家を建てるときって、土地代と建物代ばかり気にしますよね。でも本当にこわいのは、建てたあとに毎月・毎年こつこつ出ていくお金のほうです。
実は一戸建ての維持費は、ざっくり年間で30万〜40万円ほど(月にならすと2.5万〜3.3万円くらい)が一つの目安です。ここに10年〜15年ごとの大きな修繕がドンと乗ってきます。
あいみつ僕も建てる前は「持ち家なら家賃ないし楽でしょ」と思ってたクチです。完全になめてました。
申し遅れました。地方郊外で会社員をしている、35歳のあいみつです。2022年に35坪の4LDKを総額4,200万円で建てました。
相見積もりをサボって断熱までケチった結果、最初の見積もりとの差で約350万円も損をした当事者です。だからこそ維持費の話は人ごとに思えません。
この記事では、建てたあとにかかるお金を具体的な金額つきで先に出して、そのうえで僕を含む5人の本音まで正直に書きます。読み終わるころには「うちはいくら備えればいいか」がイメージできるはずです。
同じ維持費でも、先に知って毎月コツコツ備えた人は慌てず、何も知らずに住み始めた人は10年後の100万円に足元をすくわれます。違いは「先に知っていたかどうか」だけ。あなたには前者になってほしくて、この記事を書いています。
\最初に結論/
「みんなの住宅失敗談」運営者。ハウスメーカーに言われるまま契約して、350万円もぼったくられた経験あり。
同じ後悔をする人を減らしたくて(本当はボッタクリ業者にムカつきすぎて)全国の住宅の失敗談を集めて発信しています。合言葉は「家を買うときは必ず相見積もりを取れ」。
家の維持費で後悔する5つの理由


まず結論から。維持費そのものよりも「想定してなかった」ことで後悔する人がほとんどです。何にいくらかかるか先に知っておけば、後悔の大半は防げます。
多くの人がつまずく理由を、よくある順に5つ並べました。気になるところから読んでみてください。
一つずつ見ていきましょう。どれも「先に知っていれば」で済む話です。
大きな修繕費を計算に入れていない
一番多い後悔がこれです。外壁や屋根の塗り替えは10年〜15年に一度、まとめて100万円前後かかります。月々の支払いに気を取られていると、この一括ドカンを忘れがちです。
「家賃がないから楽」だと思っていると、10年後に足元をすくわれます。持ち家は自分が大家さんなので、修繕費は全部こちら持ちです。
固定資産税の重さを甘く見ていた
賃貸のときは払わなかった固定資産税が、持ち家だと毎年やってきます。新築の家は数年間だけ建物分が半額になる軽減があるのですが、それが切れたタイミングで税額が上がって驚く人が多いです。
地域や家の規模で変わりますが、一戸建てだと年10万〜15万円くらいになることも珍しくありません。毎年のことなので、しっかり頭に入れておきたいお金です。
家が広い・凝った分だけ維持費も増える
広い家、外壁の面積が大きい家、複雑な屋根の形。憧れでつくった部分は、そのまま将来の維持費に直結します。塗る面積が増えれば塗装代も増えるからです。
悪いことをはっきり言うと、見た目を優先した家ほど、あとでお金がかかりやすいです。建てる前にここまで考えておくと、後悔がぐっと減ります。
毎月の積み立てをしていなかった
修繕費がかかるのはわかっていても、毎月コツコツためていないと、いざというとき手が出ません。結果、必要な修理を先延ばしにして家が傷む、という悪循環に入ります。
マンションには修繕積立金がありますが、一戸建ては自分で積み立てる仕組みを作らないと誰も用意してくれません。ここが見落とされがちなポイントです。
建てるときの会社選びで差がついていた
実は維持費の半分は、建てる前に決まっています。使う外壁材、屋根材、設備のグレードで、将来の塗り替え時期もメンテ費用も変わるからです。
僕みたいに1社だけで決めると、こういう「あとで効いてくるコスト」の比較ができません。建てる前に複数社の提案を見比べておくと、維持費まで含めて納得して選べます。
建てた後にかかるお金の目安と相場


