断熱等級6で後悔するのは、6に上げたのに暖房のしかたや窓が前のままの人と、上げずに冬の寒さと光熱費をがまんしつづける人の両方です。どちらになるかは、地域・暖房のしかた・窓と日よけ・差額を35年で返す合計でほぼ決まるので、下の表で多く当てはまる側を選んでください。
| 物差し | 6が向く | 5で止める 手もある |
|---|---|---|
| 地域 | 氷点下の朝が 多い | 冬が短く 日当たりがよい |
| 暖房 | 家じゅうを 長く暖める | 使う部屋だけ 短く暖める |
| 窓 | 窓も一緒に 上げられる | 窓を先に 上げたい |
| 差額 | 35年の合計でも 無理がない | ほかの大事な 物を削る |
| 住む年数 | 30年以上 住むつもり | 住み替えも 考えている |
【運営者】あいみつ
※本記事の金額・内容は一例です。等級の基準値と補助金は、2026年10月8日に国土交通省などの公式のページを開いて確かめた内容です。
打ち合わせで「6にすると、プラス○○万円です」と言われた。帰りの車で、夫婦の話が「ローンが月いくら増えるのか」と「冬に寒いのはいやだ」で止まった。来週までに仕様を決めてほしいと言われて、夜に検索した人に向けて書いています。
僕は2021年に契約して、断熱を標準の等級4のまま上げませんでした。入居して最初の冬、床の冷たさと光熱費の請求で、上げなかった側の後悔をそのまま味わっています。家を売る立場ではないので、6を勧める側にも止める側にも寄らずに、国の資料の数字と自分で計算した数字で、決める材料をそろえました。
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あいみつ|「みんなの住宅失敗談」運営者。35歳・会社員(住宅・不動産業界の人間ではありません)。
- 2022年に35坪4LDKを建築
- 総額は約4,200万円
- 1社契約で350万円高くついた
- 2026年に不動産一括査定5社を実測
- 査定差は330万円
- 家づくりの失敗談を集めて発信中
合言葉は「家を買うときは必ず相見積もりを取れ」。プロフィールの続きを読む
断熱等級6で後悔する人・しない人の分かれ目

後悔するかどうかは、等級の数字そのものより、暖房のしかたと窓が、選んだ等級に合っているかで分かれます。知恵袋やnoteで、6にした人・しなかった人の話を読み比べると、後悔の中身はきれいに2つに割れていました。
6に上げて後悔した人の中身

6に上げた側の後悔は、ほとんどが「払った差額ほど、暮らしが変わらなかった」という形です。寒くて困っているという話は、上げた側ではあまり見かけませんでした。
- 差額のわりに光熱費が同じ
- 夏のリビングが暑い
- 暖房が効きすぎて切る
- 窓が小さくなった
知恵袋には、温暖な6地域で、断熱材を変えれば6に届いたのに約70万円の追加をやめて「上げなくて正解だった」と書いた人がいました。ガス暖房がよく効いて、設定18度でも暑くなるそうです。noteでは、等級6の平屋でも大きな窓から夏の日ざしが入り、リビングだけ冷房が効きにくいという話を読みました。
どれも「6が悪い」のではなく、もともと暖房をあまり使わない暮らしだったり、窓の夏の対策を等級とは別に考えていなかったりした話です。
上げずに後悔した僕の中身

上げなかった側の後悔は、冬が来るたびに、毎年同じ形でくり返すのがつらいところです。僕は等級4のまま建てて、4年たったいまも冬の床の冷たさで思い出します。
知恵袋にも、建築中に「等級5と6のあいだくらい」と分かり、同じくらいの金額なら性能がいいほうがよかった、冬寒い家はいやだと落ちこんでいる人がいました。上げた側の後悔が「お金」なのに対して、上げなかった側の後悔は「体」と「毎月の請求」で来ます。
しかも断熱は、壁や床の中に入る物なので、建てたあとで足すのが大がかりです。どちらの後悔も起こりうるなら、取り返しにくいのは上げなかったほうだ、というのが僕の実感です。
悩む男性6にしても5にしても、どっちを選んでもあとで後悔しそうで決められません。
分かれ目は暖房のしかたと窓


