万円損したのも、比べなかったからでした。同じ条件で複数社に間取りを描いてもらうだけで、無駄も後悔もぐっと減ります。子供部屋の分け方も、いくつかの会社の案を見比べると、自分たちに合う形が見えてきますよ。
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