ここからは具体的な金額です。「結局いくら?」をさっさと知りたい人向けに、項目ごとの相場をまとめました。あくまで一般的な目安で、家や地域でけっこう幅が出ます。
- 外壁・屋根:10〜15年で約100万円
- 給湯器:10〜15年で20〜40万円
- シロアリ消毒:5年ごとに約10〜20万円
- 固定資産税:毎年約10〜15万円
- 火災・地震保険:年約2〜5万円ほど
表でもまとめておきます。いつ・いくらかかるかの目安です。
| 項目 | 目安 | 頻度 |
|---|---|---|
| 外壁・屋根 | 約100万円 | 10〜15年 |
| 給湯器 | 20〜40万円 | 10〜15年 |
| シロアリ消毒 | 10〜20万円 | 5年ごと |
| 固定資産税 | 10〜15万円 | 毎年 |
| 火災・地震保険 | 2〜5万円 | 毎年 |
あくまで目安で、家の大きさや地域で幅が出ます。一つずつ、もう少しくわしく見ていきます。
外壁・屋根の塗り替えは10〜15年で約100万円
維持費の中でも一番大きいのがこれです。外壁と屋根の塗り替えは、足場を組んでまとめてやることが多く、合わせて100万円前後になります。家の大きさや使う塗料で前後します。
放っておくと家の中に雨水がしみてくることもあるので、これはケチれない出費です。タイル外壁など、塗り替えが少なくて済む素材を最初に選ぶ手もあります。



100万円って、いきなり言われても無理じゃないですか…
だからこそ、毎月の積み立てが効いてきます。後ろのほうで考え方を書きますね。
給湯器の交換は10〜15年で約20〜40万円
お湯を沸かす給湯器は、だいたい10年〜15年で寿命がきます。種類によりますが、交換に20万〜40万円ほどかかります。エコキュートのような高機能なものほど高めです。
困るのは、給湯器は壊れてから慌てて交換することが多い点です。冬に急にお湯が出なくなると本当に困るので、10年を過ぎたら心の準備をしておくと安心です。
シロアリ消毒や設備の交換も忘れずに
木の家はシロアリ対策が必要で、5年ごとに消毒をするのが目安です。費用は1回10万〜20万円ほど。これも家を長持ちさせるための地味だけど大事なお金です。
ほかにも、エアコンや換気の設備、クロスの貼り替えなど、細かい交換は10年も住めば次々出てきます。一つひとつは小さくても、積み重なると大きな額になります。
固定資産税と火災保険は毎年かかる
修繕とは別に、毎年必ず出ていくお金もあります。固定資産税は年10万〜15万円くらい、火災・地震保険は年2万〜5万円ほどが目安です。どちらも持ち家なら避けられません。
保険は数年分まとめて払うと割安になることもあります。毎年かかる固定費として、最初から家計に組み込んでおくと慌てずにすみます。
備え方と、ためておくお金の考え方


金額を見て不安になった人も大丈夫です。やることはシンプルで、「毎月少しずつためておく」だけです。ここでは無理のない備え方を紹介します。
月1万〜2万円を修繕用にためておく
一つの目安は、毎月1万〜2万円を「家の修繕専用」としてためておくことです。年に12万〜24万円。これを10年続ければ、外壁塗装の100万円にちゃんと届きます。
大事なのは、生活費の口座と分けておくこと。混ざっていると、いつの間にか使ってしまうからです。専用の口座を一つ作るだけで、将来の自分がかなり助かります。
大きな出費の時期を先に書き出しておく
いつ・何に・いくらかかりそうかを、紙に書き出しておくのもおすすめです。給湯器は10年後、外壁は12年後、というふうにざっくりでいいんです。
先が見えると、不安はだいぶ消えます。逆に何も書かずにいると、毎回「急な出費」に感じてしまって、そのたびにあわてることになります。
建てる前なら、維持費の少ない家を選べる
これから建てる人だけの特権があります。それは「最初から維持費の少ない家を選べる」ことです。塗り替えが少ない外壁、長持ちする屋根材を選べば、将来の出費そのものを減らせます。
ここは会社によって提案がまったく違うところです。だからこそ、あとで書くように複数社のプランを見比べる価値があります。維持費まで含めて比べられるのは建てる前だけです。
維持費で後悔した5人の本音


