注文住宅を考え始めて、まず気になるのが「結局いくらかかるの?」というお金の話ですよね。相場を知らないまま進めると、予算オーバーで後から苦しむことになりかねません。
この記事では、注文住宅の費用相場を全国平均のデータと内訳でわかりやすく解説します。年収別にいくらまで借りられるか、費用を抑えるコツまで紹介します。
結論を先に言うと、土地付き注文住宅の全国平均は約5,000万円、建物だけなら約3,500万円が目安です。ただし地域や仕様で大きく変わるため、最後は複数社の見積もり比較で“自分の適正額”を知るのが確実です。
同じ家でも、相場を知って数社を比べた人と、最初の1社の数字を信じて決めた人とでは、最終的な総額が数百万円ちがってきます。あなたはどちらで進めたいでしょうか。僕はこれをサボって、あとから約350万円も損していたと気づいた側です。
複数社の見積もりをまとめて取り寄せるなら、すまいのいろはPlusのような一括請求サービスを使うと、同じ条件で比べやすくなります。1社ずつ問い合わせる手間も省けます。
\最初に結論/
- 注文住宅の費用相場(平均)
- 費用の内訳3つ
- 年収別いくらまで
- 費用を抑えるコツ
- 建てた5人の体験談
「みんなの住宅失敗談」運営者。ハウスメーカーに言われるまま契約して、350万円もぼったくられた経験あり。
同じ後悔をする人を減らしたくて(本当はボッタクリ業者にムカつきすぎて)全国の住宅の失敗談を集めて発信しています。合言葉は「家を買うときは必ず相見積もりを取れ」。
注文住宅の費用相場はいくら?全国平均で解説

住宅金融支援機構の調査などをもとにすると、注文住宅の費用相場の目安は次のとおりです。
| 区分 | 全国平均の目安 |
|---|---|
| 建物のみ(建築費) | 約3,500万円 |
| 土地付き注文住宅 | 約5,000万円 |
| 坪単価の目安 | 60万〜100万円程度 |
あくまで平均で、都市部か地方か、木造か鉄骨か、仕様のグレードによって数百万〜1,000万円以上変わります。「平均=自分の家の値段」ではない点に注意してください。
あいみつ平均はあくまで目安。最後は見積もりで“自分の額”を知るのが大事です。
注文住宅の費用の内訳【3つに分かれる】


注文住宅の総額は、大きく3つに分かれます。本体価格だけで予算を組むと、あとで足りなくなります。まずは割合の目安から見てみましょう。
| 区分 | 割合の目安 | 主な中身 |
|---|---|---|
| 本体工事費 | 約7割 | 基礎・構造・内外装・設備 |
| 付帯工事費 | 約2割 | 地盤改良・外構・給排水引き込み |
| 諸費用 | 約1割 | 登記・ローン手数料・火災保険・税金 |
割合はあくまで目安で、土地条件や仕様で変わります。それぞれ詳しく見ていきます。
本体工事費(総額の約7割)
建物そのものを建てる費用です。基礎・構造・内外装・設備など。広告やカタログに載る「坪単価」は、基本的にこの本体価格をもとにしています。
付帯工事費(総額の約2割)
建物以外の工事費です。地盤改良、外構(駐車場・フェンス)、給排水の引き込みなど。本体価格には含まれないことが多く、見落とすと予算オーバーの原因になります。
防ぐコツは、最初の見積もりをもらった時点で「この付帯工事は全部入っていますか」と一言確認すること。これだけで、あとからの“聞いてない出費”はかなり減らせます。
諸費用(総額の約1割)
登記費用、住宅ローンの手数料・保証料、火災保険、税金など。現金で必要になることも多いので、別枠で用意しておくと安心です。本体価格とは別に100万円前後を現金で確保しておくと、最後に慌てずにすみます。
つまり、本体価格の1.3〜1.4倍くらいが総額の目安。見積もりを比べるときは、必ずこの内訳まで含めて比較しましょう。
年収別・注文住宅にいくらまでかけられる?


