「すみません、実はもう一組入っていまして。お客様は二番手になります」。今日それを言われて、帰ってきてから何も手につかない人向けの記事です。
先に結論だけ置きます。二番手は、ただ待つ時間ではありません。待つ期限を自分で決めて、その間に建物側と別の土地を並行で動かす。これが二番手のいちばん強い動き方です。
そして、一番手は思っているよりよく流れます。住宅ローンの事前審査、条件の交渉、家族の反対。この3つのどこかで止まる人が一定数いるからです。
この記事では、その日にやること3つ、一番手が流れる4つの条件、実際に二番手を経験した5人の話、待つあいだにやっていいことの線引きまでまとめます。
注文住宅のために土地から探している人に向けた話です。土地の運用の仕方は不動産会社ごとに違うので、最後は目の前の担当者への確認が要ります。
あいみつ|「みんなの住宅失敗談」運営者。35歳・会社員(住宅・不動産業界の人間ではありません)。
- 2022年に35坪4LDKを建築
- 総額は約4,200万円
- 1社契約で350万円高くついた
- 2026年に不動産一括査定5社を実測
- 査定差は330万円
- 家づくりの失敗談を集めて発信中
合言葉は「家を買うときは必ず相見積もりを取れ」。プロフィールの続きを読む
土地の買付で二番手と言われた日にやること

今日か明日のうちに動くと、その後の2週間の意味が変わります。やることは3つだけです。
順に見ていきます。
待つ期限を自分で決める
まず、いつまで待つかを自分で決めます。相手に決めさせると、いつまでも宙ぶらりんになります。
目安は2週間です。一番手が売買契約まで進むなら、だいたいその期間で形が見えます。住宅ローンの事前審査も、早ければ数日、長くても1〜2週間で結果が出ます。
ただし、売主の側の事情で長引く案件もあります。2週間はあくまで自分が動き方を切り替えるための目安であって、その日に必ず結論が出るという意味ではありません。
期限を決めたら、担当者にも言葉で伝えてください。「◯日までにご連絡がなければ、他の土地も本格的に見ます」。これは失礼な連絡ではなく、むしろ相手にとってもありがたい情報です。
伝えると、担当者の動きが変わることがあります。二番手が本当に買う気があると分かれば、売主に「二番手の方も具体的に動いています」と伝える材料になるからです。
期限を決めずに待つのがいちばん高くつきます。1か月待って空振りしたとき、失うのは土地ではなく、その1か月に見られたはずの他の土地です。
悩む男性期限を伝えるのって、感じ悪くないんですね。
担当に聞く3つの質問
次に、担当者に3つだけ質問します。番手の扱いは会社によって違うので、一般論ではなく目の前の案件の話を聞いてください。
- 一番手の回答期限はいつか
- 売主が重視する条件は何か
- 他に何番手まで入っているか
そのまま送るならこの形で足ります。「本日は二番手とのこと承知しました。念のため、一番手の方の回答期限と、売主様が重視されている条件を教えていただけますか」。長く書く必要はありません。
1つ目で、待つ期間の見当がつきます。2つ目が特に大事で、売主が見ているのは金額とは限りません。引き渡しの時期、現金の割合、測量や解体の負担をどちらが持つか。ここが効く土地はよくあります。
ただし、回答期限がそもそも設定されていない案件もあります。売主が高齢だったり、相続で名義人が複数いたりすると、期限を切れないからです。その場合は「今のところ期限は決まっていない」と返ってきます。それも大事な情報で、そういう案件は長引きます。
3つ目を聞くと、自分の位置が分かります。三番手、四番手まで並んでいる土地なら、そこに賭ける時間の価値は下がります。
聞きにくいと感じるかもしれませんが、これは購入を検討している人が当然聞いていい範囲です。答えられない部分は答えられないと言われるだけなので、聞くこと自体の損はありません。
事前審査の書類をそろえる
3つ目は、住宅ローンの事前審査です。まだ受けていないなら、今週中に動いてください。
理由は2つあります。順番が回ってきたときに、すぐ返事ができること。そしてもう1つは、事前審査の承認があること自体が、売主から見た信用になることです。
売主がいちばん避けたいのは、契約したあとにローンが通らず白紙に戻ることです。だから金額が同じなら、審査が通っている人のほうが選ばれやすくなります。
承認が出たら、その書面のコピーを担当者に渡しておいてください。口頭で「審査は通っています」と言うより、紙が一枚あるほうが売主への伝わり方が変わります。
ただし事前審査に通っていても、本審査で落ちることはあります。事前は年収や勤務先を中心に見る簡易な審査で、本審査では物件や建物の資料も見られるからです。絶対の保証ではない点は押さえておいてください。
審査そのものに不安がある人は、住宅ローン審査に落ちたらどうするかに、実際に通った5人の動き方がまとまっています。
一番手が流れる4つの条件