ここからは、僕を含めて実際に家を建てた5人の本音です。きれいごとなしで、お金のことを正直に話してもらいました。後悔した人も、意外と平気だった人もいます。
順番に紹介していきます。あなたの状況に近い人から読んでもらってかまいません。
積立ゼロで青ざめた:あいみつ・35歳
僕の話から正直にいきます。家を建てたのが2022年で、まだ大きな修繕は来ていないんですが、それでも「やばいな」と気づいた瞬間があったんです。住んで3年目、近所の同じ時期に建てた家が外壁の足場を組んでいるのを見たときでした。聞いたら塗り替えで90万円くらいかかったと。うちはまだ新しいから油断してたんですけど、あれを見て背筋が冷えました。
というのも、僕は修繕用の積立を完全にゼロでスタートしてたんですよ。住宅ローンの返済で頭がいっぱいで、その先の修繕費まで頭が回ってなかった。持ち家は自分が大家さんだから修繕費は全部自分持ち、っていう当たり前のことに、3年経ってやっと実感がわいたんです。賃貸のときは設備が壊れても大家さんが直してくれてたから、その感覚が抜けてなかったんですね。



「家賃ないから楽」って思ってた過去の自分をひっぱたきたい。
で、慌てて始めたのが、家の修繕専用の口座を作ることでした。やってみて分かったんですけど、生活費と同じ口座だと本当にすぐ使っちゃうんです。だから毎月1万5千円を別口座に自動で移すようにしました。年18万円。これを10年続ければ、外壁の100万円にだいたい届く計算です。最初からこうしておけばよかったと、心から思います。
あと痛感したのが、僕は1社だけで家を決めたから、外壁の素材も言われるまま標準のサイディングにしたんですよね。もし最初に何社か見比べてたら、塗り替えの少ないタイルとかも検討できたはず。建ててからじゃ素材は変えられないので、ここは本当に建てる前の話だなと。今も毎月積み立てながら、たまにあの足場のことを思い出してます。
もう一つ、やってみて分かったことがあって。最初は「修繕費なんて先の話だし、後で考えればいいや」と思ってたんですけど、いざ積立を始めたら、毎月の家計の中で1万5千円って結構な存在感なんですよ。外食を1回減らすとか、そういう調整が必要になる。だからこそ、住宅ローンを組むときに、返済額だけじゃなくて修繕の積立まで含めて月々の支払いをイメージしておくべきだったなと。ローンの審査だと修繕費は出てこないから、自分で意識しないと完全に抜け落ちます。
給湯器が真冬に壊れた:まりこ・41歳
もうね、あれは忘れもしない1月の朝でした。子どもをお風呂に入れようとしたらお湯が出なくて、え、なんで?ってなって、給湯器のリモコンがエラー表示でピコピコしてて、夫に「これ壊れてるやつじゃない?」って言ったら夫もパジャマのまま外の給湯器のとこ行って、で、戻ってきて「うん、たぶん寿命」って。寿命って言われても困るんですけど!ってその場で言っちゃいました。うちの家、ちょうど建ててから12年だったんですよね。
そこからが大変で、業者さんに連絡したら「在庫がなくて交換まで1週間かかる」って言われて、真冬に1週間お湯なしですよ。下の子まだ小さかったから、毎晩近くの実家までお風呂借りに通って、ほんとあのときは家族みんなピリピリしてました。で、肝心の交換費用が、うちはエコキュートだったので35万円。いきなり35万。家計簿つけてる身としては、もう数字見た瞬間にめまいがしましたよ。
- 壊れたのは建てて12年目の1月
- 交換まで待ち時間が1週間
- エコキュートで費用は35万円