2つの後悔を並べると、分かれ目は「家じゅうを長く暖めるか」と「窓と日よけを一緒に決めたか」の2つに集まります。
寒い地域で、朝から晩まで暖房をつける暮らしなら、等級を上げたぶんがそのまま光熱費と室温に返ってきます。反対に、冬が短く、使う部屋だけ短く暖める暮らしなら、差は小さく感じやすいです。知恵袋の回答でも、5と6の差がいちばん出るのは、トイレ・玄関・洗面所のような暖房していない場所だと書かれていました。
窓は、冬は熱が逃げやすい場所で、夏は日ざしが入る場所です。等級だけ上げて窓と日よけをそのままにすると、冬は思ったほど暖かくならず、夏は暑い、という両方の不満が出やすくなります。
等級4・5・6・7の基準を自分の地域で読む


断熱等級は、地域ごとに決められた「熱の逃げやすさ(UA値)」の上限で、同じ等級6でも、住む地域で求められる数字がちがいます。国土交通省の資料を開いて、表に直しました。
等級の数字はUA値の上限


UA値は、家の壁・屋根・床・窓から逃げる熱の量を、家の外まわりの面積でならした数字です。小さいほど熱が逃げにくく、等級はこの数字が上限より下かどうかで決まります。
| 等級 | 4地域 | 5〜7地域 |
|---|---|---|
| 等級4 | 0.75以下 | 0.87以下 |
| 等級5 | 0.60以下 | 0.60以下 |
| 等級6 | 0.34以下 | 0.46以下 |
| 等級7 | 0.23以下 | 0.26以下 |
国の資料が地域の例にあげているのは、4地域が会津若松など、5地域が水戸など、6地域が東京など、7地域が熊本などです。自分の家がどの地域にあたるかは、市町村ごとに決まっているので、打ち合わせ中の会社に聞けばすぐ分かります。
等級5は2022年4月、等級6と7は2022年10月にできた、まだ新しい等級です。2025年4月からは、新しく建てる家は省エネ基準(等級4相当)に合わせることが義務になり、国は遅くとも2030年までに、この基準をZEH水準(等級5相当)へ引き上げる予定だとしています。
5地域では等級6とG2は別物


「等級6はHEAT20のG2相当」とよく書かれていますが、5地域ではこの2つの数字が一致しません。HEAT20は、断熱の目標を研究者や会社が提案している団体です。
| 水準 | 5地域 | 6地域 |
|---|---|---|
| 等級6 | 0.46 | 0.46 |
| G1 | 0.48 | 0.56 |
| G2 | 0.34 | 0.46 |
| G3 | 0.23 | 0.26 |
6地域では等級6とG2が同じ0.46ですが、5地域では等級6が0.46、G2は0.34です(HEAT20の数字は各地域の代表都市での目安)。5地域の等級6は、G1より少し上で、G2にはまだ届かない所にあります。
HEAT20は4〜7地域の冬の一番寒い時間の室温の目安を、G1でおおむね10℃、G2でおおむね13℃を下回らない、としています(使う部屋だけ暖める暮らし方が前提)。5地域で「G2くらい暖かい家」を思いえがいて等級6を選ぶなら、注文住宅の標準仕様を比較表にする方法と同じ要領で、等級だけでなくUA値そのものを書き出して比べてください。



僕の住む地域は5地域にあたります。等級6とG2の数字が5地域だけずれていると知ったのは、この記事のために国の表とHEAT20の表を並べたときでした。
熱の逃げ方を等級4=100で見る


5〜7地域の上限の数字を、等級4を100として割り算すると、等級5で69、等級6で53、等級7で30になります。壁や窓から逃げる熱の量が、それだけ減るという目安です。
| 等級 | 上限のUA値 | 等級4を 100とすると |
|---|---|---|
| 等級4 | 0.87 | 100 |
| 等級5 | 0.60 | 69 |
| 等級6 | 0.46 | 53 |
| 等級7 | 0.26 | 30 |
4から5で31下がり、5から6では16下がります。上げ幅そのものは4から5のほうが大きいので、いま等級4か5かで迷っている人は、まず5まで上げるかどうかが一番効く所です。5から6は、その上にもう一段足す話だと考えると、差額と見合うかを冷静に見られます。