住宅ローンの借入目安は、一般に年収の5〜7倍程度といわれます。年収別のざっくりした目安はこちらです。
| 年収 | 借入額の目安(年収6倍) |
|---|---|
| 400万円 | 約2,400万円 |
| 500万円 | 約3,000万円 |
| 600万円 | 約3,600万円 |
| 700万円 | 約4,200万円 |
ただし、これは「借りられる額」であって「無理なく返せる額」とは限りません。返済負担率は手取りの20〜25%以内を意識し、教育費や老後資金も踏まえて余裕をもった計画を立てましょう。
注文住宅の費用を抑える3つのコツ


同じような家でも、進め方しだいで総額は大きく変わります。費用を抑えるコツは次の3つです。
- 複数社で相見積もりを取る
- 本体以外の費用も最初に把握
- 優先順位をつけて取捨選択
中でも効果が大きいのが複数社の相見積もりです。同じ条件で比べるだけで、数百万円の差が見つかることも珍しくありません。相場を知る一番の近道でもあります。
注文住宅の相見積もりのやり方5ステップ|実際にやった5人の本音と注意点
注文住宅を建てた5人の費用体験談


ここからは、実際に注文住宅を建てた5人の費用のリアルな体験談です。
※体験談は取材・アンケート・公開されている評判をもとに、個人が特定されないよう一部再構成しています。
付帯と諸費用で300万超過(36歳)
一昨年の秋でした。最初に本体価格の見積もりをもらったとき、3,400万くらいで、これなら土地と合わせて5,000万で収まるなと、わりと軽い気持ちで判子を押す手前まで行っていたんです。
妻と二人、展示場の小さい商談ブースで、コーヒーが薄かったのだけ妙に覚えています。
問題はそのあとでした。地盤調査をしたら改良が必要だと言われて、外構もうちは角地なのでフェンスがぐるっと要って、給排水の引き込みも道路から距離があって。
気づいたら付帯工事だけで500万近く積み上がっていました。本体価格しか見ていなかった自分が、いちばん甘かったと思います。



本体だけ見て安心、付帯で青ざめる。あるあるなんですよね。
さらに諸費用。登記やローンの保証料、火災保険、それと引っ越しやカーテン、照明。こういう細々したのが現金でけっこう出ていくんですよね。
家具なんてあとでいいやと思っていたのに、カーテンがない部屋で寝るわけにもいかず。
最終的に、当初5,000万のつもりが5,300万ちょっと。300万のオーバーです。たかが300、されど300で、貯金の取り崩し方が変わってきます。妻に「これ、誰が払うんですかね」と冗談みたいに言われて、いや僕ですけど、と。
いま住み始めて1年半。家自体には満足しています。ただ、最初にもらった本体価格の見積もり、あれを総額だと思い込んでいた頃の自分に、もうちょっと内訳を疑えと言ってやりたい。まあ、終わったことなんですけど。
坪単価のからくりに気づいた(41歳)
最初に営業さんに言われた坪単価は、たしか55万でした。うちは35坪で建てるつもりだったので、単純にかけ算して1,900万ちょっと。ずいぶん安いじゃないかと、その場では思ったんです。今思えば、そこが入り口でした。
実際に詳細な見積もりが出てきたら、本体だけで3,200万。坪単価に直すと90万を超えていました。なんでだ、と。
営業さんに聞いてみたら、最初の坪単価は標準仕様のいちばん素っ気ない状態の数字で、そこにオプションやら何やらが乗っていくと、という説明で。
要するに坪単価って、会社によって何を含めて計算しているかがバラバラなんですよね。あとから分かったのは、こういう内訳でした。