10年過ぎたら壊れる前提で、って誰か先に言っといてよ…!
このとき学んだことがあって、給湯器って壊れてから動くと選ぶ余裕がないんです。在庫があるやつから選ぶしかなくて、値段交渉する気力もなくて。10年を過ぎたら、壊れる前に交換の見積もりだけ取っておくのが正解だなって。今は次の給湯器のために、月に少しずつためてます。同じ思いはもうしたくないので。あれ以来、冬が来るたびにちょっとドキドキしてます。
あとから調べて分かったんですけど、給湯器って実は普通のガス給湯器ならもっと安くて、10万円台で替えられるものもあるらしいんですね。うちはエコキュートを選んでたから35万になっただけで。最初に家を建てるとき、オール電化がいいですよって言われて、深く考えずにそうしたんです。でも今思うと、交換費用がこんなに高いって誰も教えてくれなかったなって。別にエコキュートが悪いわけじゃないし、電気代では得してる部分もあると思うんですけど、交換のときにドカンと来るのは知っておきたかった。
だから今、家を建てる友達には必ず言うんです。設備を選ぶときは、買うときの値段だけじゃなくて、壊れたとき替えるといくらかかるかも聞いておきなよって。私はそれを知らずに選んじゃったから。まあ、今さら言っても遅いんですけどね。でも次は絶対に油断しないって決めてます。冬が近づくとね、ほんとに胃が痛くなるんですよ、これが。
タイル外壁にして正解:たかし・48歳
うちは満足してる側です。建てたのは15年前。外壁をタイルにした。それだけ。
当時は正直、高いなと思った。タイルは初期費用が普通の外壁より100万くらい上だったから。妻とも結構もめた。でも営業の人が「塗り替えがほぼいらない」って言うのを信じた。半信半疑だったけどね。
決め手は単純だ。当時、別の家を建てた兄貴がいてな。そいつの家がサイディングで、建てて10年で塗り替えに90万かかったって愚痴ってた。それ聞いて、ああ、こりゃ先に金かけといたほうがいいなと。安物買いの銭失いって言葉、あるだろ。あれだ。
- 建てて15年、まだ塗り替えゼロ
- 初期費用は約100万円高かった
- 目地の点検だけは数年おきに必要
結果から言う。15年で一度も塗り替えてない。近所のサイディングの家は、もう2回目の足場を組んでた。1回100万として、2回で200万。うちは初期に100万足しただけ。これ、もう元は取れてる。長い目で見ると、最初に良い素材を選んだほうが安い。これは断言できる。



あのとき妻を説得しといてよかった、と今でも思うよ。
ただ、タイルも万能じゃない。目地っていうタイルの間の部分は、数年おきに点検したほうがいい。そこから水が入ると面倒だから。あと地震でたまにヒビが入る。でもまあ、塗り替え200万に比べたら誤差だ。人によると思うけど、維持費を気にするなら素材選びは建てる前にちゃんと考えたほうがいい。後からじゃどうにもならないからな。
正直に言うと、初期に100万多く出すのは勇気がいる。家を建てる時点で金はカツカツだ。みんなそうだろ。だから気持ちはわかる。でもな、外壁は一回選んだら後で変えられない。塗り替えは選べるが、タイルにするかどうかは建てる前の一発勝負だ。そこだけは妥協しなかった。それが正解だったってだけの話だな。
もう一つ言っとくと、タイルだからって全部ほったらかしでいいわけじゃない。コーキングっていう隙間を埋めてる部分は劣化する。うちも一回だけ部分補修をやった。20万くらいだったか。それでも塗り替え全面に比べたら安いもんだ。結局、何を選んでも家は金がかかる。ゼロにはならん。どこに金をかけるか、それだけの話だよ。
固定資産税で焦った:ゆうこ・38歳
うちはね、修繕費じゃなくて税金で後悔したパターンなんですよ。本当にこれ、知らなかった私が悪いんですけど、知らなかったんだから仕方ないじゃないですか、ってずっと思ってて。何の話かっていうと、固定資産税です。家を建てて最初の数年って、新築の軽減っていうので建物の税金が安くなってるんですね。それを「うちの固定資産税ってこんなもんか、意外と安いな」って思い込んでたんです。
で、その軽減が切れた年。忘れもしない、4年目でした。届いた納税通知書を見たら、去年より3万円くらい上がってて。え、なんで上がるの?間違いじゃないの?って役所に電話までしちゃいました。そしたら「軽減期間が終わったからですよ」って淡々と言われて。いやそんなの聞いてないし、って思ったけど、たぶん契約のときに説明はされてたんでしょうね。覚えてないだけで。私が悪いんですけど、でも納得いかなくて。