いま僕が建てるとしたら、5まで上げるかどうかで一番悩むと思います。5から6は、35年で返す合計の差額を見てから決めるつもりです。
この比は上限どうしの比べ方で、換気から逃げる熱は入っていません。国の資料では、等級6は省エネ基準と比べて暖冷房のエネルギーをおおむね30%、等級7はおおむね40%減らすことを目安に決めたと書かれています。
僕が等級4のまま建てて冬に分かったこと


上げなかった後悔は、毎年の冬に来て、あとから直そうとすると高くつきます。僕が等級4を選んだ、というより選ばなかった経緯から書きます。
2021年は等級4が一番上だった


僕が契約した2021年は、断熱等級は4が一番上の等級でした。仕様の説明で「等級4」と聞いて、一番上なら十分だろうと受け取ったのを覚えています。
このあたりの冬なら標準で足りるのだろうと、僕は自分で決めこんでいました。等級を上げると何が変わるのか、差額はいくらなのかを、契約の前に一度も聞き返していません。
オプションで一段上げる選択肢があったことも、翌年に等級5・6・7ができて「一番上」だった4が下から数えたほうが早い等級になったことも、知ったのは住みはじめてからです。いま迷っている人は、少なくとも「等級がいくつまであって、自分の家はどこか」を知ったうえで選べます。そこがもう、僕の時とはちがいます。



迷えているだけで、もう僕より一歩先にいます。その迷いを、数字で終わらせてしまいましょう。
最初の冬の足元と光熱費


入居して最初の冬、床が氷のように冷たく、光熱費の請求は賃貸のころの2倍近くになりました。広くなったぶんを差し引いても、はっきり高い数字です。
長女がフローリングを裸足で走っていって、「冷たい」と言って戻ってくる。LDKには温水の床暖房を入れていたのに、床暖房のない廊下や洗面所に出ると足の裏から冷えて、リビングもエアコンを足さないと暖まりませんでした。
建てたあとで悔やんだお金の中で、毎年くり返し効いてくるのは、この断熱の分だけです。光熱費のような、家を建てたあとに毎月出ていくお金の全体は、家の維持費は月いくらかかるかにまとめています。
あとから上げる見積もりの重さ


入居2年目に、リビングと寝室だけ断熱を足す見積もりを取ったら、2部屋だけで100万円を超えました。壁をはがすか内側にもう一枚つくる工事になるので、建てる時に上げる差額とは比べものになりません。
同じころ、同じくらいの広さで家を建てた会社の同僚は、断熱をうちより上のグレードにしていました。それでも総額はうちより約300万円安かったと聞いて、上げるお金がなかったのではなく、比べていなかっただけだと気づきました。



見積もりは取ったものの、工事にはまだ踏みきれていません。建てる前の今なら、図面の上で数字を1つ変えるだけで済みます。
断熱等級6にするかを決める5つの物差し


5つの物差しのうち、3つ以上が「6向き」なら6、そうでなければ5にして窓と日よけにお金を回すのが目安です。リードの表を、1つずつ説明します。
①地域と冬の長さ


冬に氷点下の朝が何日もある地域ほど、6に上げたぶんが返ってきやすくなります。地域区分の番号だけでなく、家の建つ場所の冬の朝を思い出して決めてください。
北海道では等級6や7を標準に近い所に置く会社も多く、比べ方は「等級いくつか」より「自分の間取りでUA値がいくつになるか」に移ります。札幌市の等級を物差しにした聞き方は、土屋ホームと豊栄建設のどちら寄りかを並べた記事に書きました。
知恵袋では、4地域に近い5地域で等級5にした人が、5から6にしても温度差も光熱費もそれほど変わらず、差額をとり戻すのに長くかかるので5にしたと書いていました。一方で、6地域で会社の標準が等級5の人が、冬は0度を下回る朝もあるので6にしなくて大丈夫かと質問していました。
同じ地域区分でも、山ぎわか海の近くか、日当たりがいいか、まわりに家が迫っているかで冬の寒さはちがいます。南からしか日が入らない土地で、等級5でも北側の部屋が寒いという相談も読みました。
②暖房のしかた


