A社とB社の見積もりが手元にあって、金額は300万円違う。でも営業さんは「うちは標準が違いますから」としか言わない。何がどう違うのかが分からないまま、今週末の打ち合わせが近づいていませんか。
先に結論です。標準仕様の比較表は、自分の候補社の名前で自分で作るしかありません。ネットに出ている各社一覧は、あなたが検討している会社が載っていないか、商品名と確認日が書かれていないかのどちらかです。
僕は2021年、その表を作らないまま1社で契約しました。断熱は勧められた標準のまま。入居した年の冬に、床の冷たさで初めて「標準」の中身を調べた側の人間です。
時間がない人は、断熱・サッシ・構造・外壁の4行だけで構いません。この4つは壁を開けないと替えられないので、会社を決めた時点でほぼ確定します。
この記事では、書き写してすぐ使える比較表の枠、入れるべき8項目、営業さんへの聞き方、そして表が埋まったあとに無視していい差までまとめます。読み終わる頃には、次の打ち合わせに持っていく1枚ができているはずです。
\ 1社で決める前に、家で比べる /
展示場に行く前に、同じ条件で複数社の間取りと見積もりを並べておく。それだけで、僕が1社だけで契約して払った350万円の差はかなり防げます。まずは家にいながら無料で取り寄せて、比べる土台を作ってください。
| おすすめ度 ★★★★★ | おすすめ度 ★★★★☆ | おすすめ度 ★★★★☆ |
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| 提携社数 | ||
| ◎ 1,340社以上 (大手35社) | ○ 厳選100社以上 | ○ 地域の 優良工務店 |
| もらえるもの | ||
| ◎ カタログ +間取り ・資金計画 ・土地提案 | △ カタログ (間取りは 個別相談) | ○ 資料 +間取り ・見積もり提案 |
| 依頼先の選び方 | ||
| ◎ 気になる会社を 自分で選ぶ | ○ こだわり条件 で絞る | ○ アドバイザー が紹介 |
| 相談・お断り代行 | ||
| △ 窓口なし (要望欄で メール指定可) | △ 窓口なし (メール指定 で対処) | ◎ 専任 アドバイザー に相談可 |
| 特典 | ||
| ◎ 家づくり冊子 2種(PDF) | ○ 来場予約で ギフト特典 | ○ 家づくりの 小冊子 |
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あいみつ|「みんなの住宅失敗談」運営者。35歳・会社員(住宅・不動産業界の人間ではありません)。
- 2022年に35坪4LDKを建築
- 総額は約4,200万円
- 1社契約で350万円高くついた
- 2026年に不動産一括査定5社を実測
- 査定差は330万円
- 家づくりの失敗談を集めて発信中
合言葉は「家を買うときは必ず相見積もりを取れ」。プロフィールの続きを読む
注文住宅の標準仕様の比較表は、自分で作らないと使えない

検索して出てくる各社の標準仕様一覧を、そのまま打ち合わせに持っていける人はほとんどいません。理由は3つあります。
順に見ていきます。
候補の会社が載っていない
大手だけを並べた一覧は世の中にたくさんあります。ところが実際に見積もりを取っている2社のうち、片方が地元の工務店や中堅のハウスメーカーだと、その表には名前がありません。
片方だけ載っている表は、比べる道具として使えないどころか危険です。載っているほうの情報だけが細かくなって、載っていないほうを「よく分からないから」で減点してしまいます。
比較表は、候補の全社が同じ枠で並んで初めて意味を持ちます。1社でも空欄の列があると、その表は比較表ではなくカタログの要約です。
悩む男性うちの候補、2社とも表に載ってない…。
同じ会社でも商品で違う
ここがいちばん見落とされます。標準仕様は「会社ごと」ではなく「商品ごと・建築条件ごと」に決まります。
たとえば一条工務店は、公式の標準仕様を紹介するページで、全館床暖房や樹脂サッシなどを標準として挙げたうえで、「標準仕様は、商品タイプや建築条件によって異なります」「内容および写真には、一部オプション仕様を含みます」と書いています。展示場によって見られる仕様が違うことも明記されています。
つまり公式ページの記載ですら、そのままあなたの家の標準にはなりません。表の列には会社名だけでなく、必ず商品名を書いてください。
標準装備と見積書は別物
カタログの「標準装備」は商品の紹介、見積書の「標準仕様」はあなたの金額の内訳です。この2つがずれていることは珍しくありません。
この線引きのずれが分かりやすく出るのが網戸です。会社によって標準にもオプションにもなるので、注文住宅の網戸が標準かオプションかの確かめ方を例として見てみてください。
よくあるのは、カタログでは標準として写真が載っている設備が、見積書では別途工事の欄に小さく入っているケースです。逆に、地域限定で標準が上乗せされていて、カタログより中身が良いこともあります。
だから比較表の根拠欄には、どこで確認したかを書きます。カタログのページ数なのか、見積書の行なのか、営業さんの口頭なのか。この3つは重さが全く違います。
注文住宅の標準仕様の比較表に入れる8項目


