ハウスメーカーを一社だけで決めても大丈夫です。ただし、総額・性能・契約日・標準の範囲・その会社を選ぶ理由の5つを、紙と数字で言えるときだけで、1つでも空欄なら、今の会社はそのままに比べる相手を1社分だけ足してください。
| 条件 | うまっている形 | 空欄なら |
|---|---|---|
| ①総額 | 付帯と諸費用まで 入った紙がある | 1社分足す |
| ②性能 | 断熱と耐震を 等級で言える | 1社分足す |
| ③契約日 | その日の理由を 自分で言える | 今の会社に 聞き直す |
| ④標準の範囲 | 追加になる物の 一覧がある | 今の会社に 出してもらう |
| ⑤選ぶ理由 | 人のほかに 理由が1つある | 1社分足す |
【PR】【運営者】あいみつ
※本記事の金額・内容は一例です。制度の記述は、2026年10月8日に国土交通省のページで確かめた内容です。
③と④が空欄なだけなら、他社を見なくても今の会社に聞けば埋まります。①②⑤が空欄のときは、今の会社の中をいくら見ても答えが出ないので、外に物差しを1本だけ立てます。
担当さんに不満はないのに、「何社見たの?」と聞かれて「1社」と答えたあと、急に心配になった人に向けて書いています。
僕は2021年に、他社をひとつも見ないまま1社で契約しました。そのとき一度も不安にならなかった側なので、今ちゃんと不安になれている人に、何を確かめれば落ち着けるのかを表と聞き方の文例にまとめました。
\ 1社で決める前に、家で比べる /
展示場に行く前に、同じ条件で複数社の間取りと見積もりを並べておく。それだけで、僕が1社だけで契約して払った350万円の差はかなり防げます。まずは家にいながら無料で取り寄せて、比べる土台を作ってください。
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| もらえるもの | ||
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| 依頼先の選び方 | ||
| ◎ 気になる会社を 自分で選ぶ | ○ こだわり条件 で絞る | ○ 資料は自分で 選ぶ |
| 断りたいときの窓口 | ||
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あいみつ|「みんなの住宅失敗談」運営者。35歳・会社員(住宅・不動産業界の人間ではありません)。
- 2022年に35坪4LDKを建築
- 総額は約4,200万円
- 1社契約で350万円高くついた
- 2026年に不動産一括査定5社を実測
- 査定差は330万円
- 家づくりの失敗談を集めて発信中
合言葉は「家を買うときは必ず相見積もりを取れ」。プロフィールの続きを読む
ハウスメーカー一社だけで不安なのは、物差しがないから

その不安は、今の会社が悪いという合図ではなく、比べる物差しを1本も持っていないという合図です。物差しがないと、いい話を聞いても「本当かな」が消えません。
順番に見ていきます。
不安を5つに分けてみる

「一社だけで不安」をそのまま抱えていると、全部を比べ直したくなります。けれど中身を分けると、比べれば消える不安と、比べても消えない不安がまざっています。
| 不安の中身 | 比べると | 効く手 |
|---|---|---|
| 金額が 高いかも | 消える | 1社分を 横に並べる |
| 性能は 足りるか | 半分消える | 等級を聞く +1社分 |
| 間取りが ベストか | 消える | 他社の案を 1つ見る |
| 担当を 信じていいか | 消えにくい | 約束を 紙でもらう |
| 決めるのが 早すぎないか | 消えない | 日の理由を 言葉にする |
金額と間取りの不安は、比べる相手が1つあるだけでかなり小さくなります。反対に「担当を信じていいか」は、他社の担当と並べても答えが出にくく、今の会社に言ったことを紙にしてもらうほうが早く落ち着きます。
比べないまま決めると、金額のどこで差がつきやすいのかは、注文住宅で相見積もりを取らないと起きることにまとめています。
自分の不安が表のどの行かを先に決めると、やることが半分になります。ここでは、比べると消える行が1つでもある人を「1社分足す人」として話を進めます。
1社で決める人はめずらしくない

ハウスメーカーを1社だけで決めること自体は、めずらしいことでも、まちがいでもありません。問題になるのは社数ではなく、選んだ理由を自分で言えるかどうかです。
知恵袋の「いきなり1社に絞るのは無謀か」という相談でも、回答は「1社とじっくり話すほうが良い家になる」と「自信がないなら比べるべき」に分かれていました。どちらが正しいかではなく、自分がどちら側の条件にいるかで答えが変わります。
1社と深く進めるよさもあります。打ち合わせの時間を1つの間取りを詰めることに使え、同じ説明を何社にもくり返さずに済みます。そのよさを保ったまま不安だけを消すのが、次の章の5つの条件です。
僕は不安にすらならなかった