二番手に回ってくるときは、たいていこの4つのどれかが起きています。
ひとつずつ説明します。
住宅ローンの審査で止まる
いちばん多いのがここです。買付を入れた時点では事前審査を受けていない人が、実は珍しくありません。
いい土地を見つけると、先に押さえたい気持ちが勝ちます。それ自体は自然なことで、その結果として審査が後回しになります。
そこで想定より借りられる額が少なかったり、車のローンやカードの分割が響いたりして、金額を組み直すことになる。組み直せなければ、買付は取り下げになります。
だから二番手のあなたが事前審査を先にそろえておくと、単純に有利になります。相手が止まっている理由と同じ場所で、自分は止まっていない状態を作れるからです。
条件の交渉が決裂する
一番手が値引きや条件を求めて、売主と折り合わないまま終わることがあります。
よくあるのは、古い建物の解体費をどちらが持つか、境界の測量を売主がやるかどうか、引き渡しの時期をずらせるか。金額そのものより、この手の条件で割れることのほうが多いです。
二番手の側から見ると、ここは静かに待つべき場面です。交渉の途中で「うちは満額で買います」と割り込むのは、やり方として気持ちのいいものではありません。
ただし、担当者から「条件を整えていただけると売主に話しやすい」と言われた場合は別です。そこは相手から出てきた話なので、応じるかどうかを普通に判断してください。



割り込むかどうかは、相手から声がかかったかで判断すれば十分です。
家族の反対で取り下げ
意外と多いのがこれです。夫婦のどちらかが勢いで買付を入れて、親や配偶者に話したら止まった、という流れ。
土地は現地を見た人と見ていない人で温度がまったく違います。写真では前の道路の狭さも、夕方の日当たりも、隣の家との距離感も伝わりません。
資金の援助を受ける予定がある場合は、さらに止まりやすくなります。出す側の意見が入るからです。
ここはあなた側への教訓にもなります。二番手として待つ2週間のあいだに、関係者全員を現地に連れて行ってください。順番が回ってきてから家族会議を始めると、今度はこちらが流す側になります。
別の土地に気が移る
一番手が、待っているあいだに別のいい土地を見つけて移ることもあります。
ここで知っておいてほしいのは、買付証明書に法的な拘束力はないということです。購入の意思を示す書面であって、売買契約とは別物なので、撤回しても原則として違約金は生じません。
ただし、交渉がかなり進んだ段階で一方的に引くと、相手に与えた信頼を裏切ったとして責任を問われる余地はある、というのが法律事務所の説明です。書面に拘束力がないことと、何をしてもいいことはイコールではありません。
この性質は、あなたが二番手として動くときにも効いてきます。一番手はいつでも抜けられるし、あなたも抜けられる。だから待っているあいだ、他の土地を見ることは裏切りでも何でもありません。
土地の買付で二番手だった5人の実話