項目を増やすほど表は埋まらなくなります。金額差の説明がつく8項目にしぼります。
順に見ていきます。
そのまま書き写せる表の枠
紙でもスマホのメモでも構いません。列を会社、行を項目にして、1マスに「標準かオプションか」と「品番や等級」を並べて書きます。
| 項目 | A社(商品名) | B社(商品名) | C社(商品名) |
|---|---|---|---|
| 断熱材と厚み | |||
| サッシとガラス | |||
| 外壁の種類 | |||
| 屋根の種類 | |||
| キッチン | |||
| お風呂と洗面 | |||
| 換気と給湯 | |||
| 保証とメンテ周期 | |||
| 確認日と根拠 |
いちばん下の「確認日と根拠」の行を省かないでください。仕様は年度で変わります。3か月前に聞いた話と今の標準が違うことは普通に起きます。



僕はこの1枚を作らずに、営業さんの説明を頭の中だけで比べていました。
金額差に直結する4項目
本体工事の金額差にかぎって言えば、たいていこの4つのどれかです。総額の差は土地の条件や付帯工事でも動くので、そこは別に見てください。
- 断熱材の種類と厚み
- サッシの枠とガラスの構成
- 外壁の素材と塗り替え周期
- お風呂とキッチンの品番
断熱とサッシは、後から替えられない代わりに、光熱費と部屋の温度に毎日効きます。2025年4月から、新築の住宅は省エネ基準への適合が義務になりました(改正建築物省エネ法)。この基準は断熱の性能だけでなく、給湯や換気などで使うエネルギーの量もあわせて見る決まりです。つまり今から着工する家なら、どの会社も最低ラインは満たしています。比べるのは基準を満たすかどうかではなく、基準からどれだけ上に積んでいるかです。
外壁は素材によって塗り替えの周期が変わります。たとえばクレバリーホームは公式サイトで外壁タイルを標準装備として打ち出しています。初期費用は上がっても、塗り替えの回数が減るぶんを何十年で見るかという話になります。表には素材名と、できれば推奨のメンテ周期まで書きます。
なお表に「等級」と書くときは、断熱等性能等級のことです。数字が大きいほど上で、会社によって標準がどこかは変わります。営業さんに聞くときも「断熱等性能等級はいくつですか」と言えば、たいてい一発で通じます。
水まわりは品番まで書くのがコツです。「システムキッチン標準」ではメーカーのどのグレードか分かりません。品番が1つ書いてあるだけで、あとから自分で定価を調べられます。
あとで効いてくる4項目
残りの4つは、契約時には地味ですが、住んでから差が出ます。
屋根は、素材によって将来の足場代が変わります。換気は、第一種か第三種かでフィルター交換の手間と電気代が変わります。給湯はエコキュートかガスかで、地域の料金体系とのかみ合わせが変わります。
ちなみに新築住宅は、構造の主要な部分と雨漏りを防ぐ部分について、引き渡しから10年の保証が法律で義務づけられています。つまり「初期保証10年」はどこも同じで、差がつくのはそこから先です。
保証は年数だけでなく、延長の条件まで書いてください。「初期保証10年、有償点検で最長30年」のような書き方が多く、その有償点検の目安額を聞いておくと、30年の意味が具体的になります。
比較表の埋め方|営業に何をどう聞くか


表は作るより埋めるほうが難しいです。聞き方を変えるだけで、返ってくる答えの具体性が変わります。
順に見ていきます。
標準ですかでは埋まらない
「これは標準ですか」と聞くと、多くの場合「標準です」と返ってきます。ここで表に丸を書いてしまうと、あとで「このグレードは標準外でした」となりがちです。
聞き方はこう変えます。「この見積もりに入っている断熱材は、種類と厚みを教えてください」。物の名前を答えてもらう質問に変えると、標準かどうかの判断は自分の手元に戻ります。
もうひとつ効くのが「標準から上げる場合、いくらですか」です。金額が即答できる項目は、その会社がよく提案している選択肢。答えに間が空く項目は、そもそもあまり動かせないところだと分かります。



