「うちは30坪で足りるのかな。それとも40坪いるのかな」って、間取りを考え始めると最初にぶつかる壁ですよね。坪数の目安がわからないまま打ち合わせに入ると、なんとなくで広さが決まっていきます。
実は広さの目安は「家族の人数」でだいたい決まります。3〜4人なら30坪台、4〜5人でゆとりが欲しいなら40坪、というのが一つの基準です。
同じ35坪でも、何社かの間取りと金額を見比べて坪数を決めた人は納得し、一社のすすめるまま広さを盛った人ほど「予算オーバーで持て余した」と後悔しがちです。あなたはどっちで決めますか?
あいみつ坪数って、多ければ多いほどいいわけじゃないんです。広すぎると掃除も光熱費も増えますからね。
申し遅れました。僕は2022年に35坪の家を建てた、あいみつといいます。35歳・地方の郊外で妻と長女と暮らす、ただの会社員です。
うちは相見積もりをサボって断熱もケチった結果、あとで計算したら約350万円も損してました。その反省も込めて、広さの目安をなるべく正直に書きます。
\最初に結論/
「みんなの住宅失敗談」運営者。ハウスメーカーに言われるまま契約して、350万円もぼったくられた経験あり。
同じ後悔をする人を減らしたくて(本当はボッタクリ業者にムカつきすぎて)全国の住宅の失敗談を集めて発信しています。合言葉は「家を買うときは必ず相見積もりを取れ」。
間取りの広さの目安|家族の人数で決まる


まず結論からいきます。広さの目安は「何人で住むか」でだいたい決まります。難しい計算はいりません。下のざっくりした目安を見てください。
| 家族の人数 | 広さの目安 |
|---|---|
| 2人暮らし | 約25〜30坪 |
| 3〜4人家族 | 約30〜35坪 |
| 5人家族 | 約35〜40坪 |
あくまで目安です。同じ坪数でも、どこに広さを振るかで暮らしやすさは変わります。
なぜ人数で決まるかというと、家の広さの大半は「個室の数」と「収納の量」で食われるからです。人が増えれば部屋も荷物も増える、ただそれだけの話です。一つずつ見ていきましょう。
2人暮らし:25〜30坪が目安
夫婦2人なら、25〜30坪あればかなりゆったり暮らせます。寝室1つに、書斎や趣味部屋を足しても十分まわります。来客用の部屋まで欲しいなら30坪に寄せる感じです。
あとで子どもが増える予定があるなら、はじめから30坪台で考えておくと後悔が少ないです。途中で家を建て直すのは現実的じゃないですからね。将来の人数で考えるのが基本です。
3〜4人家族:30〜35坪が目安
いちばん多いのがこの層です。夫婦+子ども1〜2人なら、30〜35坪あれば4LDKがちゃんと取れます。リビングも12畳前後を確保できて、窮屈さはあまり感じないはずです。
うちもこのゾーンで、35坪の4LDKです。住んでみて思うのは、坪数より「どこに広さを振るか」のほうが効くということ。
同じ35坪でもリビングを広くすれば個室は小さくなります。配分は家族でよく話したほうがいいです。
5人家族:35〜40坪が目安
子ども3人など5人で暮らすなら、35〜40坪は見ておきたいところです。子ども部屋を3つ取ると、それだけで建物がぐっと大きくなります。収納も人数ぶん増えるので、40坪に寄せても無駄にはなりにくいです。
ただ、40坪を超えると土地も建築費も一気に上がります。広さを欲張りすぎると予算が破裂するので、そこは冷静に。人数に対して必要な広さだけ取る、が安全です。



うちは4人で35坪。広すぎず狭すぎず、ちょうどよかったかも。
30坪と40坪で何が変わるのか


「30坪と40坪、結局どう違うの?」というのは多くの人が気になるところですよね。広さの差は約10坪、畳にすると20畳ぶんです。ここでは中身の違いを正直に書きます。
部屋数と収納の余裕が変わる
30坪だと4LDKがギリギリ、40坪だと4LDK+書斎や納戸といった「おまけの部屋」が足せます。この差は荷物の多い家庭ほど効いてきます。収納が足りないと、せっかくの家がモノであふれますからね。
収納で後悔する人はとても多いです。広さに迷ったら、まず収納から削らないことをおすすめします。詳しくは収納が足りなくて後悔した話も読んでみてください。
建築費と光熱費も変わる
当然ですが、広いほどお金はかかります。10坪増えれば建築費は数百万円単位で上がりますし、床面積が増えると冷暖房する空間も増えます。広い家は「建てる費用」だけでなく「住み続ける費用」も上がる、と覚えておいてください。
うちは35坪でも、冬の光熱費にはけっこう驚きました。広さ=毎月のランニングコストでもあるんです。40坪にする前に、その分の月々を払い続けられるか一度考えてみてください。
掃除・動線のラクさも変わる
意外と見落とされがちですが、広い家は掃除が大変です。床面積が増えれば、掃除機をかける範囲も拭く床も増えます。共働きで時間がない家庭だと、広さが地味に負担になることもあります。
逆に、平屋っぽく動線を短くまとめれば、30坪でもすごく暮らしやすくなります。広さの数字だけでなく、毎日の動きやすさで選ぶのも大事です。家事のしやすさは家事動線で失敗しない間取りでも触れています。
坪数を決めるときの判断材料3つ