2021年、最初の展示場から契約まで3か月ありましたが、僕は一度も「1社だけで大丈夫か」と思いませんでした。比べる相手がいないと、不安になる材料すら手元にないからです。
見積書の金額を見ても、高いのか安いのかを考える入口がありませんでした。相見積もりという言葉も知らず、確かめたのは「予算に収まっているか」だけです。
あいみつ一社だけで不安になれている人は、不安にならずにハンコを押した僕より、一歩先にいます。
なので、その不安を「気にしすぎ」で片づけないでください。かといって、全部やり直す必要もありません。どこが空欄なのかを、次の5つで確かめます。
一社だけで決めていい5つの条件


5つすべてを紙と数字で確かめられるなら、比べずに決めても大きく外すことはありません。1つずつ、今の会社に聞く一言をつけて並べます。
順番に見ていきます。
①総額が紙で出ている


1つ目は、建物の値段ではなく、住みはじめるまでに払う総額が1枚の紙で出ているかです。口で聞いた「だいたい○○万円」はうまっていない扱いにします。
聞く一言は「地盤、外構、カーテンと照明、エアコン、登記やローンの費用まで入れた総額を、1枚にしてもらえますか」です。僕の見積もりは、地盤改良が約80万円、外構が約200万円と、あとから乗ってきた行がいくつもありました。
総額の紙が出たら、その数字が自分たちの予算の目安に入っているかを見ます。1社しか見ていないと、この紙が出ても「高いか安いか」は決まりません。そこで①が空欄のときは、他社の総額を1つ並べる必要が出てきます。
まだ金額が決まらない項目があるなら、注文住宅の総額はいつ把握できるかの段階表で、後から確定する物と聞けば埋まる空欄を分けられます。
②性能を等級で言える


2つ目は、断熱と耐震を「いい家です」ではなく、等級の数字で言えるかです。数字で言えれば、あとで他社の話を聞いても比べられます。
国土交通省によると、2025年4月以降に工事を始める住宅は、省エネ基準に合わせることが義務になりました。
基準は遅くとも2030年までに引き上げる予定とされています。聞く一言は「標準の断熱等性能等級と耐震等級はいくつですか。上げるといくら増えますか」です。
僕は断熱を標準の等級4のまま上げず、最初の冬の朝、寝室からトイレまでの5メートルで足の裏がじんじんしました。当時は等級という言葉を知らず、聞くこともできませんでした。数字が出ても多いか少ないか分からないなら、②も空欄として1社分を足します。



標準の断熱が等級いくつかは、聞けば数字で答えてもらえるものでした。それを知ったのは、住みはじめた後です。
③契約日の理由を言える


3つ目は、契約の日をその日にする理由を、自分たちの言葉で言えるかです。土地の引き渡し、子どもの入学、ローンの手続きなど、自分の側の理由があればうまっています。
理由が「キャンペーンの期限」「金利が上がる前に」だけなら、今の会社に聞き直します。
聞く一言は「この日を過ぎると何が変わりますか。紙で見せてもらえますか」です。答えが紙で出れば、その条件を自分で比べて決められます。
知恵袋には、2社のうち1社は見積もりが7割ほどの段階で契約し、もう1社は8割満足するまで詰めてから、という相談もありました。回答は「契約後の変更は費用がかかるので、契約前に詰めるべき」が中心です。日を決めるのは、どこまで詰めたかとセットで考えてください。
④標準と追加の線が分かる


4つ目は、今の見積もりの中で、標準で入っている物と、追加になる物の線が見えているかです。この線が見えないと、契約したあとの打ち合わせで総額が動きます。
- キッチン・お風呂のグレード
- 窓の種類と数
- コンセントと照明の数
- 床材と建具の種類
- 収納の棚やカウンター
聞く一言は「標準の仕様書と、よく追加になる物の一覧をもらえますか」です。これは他社を見なくても、今の会社が出せば埋まります。もらった一覧の読み方は注文住宅の標準仕様を比較表にする方法に書きました。