ここからは、サイトに届いた土地探しの話です。実際に集めた体験談を、個人が特定されない程度に一部再編集したものです。
順番に読んでみてください。
11日待って順番が回ってきた
電話で「二番手です」と言われたとき、正直もう終わったと思いました。
その土地は南側が公園で、前の道路が広くて、値段も予算の内側でした。半年探してやっと出てきた条件です。1日で一番手が決まるような土地だとは思っていましたが、実際に言われるとこたえます。
ただ、担当の方が「二番手も書いておく意味はありますよ」と言ってくださって。それで買付は残したまま、うちは事前審査を出しました。ちょうど銀行の予約が取れていたので。
11日目でした。夜の8時前に電話が鳴って、一番手の方が取り下げになりましたと。理由は聞いていません。聞く気も起きなくて、ありがとうございますとしか言えませんでした。
その11日、何をしていたかというと、他の土地も普通に見ていました。2件内見しました。今思うとあれが良かったんだと思います。あの土地しかないと思い詰めていたら、たぶん精神的に持たなかった。
妻には「どうせダメだと思うけど」と言い続けていました。期待しない練習みたいなことをしていたんですね。決まった日はさすがに二人で変なテンションになりました。
38歳、共働きです。二番手は捨て札じゃないんだな、というのが今の実感です。(38歳・男性)
満額で出したのに負けた
金額を上げれば勝てると思っていました。そういうものだと思っていたんです。
一番手の方が指値、つまり少し値引きを入れているらしいと聞いて、うちは満額で買付を出しました。担当さんにも「満額です」と強めに伝えて。
結果は一番手の方に決まりました。売主さんが引き渡しの時期を優先したそうです。あちらは年内でよくて、うちは翌年の春を希望していた。それだけの差でした。
金額の話しかしていなかった自分がいて、恥ずかしいというか、間抜けだったなと。売主さんが何を一番大事にしているかを、一度も聞かなかったんです。
あと、これは邪推ですけど、一番手の方は同じ不動産会社さんのお客さんでした。売主も買主も同じ会社が担当する形です。それが影響したのかどうかは、こちらには分かりません。分からないというのが正直なところです。
その後、3か月してもう少し広い土地が同じエリアで出て、そちらで決まりました。結果としては良かったです。ただ、あのとき満額を出した10日くらいの気持ちの落ち方は、まだ覚えています。
42歳です。金額以外の条件を先に聞く、それだけは次の人に言いたい。(42歳・男性)



売主さんが何を大事にしているか、聞いていいことだったんですね。
待つ間に別の土地を押さえた
二番手のまま他の土地を見るのは、なんとなく悪いことだと思っていました。
担当の方に恐る恐る聞いたら、笑われました。「むしろ見てください、うちもそのつもりで探しますから」と。拍子抜けしました。
それで気が楽になって、週末に3か所回りました。そのうちの1つが、最初の土地より5坪狭いけど駅に近くて、値段はほぼ同じ。夫が「こっちのほうが将来売りやすいんじゃない」と言い出して。
正直、その場では迷いました。最初の土地のほうが庭を広く取れるし、半年かけて探してやっと出てきた条件だったので。車の中で30分くらい黙っていました。
決め手は、最初の土地が「取れるかどうか分からないもの」で、こちらは「今なら取れるもの」だったことです。比べる対象として、そもそも同じ土俵に乗っていなかった。
そちらに買付を入れて、一番手で通りました。最初の土地の二番手は取り下げました。取り下げの電話は気まずかったですが、担当の方は「よかったですね」としか言いませんでした。
今その家に住んでいます。駅まで歩いて12分で、雨の日に子どもを送っていくのがだいぶ楽です。5坪の差は、正直あんまり感じていません。
ただ、最初の土地の前を車で通ると、今でもちょっと見てしまいます。あそこも良かったよねって夫が言うので、うるさいと返しています。
35歳、子どもが2人です。二番手のあいだに動くのは、誰にも怒られません。(35歳・女性)
一番手が審査で落ちた
9日目に連絡が来ました。一番手の方が、ローンの事前審査で希望額に届かなかったそうです。
そう聞いて最初に思ったのは、ラッキーではなくて、他人事じゃないな、でした。うちも事前審査をまだ受けていなかったので。
その夜に妻と通帳とねんきん定期便みたいなものを引っ張り出して、借入の残りを全部書き出しました。車のローンがあと2年分残っていて、それが響くかもしれないと知ったのもこのときです。
あわてて次の日に銀行に行きました。ネットの銀行のほうが金利は低かったんですが、結果が出るまでが読めなくて、対面のところで出しました。3日で承認が出て、そこから土地の契約に進みました。
もしあのとき一番手が流れていなかったら、うちも同じところでつまずいていたと思います。頭の中で土地の値段しか計算していなくて、建物と諸費用を足した金額で審査を受ける、という発想がそもそも無かったので。
今は建物の打ち合わせをしています。土地に気を取られすぎて、ハウスメーカーは1社しか話を聞いていません。そこはちょっと焦っています。妻にも先週それを指摘されました。
33歳です。土地が取れたことと、家づくりがうまくいくことは別物だな、と最近になって思っています。(33歳・男性)
3週間待って自分から引いた
21日待ちました。結局、何も動きませんでした。
担当の方に週に1回は連絡していたんですけど、返ってくるのは「まだ確認中です」ばかりで。今思えば、あれは一番手が動いていないというより、売主さんの側で何か止まっていたんだと思います。相続がらみだったのかもしれません。
その3週間、他の土地をまったく見ませんでした。あそこが決まるかもしれないのに別を見るのは中途半端だと思って。これが失敗でした。
土曜になると、何もすることがないのにスーモを開いていました。開いても、条件で絞ると出てくるのは前に見た土地ばかりで。それを毎週やっていました。
3週目に自分から取り下げの連絡を入れました。妻が「もういいよ、疲れた」と言ったのが大きかったです。毎週末、何も進まないのに土地の話をしていたので。
そこから探し直して、家が建ったのは1年後です。遅れた分、子どもの入学に間に合わなくて、1年だけ前の学区から通わせました。
今の土地に不満はないです。むしろ日当たりは今のほうがいい。夏の夕方でも西日がそこまで入らないので、子ども部屋を西側に置けました。
ただ、あの3週間は本当に何も生まなかったな、と。待つなら期限を切る。それだけの話だったんですよね。
40歳、地方在住です。(40歳・男性)
待つあいだにやっていいこと