目安はわかっても、最後の「あと5坪どうするか」で迷う人は多いです。そこで、坪数を決めるときに見てほしい判断材料を3つにしぼりました。順番に見ていきましょう。
将来の家族構成で考える
いま2人でも、数年後に子どもが増えるなら、その人数で坪数を考えてください。家は20年30年と住むものなので、今の人数だけで決めると後で部屋が足りなくなります。逆に子どもが独立したあとは部屋が余る、という見方もあります。
うちは長女が一人なので、将来子ども部屋が空く前提で考えました。10年後・20年後の暮らしを一度だけでいいので想像してみると、ちょうどいい坪数が見えてきます。
予算と毎月の返済から逆算する
広さは「欲しい坪数」ではなく「払える坪数」で決めるのが現実的です。坪数が増えれば総額も毎月の返済も上がります。先に毎月いくらまでなら無理なく返せるかを決めて、そこから坪数に落とすほうが失敗しません。
僕はここで反省があります。勢いで坪数とオプションを足していった結果、あとで家計が結構きつくなりました。広さの夢は毎月の返済に化けるので、冷静に逆算してください。
土地の広さと建ぺい率を確認する
そもそも土地に対して建てられる広さには上限があります。建ぺい率という決まりで、土地のうち何割まで建物を建てていいかが決まっているからです。40坪の家が欲しくても、土地が狭いと2階建てや3階建てにするしかありません。
このあたりは素人だと判断が難しいので、土地が決まったら早めにプロに「この土地で何坪いけますか」と聞くのが安全です。間取りの決め方の全体像は注文住宅の間取りの決め方5ステップにまとめています。



土地が決まる前に坪数だけ先走ると、あとで「入らない」ってなりがちです。
広さで後悔した・満足した5人の本音


ここからは、僕のまわりや読者の方から聞いた、広さにまつわる本音を5人ぶん紹介します。後悔した人だけでなく、ちょうどよかった人の声も混ぜています。自分の家族と近い人を探してみてください。
30坪で足りた:38歳・男性
正直、最初は「30坪は狭いんじゃないか」とビビってました。営業さんにも「もう少し広くしますか?」って何度か言われて、流されかけたんですけど。うちは妻と子ども1人の3人なので、思い切って30坪でいきました。
結果、ぜんぜん足ります。リビング・寝室・子ども部屋・書斎みたいな小部屋、これで過不足なし。掃除もラクだし、光熱費も友人の40坪の家より明らかに安いです。



広さって、多ければいいってもんじゃなかったです。30坪、おすすめですよ。
強いて言えば、収納だけは最初ちょっと足りなくて、あとで物置を買い足しました。そこだけ、もう少し考えればよかったかな。
でも全体としては大満足です。広さで悩んでる人には「人数で決めれば大丈夫」って言いたいですね。
40坪は持て余した:44歳・女性
うちは見栄を張って40坪超にしたんですけど、今になって思うと広すぎました。子どもが2人いるからって張り切ったんですが、上の子はもう来年家を出ます。そうなると、空き部屋がただの物置になるんですよね。
あと、掃除がほんとうに大変。フロアが広いぶん、掃除機をかけ終わる頃にはぐったりです。冬の暖房も、リビングだけならいいけど廊下が寒くて。広い家にあこがれる気持ちはわかるんですけど、住むのは毎日ですからね。
人によるとは思います。来客が多い家とか、二世帯なら40坪は活きるはず。ただ普通の4人家族には、ちょっと持て余す広さだったかなあ、というのが今の本音です。
35坪が一番ちょうどいい:33歳・女性
30坪と40坪でめちゃくちゃ迷って、間を取って35坪にしました。これが我が家には大正解で。夫婦と子ども2人の4人で、4LDKがちょうどよく収まっています。
決め手は、毎月の返済額でした。40坪にすると返済が月に1万円以上上がる計算で、それを20年30年続けるのは怖いなって。広さを5坪あきらめたら、その不安が消えたんです。
住み心地は、正直これ以上いらないくらい。リビングで家族4人がくつろいでも狭く感じないし、収納もまあまあ足りてます。坪数で迷ったら、予算から逆算するのいいと思いますよ。
坪数より配分で後悔:41歳・男性
うちの後悔は、坪数そのものじゃないんです。38坪あって、広さは足りてる。でも、その広さの「振り分け」をミスりました。寝室を無駄に広くしちゃって、肝心のリビングが狭いんですよ。
寝るだけの部屋に8畳もいらなかった。その2畳をリビングに足してたら、って今でも思います。坪数の合計ばっかり気にして、どこに何畳振るかをちゃんと考えなかったのが敗因ですね。
これから建てる人には、「何坪か」と同じくらい「どの部屋に広さを振るか」を真剣に考えてほしいです。総坪数が同じでも、住みやすさは全然変わりますから。
広くして正解だった:36歳・女性
我が家は子どもが3人なので、迷わず40坪にしました。まわりには「広すぎない?」って言われたけど、5人で暮らすとこれくらいないと回らないです。子ども部屋3つに、夫婦の寝室、それでもうパンパン。
正直、光熱費も掃除も大変なのは認めます。でも、子どもがそれぞれ自分の部屋を持てて、思春期にもめにくいのは大きいです。家族が多いと、広さは贅沢じゃなくて必要なんだなって。
だから一概に「40坪は広すぎ」とは言えないと思います。人数しだいですよね。うちは3人きょうだいだから40坪で正解。家族の数だけ、ちょうどいい広さがあるんだなと感じています。
広さは複数社のプランを比べて固める