④は外を見なくても埋まる条件なので、5つの中でいちばん先に頼むと話が進めやすくなります。
⑤人のほかに選ぶ理由がある


5つ目は、この会社を選ぶ理由が、担当さんの人柄のほかに1つあるかです。構造、性能、間取りの考え方、保証のどれか1つを、他社とのちがいとして言えればうまっています。
担当さんで選ぶのは悪いことではありません。ただ「他社とのちがい」は、他社を1つも知らないと言えないので、⑤は1社だけではうまりにくい条件です。担当さんとの相性で決めるときの考え方はハウスメーカーを営業との相性で決めるときの条件にまとめています。



①と②と⑤が空欄でした。結局、全部比べ直しになるんでしょうか。
全部ではありません。①②⑤は、外の会社を1社分だけ横に置けば、まとめて埋まる条件です。次の章で、その1社分をいちばん少ない手間で足すやり方を書きます。
一社だけの不安を消す最小の手間は1社分


足すのは1社分、手間は「条件メモ1枚」と「家で取り寄せる」で足ります。週末ごとに出かけ直したり、打ち合わせを一からやり直したりする必要はありません。
順番に見ていきます。
今いる段階で足し方を変える


足すものは、今の会社とどこまで進んでいるかで変わります。進んでいるほど、足すのは「今の紙と並べられる物」だけに絞ります。
| 今の段階 | 足すもの | 気をつけること |
|---|---|---|
| 話を 聞いただけ | 条件メモと 1社分の間取り | 今がいちばん 軽く足せる |
| 間取り案が 出た | 1社分の間取り と資金計画 | 図面は 渡さない |
| 見積もりが 出た | 1社分の 資金計画 | 総額の箱を そろえる |
| 契約前で 日の候補が出た | 返事の日から 逆算する | 日程が苦しい なら日を相談 |
まだ契約の前で、今の会社から契約日の候補が出ているときは、その日の1週間前には比べ終わっている形にします。日程が苦しいときは、無理に詰めこまず、今の会社に返事の日を相談するほうが確実です。
もう1社に初めて相談する日の準備は、ハウスメーカーの初回打ち合わせで聞かれることにまとめています。今の会社の図面を渡さず、自分たちの条件を伝えられます。
条件メモを1枚つくる


比べる前に、今の会社に伝えた条件を1枚に書き出します。条件がそろわないまま取り寄せると、届いた案が今の紙と並べられません。
- 建てる場所と土地の広さ
- 延床面積と階数
- 部屋の数と家族の人数
- ゆずれない設備を3つ
- 全部込みの予算の目安
- 住みはじめたい時期
今の会社の見積書から、延床面積と部屋の数を書き写すのがいちばん早いです。比べるときにつまずきやすいのは「条件がそろわず並べられない」ことなので、このメモが1枚あれば、その困りごとは頼む前に小さくできます。
同じ条件メモを渡しても、見積もりの段階が違えば比べにくくなります。見積もりを揃えるタイミングで、概算と詳細のどちらを頼む段階かもそろえてください。
今の会社の図面は渡さない


他社には、今の会社が描いた図面や見積書をそのまま渡さず、条件メモだけを渡します。図面は今の会社が時間をかけた仕事なので、条件だけ渡すほうが角が立ちません。
もう1つの理由は、同じ図面を渡すと、他社が「今の案を少し直した物」しか出せなくなることです。条件だけを渡せば、その会社なりの間取りの考え方が出てくるので、⑤の「他社とのちがい」が見えます。
今の会社の金額を他社に言う必要もありません。並べるのは自分の手元だけで十分です。
家で1社分を取り寄せる


週末をもう使えない人は、出かけずに家で1社分の間取りと資金計画を取り寄せる方法があります。今の会社の紙と同じ形の物が1つ届けば、①②⑤がまとめて埋まります。
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今の1社がある人は、依頼先を今の会社と同じくらいの価格帯から1〜2社だけ選び、要望欄には条件メモをそのまま書き写します。忙しくて電話に出にくい人は、その旨も要望欄に書いておくと話が進めやすくなります。
僕自身は2021年に家づくりを進めたとき、注文住宅の一括資料請求を使っていません。すでに契約した人や、5つの条件が全部うまっている人には必要ないサービスです。ほかのサービスとのちがいは注文住宅の一括資料請求でおすすめのサイト比較にまとめています。
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申し込みのコツ:会社を選ぶ画面では「まとめて選択」か3社以上にチェック(1社だけでは比べられません)。電話番号・住所を正確に入力すると、提案が届きやすくなります。
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他社を1社分見ることを今の会社にどう伝えるか