うちは全部標準で入ってますから、安心してください。
品番と確認日を必ず書く
表のマスには、答えをそのまま書きます。要約しないでください。「高性能グラスウール16K・105mm・2026年9月13日・見積書3ページ」のように、物と日付と出どころを1行にします。
ここまで書いてあると、別の会社の営業さんに見せたときの反応が変わります。数字が入っている表を持っている人には、抽象的な説明が通じないと分かるからです。
打ち合わせ中に全部は書けません。スマホのメモに単語だけ残して、帰りの車の中で表に移すくらいで十分です。記憶が新しいうちに移すのがコツです。
埋まらない欄は空欄で残す
その場で分からなかった欄を、推測で埋めないでください。空欄のまま残しておくと、次の打ち合わせでそこだけ聞けばよくなります。
空欄が多い会社は、情報が出てこない会社です。それ自体がひとつの判断材料になります。答えを渋られたのか、担当者が把握していないだけなのかも、2回聞けば分かります。
そして列が2社しかない表は、どちらが高いかは分かっても、その金額が世の中のどのあたりかは分かりません。2社の表は、比較表ではなく勝ち負け表です。3社目を足すまで、結論は出さないでください。
金額そのものの目安を先に知っておきたい場合は、注文住宅の費用相場と内訳を建てた5人の本音でまとめた記事も一緒に読んでみてください。総額のどこに標準仕様が効いているかが見えます。
標準仕様の比較表で差がついた5人の本音


読者の方から届いた話を、ご本人の許可をもらったうえで、個人が特定されないように一部再構成しています。
順に読んでみてください。
品番を聞いたら話が変わった
「標準でこれだけ入ってますから」と言われて、へえ、と思っていた側です。34歳、地方の市役所勤めです。
妻がノートの見開きに手書きで表を作りまして。左に項目、右に3社ぶんの列。自分は正直「そこまでやる?」と思っていました。営業さんに嫌な顔をされるのが怖かったんだと思います。
で、次の打ち合わせでその紙を出して、キッチンの品番を聞いたんです。そしたら担当の方が一度席を立って、戻ってきて「すみません、これ下のグレードでした」と。カタログに載っていた写真のやつではなかったそうです。



え、写真と違うグレードだったの…?
その場で差額を出してもらったら、上のグレードにするのに18万円くらい。悪意があったとは思っていません。たぶん展示場の写真をそのまま見せていただけなんだと思います。ただ、聞かなかったら下のまま入っていたのは確かです。
そのあと妻が「他のとこも聞いてみよ」と言い出して、結局3社とも品番を全部書き出しました。表は最後、コーヒーのしみがついてぐしゃぐしゃでした。あれが我が家でいちばん役に立った紙です。
ひとつだけ言うと、品番を聞くのは最初の打ち合わせでやったほうがいいです。うちは3回目でした。そこまでに決めた細かい話を、また全部並べ直すことになって、妻が一度キレました。あれは自分が最初に動かなかったせいです。
表を作らず坪単価で決めた
坪単価だけ見てました。41歳、運送関係の仕事をしています。数字は得意なほうだと思っていたので、坪いくらで並べれば十分だろうと。
A社が坪68万、B社が坪74万。6万違うならAでしょ、という話で、当時はそれ以上考えませんでした。仕事が忙しくて、打ち合わせは全部妻に任せていたのもあります。
住んで2年目の夏に、2階の寝室が暑くて眠れない日が続きました。調べてみたらうちの断熱材、Bで標準だったやつより薄かったんです。坪単価の6万円はそこだったのか、と今になって思います。
後付けで何とかなるかと思って業者に見てもらったら、壁を開けないと無理と言われて、それで終わりました。エアコンを1台足して、今はそれで暮らしています。電気代は前の賃貸より高いです。
妻には一度も責められていません。それが逆にこたえています。家自体は気に入っていて、玄関の造作棚とか、子どもの背比べの傷とか、いい思い出のほうが多いんですけどね。夏の2階だけ、毎年ひっかかります。
坪単価って、中身が同じなら比べられる数字なんですよね。中身が違うものを坪単価で比べるのは、重さの違う荷物を個数で数えるのと同じでした。今さらですけど。
3社目で真ん中が分かった
最初は2社で決めるつもりだったんです。37歳、パートと子ども2人。土地は夫の親の土地で、地元の工務店と、県内に展示場があるメーカーの2社。
表を作ってみたら、工務店のほうが安いけど断熱の等級が1つ下で、メーカーのほうは外壁が良いけどキッチンが最低グレード。どっちが得か、いくら見ても決まりませんでした。2社だと、片方が高いのか片方が安いのかも分からないんですよね。
- 断熱の等級が1つ違った
- 外壁の素材が違った
- キッチンのグレードが逆
それで、家でカタログを取り寄せられるところから3社目を足しました。届いた資料を同じ表に書き足したら、3社目がちょうど真ん中で、そこで初めて工務店の安さが「標準を削った安さ」だと分かりました。
結果はメーカーにして、キッチンだけお金を足しました。3社目の会社とは契約していません。でもあの列がなかったら、たぶん安いほうに流れていたと思います。
義母には「そんなに何社も呼んで、失礼じゃないの」と言われました。気持ちは分かります。でも資料を家に取り寄せただけなので、誰にも会っていないんです。そこは説明してもあまり伝わりませんでした。
空欄だらけの会社を外した
表の空欄で会社を選ぶことになるとは思っていませんでした。46歳、夫婦ともに理系で、最初はエクセルできっちり作ったんです。
4社に同じ項目を聞きました。2社はその場でほぼ全部答えて、1社は「持ち帰って調べます」と言って後日メールで全部埋めてくれた。残りの1社が、3回聞いても断熱材の厚みが出てこなかったんです。
担当の方は感じのいい人でした。悪く言いたくはない。ただ「だいたい同じくらいですよ」「そこは気にしなくて大丈夫です」が3回続くと、さすがに引っかかりました。