ここまで読んで、「うちは35坪くらいかな」と当たりがついてきたと思います。でも最後にひとつだけ。その広さで本当にいいかは、1社の提案だけで決めないでください。
というのも、同じ「35坪・4LDK」でも、会社によって間取りも金額も驚くほど違うからです。A社では狭く感じる35坪が、B社の配分上手なプランだと広々ということが普通に起きます。だから、同じ要望を複数社に渡して比べるのが正解なんです。
とはいえ、何社も自分でまわるのは大変ですよね。そこで便利なのが、まとめて資料請求できる持ち家計画のようなサービスです。希望の坪数や予算を一度入れるだけで、対応エリアの会社からプランを取り寄せられます。
申し込むと各社から連絡が来ます。電話が苦手な人は、備考に「連絡はメール希望」と書いておくと安心です。しつこい営業が不安なら、最初にそう伝えておけば落ち着いて比べられます。
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間取りの広さの目安に関するよくある質問


- 間取りの広さは何坪が目安ですか?
-
家族の人数で決まります。2人なら25〜30坪、3〜4人なら30〜35坪、5人なら35〜40坪が一つの目安です。今の人数ではなく、将来の人数で考えるのがコツです。
- 30坪と40坪はどちらがいいですか?
-
どちらが上というより、家族の人数しだいです。3〜4人なら30坪台で足りることが多く、5人や荷物が多い家庭は40坪が活きます。広いほど費用も掃除も増える点は忘れずに。
- 30坪は狭いですか?
-
3〜4人家族なら、30坪でも十分に4LDKが取れて狭くありません。むしろ掃除や光熱費がラクという利点もあります。狭く感じるかは、広さの配分しだいです。
- 40坪の家は広すぎますか?
-
4人以下だと持て余すこともあります。子どもが3人いる、二世帯、来客が多いといった家庭なら40坪は無駄になりません。維持費と掃除の手間が増える点だけ覚悟しておきましょう。
- 5人家族には何坪の家が必要ですか?
-
35〜40坪が目安です。子ども部屋を3つ取ると建物が大きくなるためです。ただ部屋の取り方しだいでは35坪台でも収まるので、まずは間取りプランで確かめるのが確実です。
- 坪数を増やすと費用はどれくらい上がりますか?
-
会社や仕様によりますが、1坪増えると建築費は数十万円単位で上がるのが一般的です。10坪増えれば総額で数百万円変わることも。月々の返済に直結するので、予算から逆算しましょう。
- 広さと部屋数、どちらを優先すべきですか?
-
家族の人数が多いなら部屋数、少ないならリビングなどの広さを優先するのがおすすめです。総坪数が同じでも配分しだいで住み心地は大きく変わります。どこに広さを振るかを家族で話し合いましょう。
- 将来子どもが増えるか分からない場合は?
-
増える可能性があるなら、その人数で坪数を考えておくと後悔が少ないです。あとで部屋を増やすのは難しいためです。逆に子どもが独立したあとを見越して、部屋を仕切れる設計にする手もあります。
- 坪数の目安は1社に相談すれば分かりますか?
-
1社でも目安は出ますが、同じ坪数でも会社ごとに間取りも金額も違います。広さが本当に妥当かは、複数社のプランを見比べて初めて分かります。比較してから決めるのが安全です。
- 複数社に相談するとしつこく営業されませんか?
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まとめ|広さの目安は人数で決めて複数社で固める


間取りの広さの目安は、家族の人数でだいたい決まります。3〜4人なら30坪台、5人なら40坪が一つの基準でしたね。あらためて、この記事の内容をまとめます。
- 広さの目安は人数で決まる(2人25〜30坪/3〜4人30〜35坪/5人35〜40坪)
- 30坪と40坪の差は部屋数・収納・費用・掃除の手間に出る
- 坪数は将来の家族・予算・土地の3つから決める
- 総坪数より「どこに広さを振るか」で住み心地が変わる
- 同じ坪数でも会社で間取りと金額が違うので比べて固める
家は人生でいちばん大きな買い物です。だからこそ、広さも金額も、なんとなくで決めてほしくないんです。
坪数で迷ったら、同じ要望を複数社に渡して比べてもらうのがいちばん確実です。広さが妥当か、金額が高すぎないかが一気に見えてきます。僕みたいに比較をサボって350万円損する前に、まず比べてみてください。
あなたの家族にちょうどいい広さが見つかることを願っています。あわせて読みたい関連記事です。