伝えるなら「決める前に、同じ条件でもう1社分だけ並べてから、○日にお返事します」の一言と、返事の日だけで足ります。比べる理由を細かく説明したり、謝ったりする必要はありません。
言い出しにくいのは、担当さんがいい人だからだと思います。けれど、家を建てる会社の人にとって、お客さんが比べるのは毎日のことです。返事の日を自分から言うと、相手も予定が立てやすくなります。



承知しました。では○日にお返事をお待ちしていますね。
まだ「第一候補です」と言うかどうか、会社名を出すかどうかで迷う人は、ハウスメーカーに本命と伝えるときの言い方に場面ごとの文例を置いています。比べた結果ほかの会社にすると決めたときの伝え方は、ハウスメーカーの断り方と理由の伝え方が参考になります。
比べた結果、今の会社に戻るのも正解


1社分を並べた結果、今の会社に戻るのは遠回りではなく、いちばん納得して決められる形です。比べたのは今の会社を疑うためではなく、選ぶ理由を自分で言えるようにするためだからです。
順番に見ていきます。
並べた結果は3つに分かれる


今の会社の紙と1社分を並べると、結果はおおむね次の3つのどれかになります。どの結果でも、次にやることは1つに決まります。
| 並べた結果 | 次にやること |
|---|---|
| 総額も中身も近い | 安心して今の会社へ |
| 今の会社が高く 中身も上 | その差に払うか 夫婦で決める |
| 差の理由が 分からない | 今の会社に聞いて 答えで決める |
いちばん多いのは、1つ目か2つ目だと思います。どちらも今の会社で決めてよく、ちがうのは「選んだ理由を言えるようになった」ことだけです。そのちがいが、契約したあとの打ち合わせで効いてきます。



今の会社に戻ったとしても、理由を言えるなら、それはもう「なんとなく1社」ではありません。
差を今の会社に聞く一言


差の理由が分からないときは、他社の名前や金額を出さずに、「この総額の中で大きい物を3つ、金額つきで教えてください」と聞きます。値段を下げてもらうための質問ではなく、中身を知るための質問です。
構造、断熱、窓、保証のように、物と数字で答えが返ってくれば、その差に払うかどうかを自分で決められます。並べ方がうまくいかないときは、注文住宅の見積もりが違いすぎるときの差の探し方で、面積と範囲をそろえる順番を確かめてください。
比べ役を足して2社で迷う状態になったら、ハウスメーカー2社で迷ったときの決め方で、残った差を条件・お金・変えにくい物に分けてください。
夫婦で決める日を先に決める


比べ始める前に、夫婦で「○日までに決める」を先に決めておきます。終わりの日があると、比べることが迷いに変わりません。
片方は「もう今の会社でいい」、片方は「一度は比べたい」と温度がちがうのはよくあることです。その場合は、比べたい側が条件メモを作り、決める日を守る役も引き受けると、もう片方も付き合いやすくなります。



並べた1社分が今の会社とほとんど同じなら、夫婦で「ここにしよう」と言いやすくなりますね。
2社目、3社目と増やしたくなったら、決める日を延ばすかどうかを先に話します。何社まで見るかの目安はハウスメーカーは何社回るのがいいかに数字でまとめました。
1社で契約した僕が、あの3か月に戻れたら足すこと


戻れるなら、他社を何社も回るより先に、条件メモを1枚作り、1社分の総額と断熱の等級を今の会社の紙の横に置きます。それだけで、5つの条件のうち3つが埋まっていたはずです。
契約の日、僕は「いい買い物をした」と得意げでした。営業さんと握手をして、帰りに家族でファミレスに寄り、ちょっといいデザートを頼んだのを覚えています。
翌年の春、会社の同僚が、坪数も間取りもほぼ同じ家を、5社に同じ条件で見積もりを頼んで、うちより総額で約300万円安く建てたと聞きました。一番恥ずかしかったのは、比べなかったことより、あの日浮かれていた自分です。



今の会社をやめてほしいわけではありません。僕がほしかったのは、選んだ理由を言える1枚の紙でした。
建てた家は、今も毎日帰る場所として気に入っています。だからこそ、あの3か月のどこかで1社分だけ横に置いていれば、同じ会社を選んでいても、もっと落ち着いてハンコを押せたと思っています。
もう1社で契約した人へ