坪単価だけ見て決めると、あとで「こんなはずじゃ」になりがちなんです。
- 広告の坪単価は本体のみ
- 設備グレードで大きく動く
- 付帯・諸費用は別計算
だから単純な坪単価の比較って、ほとんど意味がないんだなと。同じ「坪60万」でも、A社とB社で含まれているものが全然ちがう。坪単価ではなく、内訳まで揃えた総額で比べるようにしてからは、各社の本当の高い安いが見えてきました。
ちなみに最終的にうちが建てたのは、最初に坪55万と言ってきた会社ではないところです。坪に直すと70万くらいでしたが、含まれているものが多くて、結果的にそこがいちばん総額で安かったんです。
最初の55万という数字、結局なんだったんだろうと、家のローン明細を見るたびに、たまに思い出します。
相見積もりで400万下がった(32歳)
正直に白状すると、最初に行った1社で勢いよく決めかけていました。営業さんの感じも良くて、間取りも気に入って、もう他は見なくていいかな、と。契約書の説明まで進んでいたんです。
止めたのは妻でした。「一回くらい他も見てから決めようよ」と。面倒だなと思いつつ、一括の見積もりサイトで何社かに同じ条件を出してみたんです。35坪・4LDK、予算は同じ。そうしたら、これが見事に各社バラバラで。
同じような家なのに、安いところと高いところで400万近く違ったんですよ。内訳を並べると、差が出ていたのはこのあたりでした。
- 基礎と断熱の標準仕様
- 住宅設備のメーカー
- 付帯工事の含み方
最終的に、最初に決めかけていた会社とは別の、いちばんバランスの良かったところにしました。総額でいうと、当初の1社よりだいたい380万くらい安くなった計算です。
あのまま1社で決めていたら、何百万も損していたと思うと、今でも少し背筋が寒くなります。
今はその家のリビングで、休みの日に子どもとプラレールを敷き詰めて遊んでいます。床暖房を入れた部屋で、冬でも子どもが裸足で走り回っているのを見ると、まあ最初の1社で焦って決めなくてよかったなと、しみじみ思います。
妻には「あのとき止めてよかったでしょ」と、ことあるごとに言われています。返す言葉がありません。
諸費用を完全に見落とした(33歳)
いちばん参ったのは、諸費用というやつです。本体と付帯で予算を組んで、よし収まった、と安心していたら、最後の最後で「諸費用がだいたい200万ほどかかります」と。聞いてないよ、と思わず口に出しそうになりました。
内訳を見せてもらうと、登記の費用、ローンの事務手数料に保証料、火災保険に地震保険、それと不動産取得税やら印紙やら。一個一個はそこまで大きくないのに、足すと200万。
しかもこれ、ローンに組み込みにくくて、現金で用意してくださいと言われたのが地味にきつかった。



諸費用や付帯工事は本体価格に入っていないこと、本当に多いんです。
住宅ローンで全部まかなえると思い込んでいたのが、完全に誤算でした。家の値段ばかり見ていて、買うこと自体にかかるお金を、まったく頭に入れていなかったんです。
結局、本体の仕様を一部見直して削れるところを削り、それでも足りない分は親に少し頭を下げて一時的に借りました。33歳にもなって親に金を借りるとは、と。
電話口で「家を建てるのにお金が足りなくて」と言うときの、あの間の悪さ。返済はもう終わりましたけど、あのときの電話のかけにくさは、いまだに忘れられません。
だから諸費用は別枠で現金を持っておけ、と人には言いたい。言いたいんですけど、自分も結局その場にならないと実感できなかったので、どこまで伝わるのか。こればっかりは、人によるのかもしれません。
地盤改良で200万のせられた(42歳)
そもそも、なんであの土地を選んだんだっけ、と今でもたまに考えます。日当たりが良くて、駅から歩ける距離で、値段も手頃で。いい土地を見つけたと、その時は本当に喜んでいたんです。
ところが、いざ建てる段になって地盤調査をしたら、軟弱地盤だと。改良工事が要りますと言われて、その費用がおよそ200万。
土地の値段が手頃だったのには、ちゃんと理由があったわけです。元は田んぼだったと、近所の人にあとから聞きました。
地盤改良の費用は、土地を買う前にはほぼ分からないのが厄介なところです。調査してみないと出てこない。だから予算には、見えない200万みたいなものが、最初から潜んでいたことになります。



安い土地ほど地盤改良が必要なケース、けっこうあるんです。
総額でいうと、土地と建物と諸費用ぜんぶで4,800万くらい。当初の想定からは200万以上ふくらみました。安く土地を買ったつもりが、結局その分を地面の下に埋めたようなものだなと、妙に納得したのを覚えています。
家は気に入っています。地震が来ても、まあこの地盤改良した分は安心だろうと。表面に出ないところに200万かけたわけですが、見た目には何も残らないお金というのは、なんとも言えない気持ちになります。
高い保険料を先払いしたと思うことにしました。妻には「考え方がポジティブすぎる」と笑われていますけど。