「安いな」って思ってたのが全部ぬか喜びだったんです…
それからは毎年ちゃんと年12万円くらいかかる前提で家計を組んでます。新築の安い税額をずっと続くと思い込むと、あとで必ず焦ります。これから建てる人には、最初の数年だけ安いんだよっていうのは声を大にして言いたい。って言いつつ、私も誰かに言われてもピンとこなかったかもなあ。だって安いと嬉しくて、その先のことなんて考えたくないですもんね。
しかもですよ、しかも。固定資産税って一括だと結構な額じゃないですか。だから私、4回払いにしてたんですけど、4回払いにしてると軽減が切れたのに気づきにくいんですよ。1回あたりの金額で見ると、上がったのが分かりづらくて。気づいたときには「あれ、トータルこんなに払ってたっけ」って。家計簿つけてたのに見落としてた自分にもがっかりしました。ほんと、税金って分かりにくくできてますよね。わざとなんじゃないかって思っちゃう。
あと、これも後で知ったんですけど、固定資産税って3年ごとに見直しがあるらしくて、土地の評価が上がると税金も上がることがあるんですって。下がることもあるみたいですけど。もう、いくらかかるか毎年ドキドキじゃないですか。だから今は、年15万円くらいかかってもいいように、ちょっと多めに見積もってためてます。多めに見ておけば、安かったときに嬉しいですしね。これくらい守りに入らないと、私はまた同じことやりそうなので。
広い家にして後悔気味:けんた・33歳
えっと、まだ建てて2年なんで、大きな修繕はこれからなんですけど、すでにちょっと後悔してることがあって、それを話してもいいですか。広い家にしすぎたんです。土地が広めだったのもあって、勢いで延床40坪くらいの結構大きい家にしたんですよ。当時はテンション上がってて、広いは正義でしょって思ってて。実際住み心地はいいんです、そこは満足。
でも維持費のこと考え始めたら、急に怖くなってきて。だって外壁の面積も屋根の面積も、その分だけ広いわけじゃないですか。ってことは将来の塗り替え代も、普通の家より高くなるってことですよね。冷暖房の光熱費も部屋が多いぶん地味にかかるし。建てる前にそこまで頭が回ってなかった自分がいて、なんでもっと考えなかったんだろうって、最近よく思います。



広さに憧れる前に、維持費のこと計算しとけばよかった…
で、最近やってるのが、将来かかりそうな修繕費をざっくり書き出すことなんです。やってみたら、うちは広いぶん外壁塗装が普通より2〜3割増しになりそうで、見た瞬間ためいきが出ました。広い家は建てるときだけじゃなく、ずっとお金がかかるって今さら実感してます。まあ住んじゃったものは仕方ないので、今はせっせと積立してます。広さは気に入ってるんで、そこは後悔してないんですけどね。維持費はね、うーん。
あと地味にきついのが光熱費なんですよ。部屋が多いと、冬とか全部の部屋あっためるわけにいかなくて、結局使ってない部屋が出てくる。なのに固定資産税はその広さで取られるし、外壁も屋根もその面積でメンテ代がかかる。なんていうか、広さの分だけお金が出ていく仕組みになってて、住む前は全然そこまで考えてなかったんですよね。広いリビングいいなあ、くらいの気持ちで。今思うと浅はかでした。
だから、これから建てる人にはって、いや、人に言える立場じゃないんですけど、でも一つだけ。広さに憧れる気持ちはめちゃくちゃ分かるんですけど、その広さを30年維持するのにいくらかかるか、ちょっとでいいから計算してみてほしいんです。僕はそれをやらなかった。やってたら、もう少し小さくして、そのぶん良い素材に回してたかもしれない。今でもたまに、あと5坪小さくてもよかったかなって、ぼんやり考えちゃうんですよね。
維持費は複数社のプランを比べて固める