6が生きるのは、家じゅうを長い時間暖める暮らしです。使う部屋だけ短く暖めるなら、差は小さく感じやすいと考えてください。
- 小さい子や在宅の人がいる
- 朝から晩まで暖房をつける
- 廊下や洗面所の寒さが苦手
- エアコン1〜2台で暖めたい
当てはまる数が多いほど6向きです。HEAT20の資料でも、G2の水準になると、省エネ基準の家で部屋ごとに暖めるのとおおむね同じエネルギーで、家じゅうを暖め続けられる地域がある、としています。
暖房の設備で寒さを埋めようとするのも、順番として気をつけたい所です。僕はLDKの床暖房に約180万円をかけて断熱は据え置き、結局エアコンも足しました。床暖房のような設備は注文住宅で要らなかったオプションにも入れたとおり、断熱を決めたあとで考えても遅くありません。



私は寒がりで、夫は予算の上限ばかり気にしています。暖房のしかたで決めるなら、私の意見が通りそうです。
③窓と夏の日よけ


窓は、等級の数字と別に決める所です。壁を厚くして窓を標準のままにすると、冬は窓ぎわが冷え、夏は日ざしで暑くなりやすいからです。
等級6のnoteの話は、まさに夏の日ざしでした。窓には、冬に熱を逃がさない性能と、夏に日ざしの熱を入れない性能の2つがあり、等級の数字だけでは後ろのほうが見えません。南や西の大きな窓には、軒・外づけの日よけ・すだれなど、夏に外で日ざしを止める手を一緒に決めておくと安心です。
予算が限られているなら、壁を厚くするより先に窓を一段上げる、という組み立ても会社に相談できます。窓の枠の素材とガラスの組み合わせは、会社ごとの標準がばらばらなので、品番で書いてもらってください。
④差額を35年の合計に直す


差額は、差額そのものではなく35年・利息を含めて返す合計に直すと決めやすくなります。35年返済なら、100万円の差額は利息を含めた合計でおよそ109万〜129万円です(元利均等・金利0.5〜1.5%で僕が計算)。
| 差額 | 金利0.5% | 金利1.5% |
|---|---|---|
| 50万円 | 合計54.5万円 | 合計64.3万円 |
| 100万円 | 合計109万円 | 合計128.6万円 |
| 150万円 | 合計163.5万円 | 合計192.9万円 |
金利1.0%なら、100万円を35年で返すと、利息を含めた合計は約118.6万円です。この差額が1年あたりどれくらいになるかは、次で計算します。
差額100万円・金利1.0%なら、1年の返済は約3万4,000円ふえます。暖房を使う冬の4か月だけで取り返すなら、冬の光熱費がひと月約8,500円下がる必要がある計算です。
この数字に届きそうにないなら、お金ではなく「廊下や洗面所が寒くない」暮らしに払うと考えて決めてください。
光熱費の下がり方は、暖房のしかたと電気・ガスの料金で大きく変わります。会社に「どんな暖め方を前提にした数字か」を聞いたうえで受け取ってください。
5から6への差額は、家の形や工法で大きく変わります。知恵袋では約70万円という声も「けっこうした」という声もあり、一つの相場では言えません。数字は、打ち合わせ中の会社の見積書で出してもらうのが確かです。
⑤補助金は等級6だけでは届かない