請負契約が済んでいるなら、他社と比べる段階は過ぎています。ここから効くのは、打ち合わせで追加の物を1つ決めるたびに「それを入れたら総額はいくらになるか」を紙で確かめることです。
ハンコを押したあとに金額が上がる話が出たときの考え方は、注文住宅の契約後に値上げされたときの線引きに書きました。比べなかったぶんは、これからの1つ1つを紙で決めることで取り戻せます。
契約の中身で困ったときは、国土交通大臣が指定した住まいの相談窓口「住まいるダイヤル」に電話で相談できます。今の会社と話す前に、聞きたいことを整理する場として使えます。
注文住宅を一社だけで決めるときのよくある質問


- 注文住宅を一社だけで決めるのは普通ですか?
-
めずらしくありません。担当さんや間取りに納得して、1社で決める人もいます。普通かどうかより、5つの条件が紙で確かめられているかで判断してください。
- ハウスメーカーを1社しか見てないまま、契約日の候補が出ました。延ばしてもいいですか?
-
まだ契約の前で、延ばしたい理由があるなら、相談して構いません。「同じ条件でもう1社分だけ並べてから、○日にお返事します」と、新しい返事の日を自分から伝えるのが話しやすい形です。その日を過ぎると何が変わるのかも、紙で確かめておきます。
- 今の担当さんに悪くて、他社を見ると言い出せません。
-
言わずに1社分を取り寄せて、手元で並べるだけでも構いません。言うなら、理由の説明や謝る言葉はいらず、返事の日だけ伝えれば十分です。比べたうえで今の会社に戻るなら、担当さんにとっても悪い話ではありません。
- 比べたら今の会社のほうが高かったとき、どうすればいいですか?
-
まず、総額にふくまれる範囲と面積がそろっているかを確かめます。そろえても高いなら、今の会社に「総額の中で大きい物を3つ、金額つきで」と聞き、その差に払う価値があるかを夫婦で決めます。他社の金額を相手に伝える必要はありません。
- 一社だけが不安なとき、何社足せばいいですか?
-
まずは1社分で足ります。今の会社と同じくらいの価格帯の会社を1つ並べれば、総額・性能・選ぶ理由の3つが埋まります。1社分でも差の理由が分からないときだけ、もう1社足してください。
- 比べている途中で、別の会社から家に来たいと言われたらどうしますか?
-
まだ候補を決めていない段階なら、打ち合わせの場所を自分たちで選んで構いません。土地を見てもらう必要があるときは、建てる場所での待ち合わせにする方法もあります。決める日までの予定を先に伝えておくと、話がかみ合います。
- 建築条件付きの土地でも、ほかの会社と比べるべきですか?
-
建築条件付きの土地は、建てる会社が土地とセットで決まっています。比べる相手は会社ではなく、別の土地と別の会社の組み合わせになります。まずは今の土地で、標準の範囲と追加になる物の一覧をもらってください。
- 夫が「もう1社で決めていい」と言っています。どう話せばいいですか?
-
「やめたい」ではなく「1社分だけ並べて、○日に決めよう」と、終わりの日をつけて話すと受け入れられやすくなります。条件メモと取り寄せは比べたい側が引き受けると、相手の手間が増えません。
- もう1社で契約しました。比べなかったことは取り返せますか?
-
他社と比べる段階は過ぎていますが、これからの打ち合わせで追加を1つ決めるたびに、総額がいくらになるかを紙で確かめることはできます。僕は契約後の打ち合わせの後半で判断が雑になったので、ここで紙を残す習慣がいちばん効くと思っています。
まとめ:ハウスメーカー一社だけで不安なら、空欄を1社分で埋める


ハウスメーカーを一社だけで決めていいかは、5つの条件が紙と数字でうまっているかで決まります。空欄が③④なら今の会社に聞き、①②⑤なら1社分だけ横に置けば足ります。
あらためて、この記事の内容をまとめます。
- 不安は物差しがない合図
- 5条件が紙でうまれば決めてよい
- ③④は今の会社に聞く
- ①②⑤は1社分を足す
- 図面でなく条件メモを渡す
- 今の会社に戻るのも正解
家は、建てたあとに何十年も住む買い物です。契約の前の数週間に1社分を並べる手間は、そのあとの長い時間にくらべれば小さなものです。
週末を使わずに1社分を足したい人は、条件メモを要望欄に書き写して、家で間取りと資金計画を取り寄せるのがいちばん手早い方法です。今の会社の紙と並べて、選ぶ理由を自分の言葉にしてから、落ち着いて返事をしてください。
家づくり、こんなところで止まっていませんか?
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- 総額でいくらできるか見えない
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- 1社の話だけで決めていいか迷っている
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