待機中にやっていいことと、慎重になったほうがいいことを整理しておきます。
順番にいきます。
別の土地は見ていい
結論から言うと、見ていいです。買付証明書に法的な拘束力はなく、あなたは撤回できる立場にあります。
気にする人が多いのは、担当者への義理立てです。でも不動産会社の側も、二番手のお客さんに他を見るなとは言いません。むしろ別の土地を紹介してくれることのほうが多い。
心理的にも、他を見ておくほうが健全です。1か所しか候補がない状態は、判断がゆがみます。多少条件が悪くてもそこに決めてしまう、という方向に効いてきます。
ただし、両方に買付を入れて両方通ったときに困らないよう、優先順位だけは先に決めておいてください。二重に押さえたまま迷うのは、相手にも迷惑がかかります。
建物側を先に進める
この2週間の使い方で、いちばん差がつくのがここです。土地が決まるかどうかに関係なく、建物側の比較は進められます。
僕は土地が最初から決まっていたので、逆の失敗をしました。土地があるという安心感のまま、他社を1社も見ずに3か月で契約して、あとから350万円の差に気づきました。土地が取れても、家づくりが終わるわけではありません。
この待機期間は、急かしてくる相手がいない珍しい時間です。カタログと標準仕様を集めて、家で並べて見るには十分な長さがあります。
審査を通った会社のカタログをまとめて請求できる持ち家計画なら無料で使えます。掲載する会社の側が費用を払う仕組みなので、請求する人にお金はかかりません。土地が決まっていない段階でも請求できます。
連絡が続くのが心配な人は、備考欄に希望の連絡手段と時間帯を書いておいてください。それだけでかなり変わります。
何社まで見ればいいか迷う人は、ハウスメーカーを何社回るかの目安が参考になります。土地とハウスメーカーの順番そのものに迷いがあるなら、土地が決まってないときにハウスメーカーを先に動かしていいかも読んでみてください。



待っている時間を、そのまま比較の時間に変えてしまいましょう。
価格の上乗せは慎重に
最後に、金額を上げて逆転を狙うかどうかです。ここは慎重にいってください。
まず、満額で出せば必ず勝てるわけではありません。売主が引き渡しの時期や現金の割合を優先することはよくあり、金額だけで決まる土地のほうがむしろ少ない印象です。
そして上乗せした分は、そのまま建物から削られます。100万上げれば、断熱や広さのどこかで100万分をあきらめることになる。土地の100万は、あとから取り返せません。
上げるなら、建物の総額の見当がついてからにしてください。建物は本体価格の1.3〜1.4倍で見ておくのが安全です。この見当がないまま土地の金額を動かすのは、上限を知らずに競りに参加するのと同じです。
そもそも建物側を比べていないと、その1.3倍の中身が高いのか安いのかも分かりません。注文住宅で相見積もりを取らないとどうなるかに、比べなかった人の金額差がまとまっています。
土地の買付の番手についてよくある質問