「6にすれば補助金が出る」と思っていたら、条件を見直してください。国のみらいエコ住宅2026事業で一番大きいGX志向型住宅の補助は、等級6に加えて、ほかの条件もそろって初めて対象になります。
- 断熱等級6以上
- 省エネで35%以上へらす
- 太陽光などをふくめ100%
- 決められたHEMSをつける
補助額は5〜8地域で1戸110万円、1〜4地域で125万円で、建てる会社が申請します。100%の条件は一般の地域の場合で、寒い地域や雪の多い地域などでは条件が変わります。2026年10月8日の公式のページでは、GX志向型住宅の予算に対する申請額は63%で、申請は遅くとも2026年12月31日まで、予算に達しだい締め切りです。
等級5以上で対象になるZEH水準住宅(5〜8地域で35万円)は、注文住宅の新築では2026年9月30日で受付が終わっていました。長期優良住宅(同75万円)とZEH水準住宅は、子育て世帯か若者夫婦世帯に限られます。これから着工する家は、来年度の制度がどうなるかを会社に確かめてから、等級を決める材料に入れてください。
打ち合わせで会社に聞く5つの質問


6にするか決める前に、差額の中身・UA値・窓・夏の対策・光熱費の前提の5つを、紙で出してもらうのが近道です。口頭の答えでなく、見積書や仕様書に書いてもらってください。
| 聞くこと | 文例 | 答えで 見る所 |
|---|---|---|
| ①差額の 中身 | 5から6の差額で 何がどう 変わりますか | 断熱材の 種類と厚み・ 窓が変わるか |
| ②UA値 | この間取りで 計算したUA値は いくつですか | 5地域なら 0.46ぎりぎりか もっと下か |
| ③窓 | 窓の枠と ガラスを品番で 教えてください | 6にしても 窓が据え置き でないか |
| ④夏の 対策 | 南と西の窓の 日ざしは どう防ぎますか | 軒・外の 日よけが 図面にあるか |
| ⑤光熱費 | 家じゅう暖める 前提ですか、 部屋ごとですか | 前提が 自分の暮らしと 合うか |



「迷っています」と正直に言って大丈夫です。僕は迷う材料さえ持たないまま、等級4で決めてしまいました。
まだ建てる会社を決めていない人は、1社の答えだけだと、等級ごとの差額や標準の中身を、並べて考える材料が1つしかありません。会社によって、6が標準のところもあれば、オプションで上げるところもあるからです。
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要望欄に「断熱等級6で考えたいので、5との差額と、標準の窓の種類も分かれば知りたい」と書いておくと、断熱の考え方つきの提案を頼めます。提案の中身や届く形は会社ごとに異なるので、サービスの中身はタウンライフ家づくりの口コミ評判で確かめてから使ってください。
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もう契約したあとで迷ったとき


契約したあとでも、着工前なら仕様の変更として見積もりを出してもらえることがあります。建ったあとなら、窓から手を入れるのが現実的です。
着工前の人は、「等級6に変えた場合の金額と、決めなければいけない期限」を聞いてください。図面や申請をやり直す手間がかかる場合は、その分の費用や工期ものびます。増えた金額の受けとめ方は、注文住宅の契約後に値上げされたときの確かめ方が使えます。
すでに住んでいる人は、内窓や床下の断熱のように部分的に足す方法があります。僕も、建て直したいと思うほど寒さを引きずった時期があり、そのときに考えたことは新築を後悔して建て直したいと思ったときに書きました。
なお、みらいエコ住宅2026事業のリフォームの補助は、原則として2016年(平成28年)12月31日以前に建った家が対象です。2022年に建った僕の家は、原則の対象には入りません。