最後に、費用についてよくある質問にまとめて答えます。
家を建てる前に、無料の一括資料請求で複数社を比べるだけで、同じ家が数百万円安くなることも珍しくありません。僕が350万円損したのは、相見積もりをせず1社だけで決めたからです。気になるものから無料で取り寄せて、見比べてみてください。
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よくある質問
この記事に関連して、よくいただく質問をまとめておきます。
- 注文住宅は結局いくらかかりますか?
-
全国平均で3,800万〜4,500万、土地込みなら4,500万〜5,500万です。本体工事が約70%、付帯工事が20%、諸費用が10%の内訳。
「本体価格2,500万」みたいな広告は付帯と諸費用が抜けてるので、最終的に+1,000万乗ると思っておいた方がいいです。
- 坪単価だけで総額は判断できますか?
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判断できません。坪単価は本体工事のみで、付帯工事(外構・地盤改良・水道引込)と諸費用(登記・ローン手数料)が含まれてないからです。
坪単価60万×35坪=2,100万に見えても、最終支払いは3,200万くらいになるのが普通です。総額で比較してください。
- 年収500万円でいくらの家が買えますか?
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目安は3,000万〜3,500万、年収倍率6〜7倍です。月返済8万〜10万、手取り月33万に対して28%。これ以上組むと教育費と老後資金が削られます。
頭金300万入れて借入を3,000万に抑えるのが現実解。地方郊外なら土地込みで建てられる価格帯です。
- 費用を安く抑えるにはどうすればいいですか?
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効くのは①相見積もり3社以上(200〜400万圧縮)②延床コンパクト化(30坪に絞る)③設備グレードは中位で固定の3点。逆に「ハウスメーカーキャンペーン」「期間限定値引き」はほぼ効果なしです。値引きじゃなく、競合の存在が価格を下げます。
- 見積もりは無料でもらえますか?
-
無料です。タウンライフ家づくりやLIFULL HOME’Sなど一括見積もりサイトで、5〜8社から無料で間取り+見積もりが届きます。
展示場で1社ずつ取るより圧倒的に早くて、しつこい営業も比較的少なめ。費用を抑える第一歩はまず複数見積もりを集めることです。
- 注文住宅と建売はどっちが安いですか?
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総額は建売が500万〜1,500万安いです。建売3,500万vs注文4,500万が相場差。ただし注文は間取り自由・断熱グレード選択・将来の修繕費が抑えられるメリットがあるので、長期コストで見ると差が縮まります。短期予算なら建売、30年スパンで考えるなら注文の方が得な場合も多いです。
- 注文住宅でローコスト住宅はやめた方がいいですか?
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「やめた方がいい」は言い過ぎですが、断熱と耐震だけは妥協厳禁です。ローコストでも断熱等級5・耐震等級3が取れる会社を選んでください。
タマホーム・アイダ設計・アキュラホームあたりは仕様確認すれば普通に住める家が建ちます。安かろう悪かろうの会社は逆に光熱費で損します。
- 注文住宅の付帯工事はいくらかかりますか?
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目安は本体の20%、500万〜800万です。内訳は外構100〜200万、地盤改良50〜150万、水道ガス引込50〜100万、照明カーテンエアコン100〜200万、登記諸費用100万。「本体だけ」の見積もりに騙されないで、付帯込みで比較してください。
- 注文住宅の費用で値引き交渉はできますか?
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できます。相見積もりがあれば100万〜300万の値引きは普通に出ます。営業の決算月(3月・9月)と「他社見積もり提示」のセットが最強。
逆に1社のみで進めると値引きは50万出ないことが多いです。値引きは技術じゃなく、競合の存在で決まります。
- 注文住宅の費用体験談はどこで読めますか?
-
本記事の「注文住宅を建てた5人の費用体験談」H2にまとめてます。3,500万で建てた人、5,500万で建てた人、相見積もりで300万下げた人、付帯工事の見落としで500万追加した人など、リアルな数字が並んでます。予算組みの参考にしてください。
家を建てる全体の流れを最初から確認したい人は注文住宅の流れと始め方|7ステップと建てた5人の本音を読むと、抜けてる手順がないかチェックできます。
大手ハウスメーカーで建てた人の実例として、住友林業の平屋の坪単価はいくら?実際に建てた5人の総額と本音も参考になります。総額の内訳がリアルです。
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まとめ:相場を知り、複数社で“自分の適正額”を確かめよう


注文住宅の費用は、土地付きで約5,000万円、建物のみで約3,500万円が全国平均の目安。ただし本当に大事なのは、平均ではなく「自分の条件での適正額」を知ることです。
あらためて、この記事の要点をまとめます。
- 土地込み平均は約5,000万円
- 総額は本体の1.3倍が目安
- 返せる額で予算を組む
- 相見積もりで適正額を知る
家は人生で一番大きな買い物。まずはタウンライフ家づくりで、間取りと見積もりを無料でもらい、自分の適正額を確かめてみてください。
浮いた数百万円は、子どもの進学や、家族との時間に回せるお金です。僕がムダにした350万円を、あなたには本当に大切なことに使ってほしいと思っています。
「結局、自分にはどれが合うんだろう?」と迷ったら、ここで紹介した会社を含む主要8社を、実際に使った本音で比較した総合ランキングが参考になります。タイプ別の選び方もまとめています。