気にしなくて大丈夫、が3回続いたら、それが答えでした。
金額はその会社がいちばん安かったです。妻とは最後まで揉めました。安いほうが正解かもしれない、というのは今でも少し思っています。
結局、答えが返ってきた3社の中から選びました。判断が正しかったのかは分かりません。家は建って、住んでいます。それだけです。
あとから思うと、あの会社の担当者も、社内で仕様書をもらえていなかったのかもしれません。そういう会社の下請けに入る職人さんのことを考えると、まあ、と思うところはあります。表は今も消さずに置いてあります。
表を作って夫婦げんかが減った
けんかの理由が「金額」じゃなくて「言った言わない」だったことに、表を作って気づきました。33歳、看護師です。
夫が展示場に行った日と、私が行った日が別々で。夫は「B社は床暖が標準って言ってた」、私は「1階だけって聞いたよ」。どっちも嘘をついていないのに、話が合わない。毎回これで夜中まで言い合いになっていました。
共有のメモアプリに表を作って、聞いた人の名前と日付を入れる欄をつけました。そしたら「夫・8月2日・床暖標準(範囲は聞いてない)」と書けるので、けんかにならない。分からないことが分からないまま並ぶのって、けっこう気持ちが楽です。
次の打ち合わせで範囲を確認したら、1階のLDKだけでした。夫がちょっとしょんぼりしてたのが面白かったです。
ちなみに表は今も残していて、入居後の不具合の記録欄を足して使っています。家づくりが終わっても、あの1枚だけは捨てられないです。
夜勤明けに打ち合わせに行った日もあって、そういう日は自分が何を聞いたか本当に覚えていないんですよ。表があると、眠い頭でも一言だけ書けば残る。そこがいちばん助かったところかもしれません。
比較表の差は、どれを無視していいか


表が埋まると、今度は差が多すぎて決められなくなります。切り分け方は3つです。
順に見ていきます。
あとで替えられる差は捨てる
食洗機、水栓、照明、カーテンレール。このあたりは住んでからでも替えられます。表の上では大きな差に見えても、会社選びの決め手にはしないでください。
ここで差がついているように見えるのは、単に見せ方がうまいだけということもあります。標準のキッチンが豪華な会社は、そのぶんどこかを削っているのが普通です。
替えられない差だけ残す
残すのは、壁を開けないと替えられないものです。断熱材、サッシ、構造、基礎、外壁。ここは会社を決めた時点でほぼ確定します。
僕が350万円だと思っている金額のうち、いちばん取り返しがつかないのが断熱でした。オプションを盛りすぎた分は今でも笑い話にできますが、冬の床の冷たさは4年たっても毎年来ます。
替えられる差は値引き交渉の材料に、替えられない差は会社選びの決め手に。この振り分けだけで、表の見え方が変わります。
差額を月額に直して見る
残った差に金額をつけたら、住宅ローンの返済期間で割ってみてください。総額で見ると怖い数字も、月額にすると判断できる大きさになります。
ただし逆も起きます。月額にすると小さく見えるので、営業さんも月額で説明したがります。両方の数字を表の欄外に書いて、どちらでも見るようにしてください。
この段階まで来たら、あとは同じ条件で見積もりを出し直してもらうだけです。手順は注文住宅の相見積もりのやり方を5ステップでまとめた記事に書きました。何社に出すか迷ったら、資料請求は何社がいいかを5人の本音で検証した記事も参考になります。
注文住宅の標準仕様と比較表に関するよくある質問