ここまで読んで「結局、建てる前にどうすればいいの?」と思った人へ。答えはシンプルで、同じ要望を複数の会社に渡して、提案を見比べることです。
維持費の差は、外壁材や屋根材、設備のグレードで決まります。これは会社ごとに提案がまったく違う部分です。1社だけだと、その提案が高いのか安いのか、維持費まで含めて妥当なのかが分かりません。僕が350万円損したのも、まさに比べなかったからです。
とはいえ、いくつもの会社を自分で回るのは大変ですよね。そんなときに便利なのが、持ち家計画のような一括資料請求サービスです。同じ希望条件をまとめて複数社に伝えて、提案や見積もりを比べられます。
申し込むと各社から連絡が来ます。電話が苦手な人は、備考欄に「メール希望」と書いておくと安心です。しつこい営業が不安なら、その点も最初に伝えておけば大丈夫です。家づくりの進め方そのものが不安な人は、注文住宅の間取りの決め方5ステップも先に読んでおくと流れがつかめます。
家を建てる前に、無料の一括資料請求で複数社を比べるだけで、同じ家が数百万円安くなることも珍しくありません。僕が350万円損したのは、相見積もりをせず1社だけで決めたからです。気になるものから無料で取り寄せて、見比べてみてください。
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維持費に関するよくある質問


最後に、家の維持費でよく聞かれる質問にまとめて答えます。気になるものから読んでください。
- 一戸建ての維持費は月いくらが目安ですか?
-
月にならすと2.5万〜3.3万円ほどが一つの目安です。年間で30万〜40万円くらいになります。大きな修繕の積立も含めた数字なので、家や地域でけっこう幅が出ます。
- 一戸建ての維持費で一番大きいのは何ですか?
-
外壁と屋根の塗り替えです。10〜15年に一度、合わせて100万円前後かかります。足場を組む必要があるので、まとめてやると割安です。
- 家の維持費を抑えるにはどうすればいいですか?
-
建てる前なら、塗り替えの少ない外壁材や長持ちする屋根材を選ぶのが効果的です。建てた後は、定期点検で傷みを早く直すと、大きな出費を防げます。
- 給湯器の交換費用はいくらかかりますか?
-
種類によりますが、20万〜40万円ほどです。エコキュートなど高機能なものほど高くなります。だいたい10〜15年で寿命がくるので、早めの準備が安心です。
- 一戸建ての固定資産税は毎年いくらですか?
-
家や地域で変わりますが、年10万〜15万円くらいが目安です。新築は最初の数年だけ建物分が軽減されるので、それが切れると税額が上がる点に注意してください。
- マンションと一戸建てで維持費は違いますか?
-
仕組みが違います。マンションは管理費や修繕積立金を毎月払います。一戸建ては自分で積み立てる必要があり、トータルの金額は家の状態や選び方しだいです。
- シロアリ消毒は本当に必要ですか?
-
木の家では必要なケースが多いです。5年ごとに10万〜20万円ほどが目安です。被害が出てから直すほうが費用も手間も大きくなるので、予防が安心です。
- 家の修繕費は毎月いくらためればいいですか?
-
月1万〜2万円が一つの目安です。年12万〜24万円を10年続ければ、外壁塗装の100万円にだいたい届きます。生活費と別の口座に分けるのがコツです。
- 火災保険や地震保険は入ったほうがいいですか?
-
入っておくと安心です。年2万〜5万円ほどが目安です。数年分まとめて払うと割安になることもあるので、契約のときに確認してみてください。
- 維持費が少ない家にするにはどう選べばいいですか?
-
建てる前に複数社の提案を見比べるのが一番です。維持費は素材や設備で決まるので、同じ要望を各社に渡して、将来のメンテ費まで含めて比べると失敗しにくいです。
まとめ|維持費を知れば、家づくりはこわくない


家の維持費は、年30万〜40万円ほどが目安。そこに10年〜15年ごとの大きな修繕が乗ってきます。こわく感じるかもしれませんが、先に知って備えれば大丈夫です。
あらためて、この記事の内容をまとめます。
- 維持費の目安は年30万〜40万円
- 外壁・屋根は10〜15年で約100万円
- 給湯器は10〜15年で約20〜40万円
- 固定資産税は毎年約10〜15万円
- 月1万〜2万円を専用口座で積み立てる
家は人生で一番大きな買い物です。だからこそ、建てる前にできることはやっておきたいですよね。
これから建てる人は、同じ要望を複数社に比べてもらって、維持費まで含めて納得して選ぶのがおすすめです。僕みたいに後から「比べておけば」と後悔しないために、最初の一歩だけは丁寧に踏み出してください。
あなたの家づくりが、お金の不安なく進みますように。
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