建ったあとの断熱リフォームにも、国の補助が使えると思っていました。
断熱等級6の後悔でよくある質問


- 断熱等級6は必要ですか?
-
寒い地域で、家じゅうを長く暖める暮らしなら、上げる意味が大きいです。冬が短く日当たりがよく、使う部屋だけ短く暖めるなら、5にして窓と日よけにお金を回す手もあります。リードの表で3つ以上が「6向き」なら6を考えてください。
- 断熱等級5から6にアップグレードするといくらかかりますか?
-
家の形・工法・窓をどこまで変えるかで大きく変わり、一つの相場では言えません。知恵袋には約70万円という声もありました。打ち合わせ中の会社に、差額と、その差額で何が変わるかを見積書で出してもらってください。
- 断熱等級6の家は夏も涼しいですか?
-
等級6だけでは夏の涼しさは決まりません。南や西の大きな窓から日ざしが入ると、等級6でもリビングが暑くなります。軒や外づけの日よけ、夏の日ざしを入れにくい窓を一緒に決めてください。
- 断熱等級6ならエアコンは何台で足りますか?
-
広さ・間取り・吹き抜けの有無・地域で変わるので、台数は会社に計算してもらうのが確かです。等級を上げると、少ない台数で家じゅうを暖めやすくなります。台数を減らす前提なら、部屋のドアの位置や空気の流れも一緒に相談してください。
- 断熱等級6にすれば補助金はもらえますか?
-
等級6だけでは足りません。みらいエコ住宅2026事業のGX志向型住宅は、等級6に加えて、省エネで35%以上減らすこと、太陽光などをふくめた条件、HEMSの設置が要ります。2026年10月8日時点で申請は12月31日まで、予算に達しだい終わるので、会社に申請できるかを確かめてください。
- 断熱等級6にするには、断熱材の厚みはどれくらい要りますか?
-
断熱材の種類・工法・窓の組み合わせで変わり、厚みだけでは決まりません。等級6はふつう、家全体のUA値を計算して確かめます。会社に、断熱材の種類と厚み、計算したUA値を、あわせて書いてもらってください。
- 6地域でも断熱等級6にしたほうがいいですか?
-
6地域の等級6はUA値0.46以下で、HEAT20のG2と同じ数字です。冬に0度を下回る朝が多い、家じゅうを暖めたいなら上げる意味があります。冬が短く暖房をあまり使わないなら、5にして窓と日よけに回す選び方もあります。
- 2030年に基準が上がると、等級5の家は困りますか?
-
国は遅くとも2030年までに、新築の省エネ基準をZEH水準(等級5相当)へ引き上げる予定です。等級5の家は、その時点の新しい基準と同じ水準です。等級4のまま建てると、数年後には新築の最低ラインより下になる見込みです。
- 断熱等級6と7で迷ったら、どう決めますか?
-
5〜7地域の上限のUA値は、6が0.46、7が0.26です。7まで上げると、窓の大きさや間取りに制限が出ることがあります。知恵袋でも、費用と窓の制限で7をやめたという声がありました。6と同じ物差しで、差額を35年で返す合計と、窓の大きさの制限を並べて決めてください。
まとめ:断熱等級6で後悔しないために決める順番


断熱等級6で後悔するかどうかは、等級の数字より、暖房のしかたと窓がその等級に合っているかで決まります。上げなかった後悔は毎年の冬に来るので、迷ったら、地域・暖房・窓・差額を35年で返す合計を並べてから決めてください。
あらためて、この記事の内容をまとめます。
- 等級は地域ごとのUA値の上限
- 5地域の6はG2より甘い
- 家じゅう暖めるなら6向き
- 窓と夏の日よけも一緒に
- 差額は35年の合計に直す
- 補助金は6だけでは届かない
僕は「等級4は一番上だから」で止まって、冬の床の冷たさを4年くり返しています。建てる前に迷えている今なら、数字を1つ変えるだけで選び直せます。
会社をまだ決めていない人は、断熱の考え方と総額が分かる資金計画を、何社かそろえて並べると、自分の家に合う等級と予算の目安が見えてきます。標準仕様の比較表に等級とUA値の行を足して、決める日までに埋めてください。
家づくり、こんなところで止まっていませんか?
- 何を基準に選ぶか分からない
- 共働きで、会社を調べる時間がとれない
- 総額でいくらできるか見えない
- 土地探しと家づくりの進め方が不明
- 1社の話だけで決めていいか迷っている
「予算はどれくらい?」「間取りはどう決める?」「土地もまだ」。この最初の悩みをまとめて相談できるのが、タウンライフ家づくりです。希望に合った住宅メーカーの提案と、間取り・見積もり・資金計画を無料でもらえます。
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- 依頼する会社は自分で選べる
- 間取り・資金計画・土地も相談できる
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- 全国1,190社以上が提携
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