- 注文住宅の標準仕様の比較表は、何社ぶん作ればいいですか?
-
3社が最低ラインです。2社だと高いほうと安いほうしか分からず、その金額が世の中のどのあたりかが見えません。4社を超えると、埋める手間のほうが先に限界になります。
- 注文住宅の標準仕様はエクセルで管理したほうがいいですか?
-
夫婦で別々に打ち合わせに出るなら、共有できる形をおすすめします。紙でもスマホのメモでも構いません。大事なのは形式ではなく、聞いた人と日付が残ることです。
- 注文住宅の標準仕様を比較表にすると、営業さんに嫌がられませんか?
-
まともな会社ほど歓迎します。自社の強みを説明しやすくなるからです。表を見せると急に言葉が濁る場合は、その反応自体が比較材料になります。
- 公式サイトに載っている標準仕様を、そのまま比較表に書き写していいですか?
-
そのままは危ないです。一条工務店の公式ページのように「商品タイプや建築条件によって異なる」「写真に一部オプションを含む」と注意書きがある場合が多く、あなたの見積もりの中身とは別だからです。
- 注文住宅の標準仕様で、断熱はどこまで比較表に書けばいいですか?
-
断熱材の種類と厚み、サッシの枠の素材、ガラスの構成の3つで足ります。2025年4月から新築は省エネ基準への適合が義務なので、基準を満たすかどうかではなく、そこから上にどれだけ積んでいるかを見ます。
- 注文住宅の標準仕様が見積書のどこに書いてあるか分かりません。
-
仕様書という別紙になっていることが多いです。見積書に仕様の記載がない場合は「この見積もりの仕様書をください」と頼んでください。出せないと言われたら、その理由を聞いておきます。
- 同じ会社でも注文住宅の標準仕様が変わることはありますか?
-
あります。商品の入れ替えや設備メーカーの改定で、年度ごとに動きます。だから比較表には確認日を入れます。半年前の情報で判断しないための欄です。
- 注文住宅の標準仕様の比較表は、いつ作り始めるのがいいですか?
-
最初のカタログが届いた日です。打ち合わせが進んでから作ると、すでに気持ちが1社に寄っていて、表がその会社を正当化する道具になってしまいます。
- 標準仕様をオプションで上げるか、最初から良い会社を選ぶか、どちらが得ですか?
-
壁の中に入るものは、最初から良い会社のほうが結果的に安くなりやすいです。オプションは1点ずつの単価で計算されるためです。設備や内装は、あとから上げても差が小さくなります。
- 注文住宅の標準仕様の比較表を作ったのに、決められません。
-
あとから替えられる項目を表から消してみてください。残るのは断熱、サッシ、構造、外壁あたりで、たいてい3〜4行です。その数行だけで見ると、判断はかなり楽になります。
まとめ:比較表の列が2つなら、3つ目を足してから決める


注文住宅の標準仕様の比較表は、自分の候補社の名前と商品名で、自分で作ります。項目は8つ、1マスには物の名前と確認日と出どころ。埋まらない欄は空欄のまま残します。
あらためて、この記事の内容をまとめます。
- 各社一覧は自社が載らず使えない
- 標準は商品と条件で変わる
- 列には会社名と商品名を書く
- 品番と確認日をマスに残す
- 2社の表は勝ち負け表
- 替えられない差だけで決める
家は人生でいちばん高い買い物です。それなのに、比べる相手のいない見積もりを1枚だけ見せられて、その場で気持ちが決まってしまいます。情報の差が、そのまま数百万円の差になります。
僕の350万円のうち、断熱の分だけは今も毎年、冬の床の温度で思い出します。比較表の1行があれば、少なくとも「選ばなかった」ではなく「選んだ」にはなっていました。
今週やることは1つで十分です。表の3列目を、展示場ではなく家で埋める。カタログを複数社まとめて取り寄せれば、同じ項目を同じ日に並べられます。間取りや資金計画の提案までまとめて届くタウンライフ家づくりのような無料サービスなら、3列目を家にいながら足せます。
先に営業電話の心配をしておきたい人は、資料請求後の連絡がどうなるかを5人の実話でまとめた記事を読んでから申し込んでも遅くありません。



表が3列になった日から、打ち合わせが急に落ち着きました。
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