二番手になった人から、よく届く質問をまとめました。
- 土地の買付で二番手になったら、待つ意味はありますか?
-
意味はあります。一番手は住宅ローンの審査、条件の交渉、家族の反対などで流れることがあるからです。ただし何週間も無条件に待つのではなく、2週間程度の期限を自分で決めて、その間は他の土地も並行して見てください。
- 買付証明書に法的な拘束力はありますか?
-
ありません。買付証明書は購入の意思を示す書面で、売買契約とは別物です。撤回しても原則として違約金は生じないと説明されています。ただし交渉が相当進んだ段階で一方的に引くと、相手の信頼を裏切ったとして責任を問われる余地はあるとされます。
- 土地の買付は金額を上げれば一番手に勝てますか?
-
必ず勝てるとは限りません。売主が引き渡しの時期、現金の割合、解体や測量の負担を優先することがあるからです。金額を動かす前に、売主が何を重視しているかを担当者に聞いてください。上乗せした分は建物の予算から削られます。
- 二番手のまま他の土地に買付を入れてもいいですか?
-
入れて構いません。買付に拘束力はなく、不動産会社の側も二番手の人が他を見ることを想定しています。ただし両方が通ったときに迷わないよう、どちらを優先するかだけは先に決めておいてください。
- 一番手はどのくらいの期間で結論が出ますか?
-
案件によりますが、1〜2週間で形が見えることが多いです。住宅ローンの事前審査の結果もその程度で出ます。ただし相続や共有名義など売主側の事情が絡む土地は、もっと長く止まることがあります。回答期限を担当者に確認してください。
- 不動産会社が自社の客を優先することはありますか?
-
売主と買主の両方を同じ会社が担当する形はあり、その案件で誰が選ばれたかの理由を外から確かめることはできません。こちらにできるのは、自分の条件を整えて伝えることだけです。番手の扱いは会社ごとに違うので、目の前の担当者に運用を聞いてください。
- 住宅ローンの事前審査は買付の前と後、どちらがいいですか?
-
前に受けておくほうが有利です。売主がいちばん避けたいのは契約後にローンが通らないことなので、承認済みの人は選ばれやすくなります。まだ受けていないなら、二番手として待っている期間に出してください。
- 二番手のまま待つと、担当者に迷惑ではありませんか?
-
迷惑にはなりません。むしろ二番手が本気で動いていると分かると、担当者は売主にその情報を伝えられます。ただし連絡なしで放置するより、いつまで待つつもりかを一言伝えておくほうがお互いに動きやすくなります。
- 待っているあいだにハウスメーカーの話を進めてもいいですか?
-
進めてください。この期間は急かしてくる相手がいない貴重な時間です。土地が取れてから会社を比べようとすると、決済やローンの期限に追われて比較する余裕がなくなります。カタログと標準仕様を集めるだけでも十分に意味があります。
- 二番手を取り下げるときは、どう伝えればいいですか?
-
電話かメールで、他の土地に決めたので買付を取り下げますと伝えるだけで足ります。理由を詳しく説明する必要はありません。買付に拘束力はないので、違約金を求められることは原則ありません。早めに伝えるほど、相手も次に進めます。
まとめ:二番手は待つだけの時間ではない


土地の買付で二番手と言われても、そこで終わりではありません。決めるべきは、待つかどうかではなく、いつまで待つかです。
あらためて、この記事の内容をまとめます。
- 待つ期限は2週間で切る
- 買付に法的な拘束力はない
- 他の土地は見ていい
- 満額でも負けることがある
- 待つ間に建物側を進める
二番手の2週間は、実は家づくり全体で見ていちばん自由な時間です。土地が決まった瞬間から、決済日もローンの期限も一斉に動き出します。
家は人生でいちばん大きな買い物で、情報の差がそのまま数百万円の差になります。僕の350万円は、土地があるという安心感のまま比べなかった分の請求書でした。



土地の結果を待つ時間を、そのまま比べる時間に使ってください。
今日やることは2つです。待つ期限を担当者に伝えること。そして事前審査を出すこと。どちらも今週中に終わります。
そのうえで、待っているあいだに建物側のカタログを何社か取り寄せて、家で並べてみてください。土地が取れても取れなくても、この比較は必ず残ります。
会社の営業から契約を急かされ始めている人は、ハウスメーカーに契約を急かされたときの決まり文句の確かめ方も先に読んでおくと、土地が決まったあとの数週間が楽になります。
二番手という言葉は順位みたいに聞こえますが、実際には「今すぐ動ける待機列」です。待ちながら準備した人が、順番が来たときにいちばん強く動けます。









